『資本論』は分量が多く、中身も難しい。長編の著作は過去に「源氏物語」やトルストイの「戦争と平和」などを読んできたが、読む期間、難易度は『資本論』の比ではない。もちろん専門書と小説の違いはあるけどね。
「源氏」は20年ほど前、日本古典文学全集で頭注や現代語訳をみながら原文を3か月半ほどかかって読んで、内容もよく分かったけど、『資本論』のほうはまだまだ序の口レベル。
『資本論』は分量が多く、中身も難しい。長編の著作は過去に「源氏物語」やトルストイの「戦争と平和」などを読んできたが、読む期間、難易度は『資本論』の比ではない。もちろん専門書と小説の違いはあるけどね。
「源氏」は20年ほど前、日本古典文学全集で頭注や現代語訳をみながら原文を3か月半ほどかかって読んで、内容もよく分かったけど、『資本論』のほうはまだまだ序の口レベル。
映画『マルクス・エンゲルス』予告編
今日5月5日はマルクスの誕生日! この映画、昨年抽選にあたって試写会を見た。オススメです。
宇野弘蔵の著作は難しくて読みずらいものが多い。誰かが「格闘」という語を使っていたが、この本は気楽に読めることもあってよく開いている。最終章は河盛好蔵と小説に関する対談で、宇野がどのようなものを読み、好んだかが書かれていて興味深い。
「宇野浩二はよく読みましたね。あの人のものはおもしろかったからね」(p.244)
宇野浩二は自分も読んでみたけど、あまり面白くなかったな…。
『資本論』は画像に出ている6種類のほかに、高畠訳の改造社版と、大学時代にドイツ語専門書講読のときに使ったディーツ版があるから全部で8種類ということになる。
全巻通読したのは新書版、大月全集版で、あとは必要に応じて開いている。通読するなら一番読みやすいのは抄訳だけど中公バックスだと思う。次が岡崎訳かな。
週末は自転車朝練があるため、平日のように早朝から『資本論』を読むことはない。読んでも文庫をめくるぐらいだが、英語と歴史は資本論に比べれば短い時間でも気楽に読めるので毎日開いている。
テキストは山川の詳説研究。日本史とかわりばんこで読んでいる。中身が詳しく「参考」や「人物」などのコラムがとても充実していて飽きることがない。こちらは読み物としても面白く、日々ランダムに開いている。今月から週末は『資本論』関係以外の本を取り上げようと思う。