最終回、見終わって、久しぶりに面白いドラマを見れてよかったと思いました。
子どもたちとの別れの場面では、ついほろっとしました。
たまに、そのドラマの世界に入りきって、ずっとそこに居続けたいと思うことがあります。
ちょっと危険なのですが、毎日、毎日そのドラマだけを見続けて過ごせたら幸せだろうなと思うような…、ファンタスティック・カップルはそんなドラマでした。
このドラマの舞台は韓国の南の南海(ナムヘ)なのですが、なぜ、ここなのかというと、雪と関係していたのですね。
決して雪が降らない南海で、雪が降ることは奇跡の瞬間なのです。
チョルスの友だちのトックが、カンジャに、雪が降ったら「愛してる」と言っていいと教えたことから、カンジャは雪をいつも待っています。
そのエピソードをうまく、ラストに使いました。
南海に雪が降ったことで、アンナとチョルスにも奇跡が起こったのです。
アンナが本音を言えるのはカンジャだけなのです。
カンジャに別れをわからせるためにカンジャを町に送り、子どもたちにも別れをつげたアンナはカンジャに言います。
「ついて来ないでよ。私は自信がないの。
愛されることも、愛することも…、何もかも。
だから逃げるのに、なぜ、邪魔するの?
あっちへ行って!
これじゃ…動けないじゃない!」
カンジャ
「オンニ、氷になっちゃったの?
なら、私が“チン”してあげる。
“チーン”」
ラストでアンナによって、トックはカンジャと一緒に雪国に送られていました。
カンジャのこわいお兄さんたちと一緒に…。
このドラマと雪の女王はほぼ同時期に韓国で放送されたようです。
このドラマのチョ・アンナこそ雪の女王の名前にふさわしいキャラクターだといえます。
だから、このドラマのタイトルが雪の女王でもよかったかもしれませんね。