クラクラ音的Blog♪

クラシック音楽中心の勝手気ままなブログです(^^♪

R. シュトラウス「4つの最後の歌」

2007年04月14日 | 音楽

     
     エリザベート・シュワルツコップ

今月の13日、14日(つまり今日ですが…)のNHK交響楽団の定期演奏会にアンナ・トモワ・シントウが登場しました。
曲は稀代の名曲、R. シュトラウスの「4つの最後の歌」です。
この曲は歌曲にも関わらず、オケ派の人もよく聴くけっこう有名な曲なんですよね
決して明るい感じの曲ではないので、幸せ一杯のルンルン気分の時に聴いても感動は薄いかもしれません
作曲者のR. シュトラウスが最晩年に書いたという意味では、いわば「白鳥の歌」に通じるからでしょうか。
曲調もイタリア・オペラのアリアのように大きな口を開けて劇場一杯に声を響かせるベルカント的な歌とは相当に違います。
ドイツリートの範疇に入れるべき曲でしょうから、本来は小さなホールでじっくりと聴くのがふさわしいと思います。
もっともオケの伴奏ですから小さいのにも限度がありますね
それでも、あの超巨大なNHKホールでこの曲を演奏するというのはオイラ的には正直云って感心しません

トモワ・シントウはオペラ歌手の歴史にその名を残すこと間違いなしの超一流のソプラノ歌手です
しかし御歳?歳とこの巨大ホールの組み合わせでこの曲を歌うというのはちょっと問題なんではないでしょうかね
昨日の定期演奏会の様子はNHK-FMで実況中継されていましたが、・・・声だけしか聴けないラジオの非情さを感じました。
再びその舞台姿が見られるかどうかわからないのをホールに行った観客の皆さんわかってらっしゃいますからね、盛大な拍手で何度も彼女を舞台に呼び戻していました。
その意味ではこの巨大ホールでの興行は大成功と云えるのかも知れません。
でも、それと歌の出来とは別のお話です

詩情性たっぷりの高度な表現が要求されるドイツ歌曲ということで録音に名を残す歌手も超一流のソプラノ歌手ばかりです。
筆頭はやはりエリーザベト・シュワルツコップでしょうか。
ジョージ・セルと組んだEMI盤が有名です。
カラヤンがグンドゥラ・ヤノヴィッツを起用したDG盤も評判ですね。
上述のトモワ・シントウもカラヤンと録音しています。
あとジェシー・ノーマンやルチア・ポップも録音してます。
よほど好きでないと何枚ものCDを買うことはないでしょうけど、それでもシュワルツコップ盤とヤノヴィッツ盤は是非聴いてもらいたいですね。
しみじみと聴かせるリートのすばらしを堪能してしてください
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「OTTAVA(オッターヴァ)」が開局

2007年04月07日 | 音楽

       
       文章とは関係ありません

(株)TBSラジオ&コミュニケーションズが、クラシック音楽を中心とする専門ステーション「OTTAVA」を2007年4月に開局しました。
もともとは地上デジタルラジオ放送向けらしいけど、そもそもデジタルラジオってなに?という感じでよくわかりませんw
現在は実用化試験放送という段階らしいけど、要はラジオもテレビ同様にデジタル化されるということなんでしょう、おそらく

オイラ的にはインターネット放送としてのラジオ局という聴き方になりますね。
朝から晩まで聴いてるわけでもないし、夜の番組の一部を聴く程度なんだけどクラクラ音好きとしてはけっこうおもしろいと思いますよ。
プログラムごとにブログも併設されていてメールなども送れるようになってるみたいです。

テレビがデジタル化され、ネットも合わせると、光ケーブルとかケーブル局からの引き込み線が家庭に入るようになってきましたがラジオまでとなると…、この先どういう風にしていいのかわかりません
それなりの料金さえ払えばテレビからネットまですべてをカバーしてくれるケーブル局が一番便利なんでしょうけど、まさにそれなりの料金になりますからね

ただいまの放送は「OTTAVA con brio」という番組です。
クラクラ音ではありますが、雰囲気はFM局っぽいです。
ブログはhttp://blog.ottava.jp/ottava_conbrio/
音はけっこう良いので出来れば外付けスピーカーがお薦めかも

駆け出しなので使い方がまだよくわかりませんが、過去番組も聴けるらしいです
どちら様も一度アクセスしてみてください
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