CAPITAL DIATY ~『資本論』ダイアリー

マルクス『資本論』日記

全集のほうは今日から商人資本、文庫は三分冊目。

2020年11月28日 | Kapital

・『マルクス・エンゲルス全集』25a(資本論) 第3巻第4篇 商品資本および貨幣資本の商品取引資本および貨幣取引資本への転化(承認資本) 

・『資本論三』(岩波文庫/向坂逸郎訳) 第14章絶対的剰余価値と相対的剰余価値

全集のほうは今日から商人資本、文庫は三分冊目。英文のほうは読めなかった。


本書は対話形式で『資本論』の全3巻のエキスをまとめてある

2020年11月28日 | Kapital

『資本論』の入門書や概説書は数多いが、自分の知る限り、この「いまこそ『資本論』(嶋崇著 朝日新書)」ほど平易で分かりやすい入門書はない。ほとんどの本が研究者によって書かれたものであるのに対し、これはいわば一般人によるもの。

学者が書くとどうしてもあれもこれも含まれて内容が重厚になりがちだけど、本書は対話形式で『資本論』の全3巻のエキスをまとめてあり、抵抗感なく読み進めることができる。

いきなり『資本論』を読み始めても、いくつもの前書きで嫌気がさし、そこを抜けても商品のところで挫折するのが関の山。とすればまずは本書で俯瞰的に(!)とらえることがいいと思う。オススメですよ。