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米国株、4日ぶり反落 ダウ89ドル安 ギリシャ支援に不透明感

2012年02月11日 07時57分52秒 | Weblog
米国株、4日ぶり反落 ダウ89ドル安 ギリシャ支援に不透明感

【NQNニューヨーク=古江敦子】10日の米株式相場は4営業日ぶりに反落した。

ダウ工業株30種平均は前日比89ドル23セント(0.7%)安の1万2801ドル23セントで終えた。

欧州連合(EU)が9日夜のユーロ圏財務相会合でギリシャ向け追加金融支援の結論を持ち越し、同国の債務問題の先行き不透明感から幅広い銘柄に売りが出た。

 EUは支援を決める前に緊縮策関連の法案成立や歳出削減策の明示などを同国に求めた。

前日までは同国が無秩序な債務不履行を回避できるとの期待が強かったが、支援の決定が15日の次回会合まで延期され、投資家心理が悪化した。

ギリシャでは緊縮策に対する民衆の抗議活動が週末も続く見通しで、投資家が運用リスクを回避する目的で株式に売りを出した。

 ダウ平均が約3年9カ月ぶりの高値圏で推移していたため、週末とあって相場の過熱感を警戒した利益確定目的の売りも出やすかった。

 この日発表の米経済指標が低調だったことも売りを誘った。

2月の消費者態度指数(速報値)は前月から低下し、市場予想も下回った。

昨年12月の米貿易赤字が前月から拡大したことも、米景気の回復ペースが速まるとの期待を後退させた。

 バーナンキ米連邦準備理事会(FRB)議長が午後に米住宅市場について講演したが、市場の関心は欧州にあり、相場への反応は限られた。

 ハイテク株の比率が高いナスダック総合株価指数も4営業日ぶりに反落し、23.35ポイント(0.8%)安の2903.88で終了した。

 業種別S&P500種株価指数は全10業種が下落し、「エネルギー」や「素材」、「IT(情報技術)」が大幅に下げた。

売買高はニューヨーク証券取引所(NYSE)が約7億5000万株(速報値)、ナスダック市場は約17億株(同)だった。

 ダウ平均の構成銘柄では非鉄のアルコアや化学のデュポンなどの下落が目立った。

国際エネルギー機関(IEA)が2012年の世界の石油需要見通しを下方修正し、目先の収益が縮小するとの思惑から石油株のシェブロンとエクソンモービルが売られた。

四半期決算が市場予想を下回り、12年12月期の設備投資を前年から減らす姿勢を示した米石炭大手のアーチ・コールも下げた。

 一方、前日夕に大幅な増収増益決算と市場予想を上回る売上高見通しを発表したビジネス向け交流サイト(SNS)のリンクトインが18%近く上昇した。

増配を発表した米物流大手UPSは小高く終えた。ダウ平均の構成銘柄で上昇したのはホームセンター大手ホーム・デポだけだった。

CME日経225先物 8940円

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