「癌ってなに?」~癌と家族の記憶~

母が癌になりました。
癌など縁がないと思っていた日常が、全くひっかりかえりました since 2005/3/12~

癌と家族

2005-03-19 23:00:58 | 再手術
母の告知をうけ、うちの家族はぼろぼろになっていた。

母は「私は前癌症候群だから、まだ大丈夫」

っと いっているが、、、。”癌なんだから!あんた癌ですから!”っと
私はいいたかった。
でも 言ったら大変なことになるだろう、、。

 とりあえず、退院の次の日 朝、家族の顔をみると普通に振る舞っていた
 父ですら、目が腫れていた。昨夜は21時に全員就寝していたはずだが
  「皆 声を殺して泣いていたんだろうな、、。」

  医者から
  「本人へは嘘を告知しましたので、皆さんはばれないように、
   普段道理ふるまってください。家族のサポートが大事ですから。」
   などと 言われてきたが、、、。
  それは 無理ってもんよ 先生 
  だって ショックで正直サポートどころじゃないですよ!

  実は昨晩 寝ていたはずの母が23時すぎに私の部屋にきた。

 母「正直にいってや。私癌じゃないの?」

 私「先生もいったとおり、癌じゃないよ。」

 母「ほんとに?嘘じゃないの?」

 私「なんで先生が嘘いうのさ!」

 母「そうだよねーでも、また腹切らないとだめなんだよね、、。」
  
 私「仕方ないでしょ」

 母「こうなったら、覚悟きめてもう一度切るかー!」
 って 感じで 決意は固まった様子である。

 しかし、本人より家族の心のほうが不安定である。
 覚悟をきめた母はたくましく、気丈に振る舞っている。
 それが また辛いのだ。
 でも、普段通りに振る舞わないとならない、、。
 精神的プレッシャーに負けそうになる、、。

 
   もっと もっと 強くならなくては!!