いけいけ!!ボランティアナース

日々の出来事等を書いていきます。

熊本地震5月4日②

2016-05-06 13:31:45 | 大震災
■ひろやす荘避難所 活動内容
  ・入浴介助 1名  
  ・JMATチーム往診時の避難者の情報提供
  ・薬剤師会医療チーム往診時の避難者の情報提供
  
 2)ひろやす荘 支援状況
   ・ここ数日で災害対策本部に、ひろやす荘が認知され本部で情報共有されるようになった
    JMAT定期巡回、パンなど食材が昨日、役場?から届いたと。
    ここ数日で支援(食、医療)が入り始めている 今後のひろやす荘について(下記に別途詳細記入)
    
 3)避難者、情報・記録整理
   ・ボランティア間での情報共有、引継ぎ
   
■大津町総合体育館夜勤 (夜勤看護師3名) 避難者数 46人 車中泊 75人 合計 121名
   ・現段階で段ボールベッド導入なし、今後、導入予定あり。
    町として段ボールベッドの個数手配はできている(保健師より)
   ・炊き出しは原則、避難所に避難者のみ対象、車中泊は含まれていない。現在は多めに準備し配布して
    いる状況。
   ・民医連より車中泊被災者を対象にエコノミークラス症候群の予防指導、4名に弾性ストッキング配布
   ・救護班 来所された方々への対応。

■御船町福祉避難所 (夜勤看護師2名) 要支援者 9名 付き添い9名 不在3名 合計 18名
   ・本日、午前看護師2名配置し、清拭2名 清潔ケア介入
   ・衣服一週間同じ物着用、衣類の物資在庫なく、キャンナス物資として届いていた分を配布し対応
   ・女性一名夜間帯、喘息発作あり吸入対応。(前日にクリニック受診し点滴、吸入薬追加、抗生剤内服処方)され帰宅、60度UP座位は継続。
   ・左大腿熱傷にて潰瘍のある方、洗浄、軟膏処置
   ・トイレ介助が必要な場合、妻も高齢で介助に負担、本人のADL低下予防のため日中、トイレ歩行から練習開始(震災前は自宅で杖歩行、自立)
   ・午前、御船保健師とのミーティング (御船の現状、ミーティング内容については下記に詳細別途記入)

 
■外部での健康相談会開催 (看護師1名)
   ・NPO Camperからの依頼を受けイスラエイドという団体と共同して、益城町保健福祉センター
    で健康相談。子ども支援。内閣府発行の‘ホット安心手帳 災害を経験したあなたへ’(心のケア関連資料)を配布

■益城町 福祉避難所関係者ミーティング
   『福祉避難所 今後の対応』
    ①要配慮者を10名以上受け入れている施設は名簿を作成し、いつから施設に避難しているかを把握
    ②4月15日に遡って、毎日、施設に何人の要配慮者がいたか町に報告
    ③おおよそ要配慮者が10名以上いた場合は、町に福祉避難所開設の届出をする
    ④町は、福祉避難所開設の届出を受理し、県に報告する
  ・現在、益城町の福祉避難所受入状況 4か所
  ・DCATが総合相談所を設置、今後 順次 拡大予定


■御船町 福祉避難所について 町役場にて担当者ミーティング
  ・福祉避難所と提示してあるにも関わらず、十分な支援が受けられていない状況に対して、ミーティングで福祉避難所として手続きが
   行われていない状況であることがわかった。災害救助法により経費、支援の給付があることも役場内で十分認知されていなかった。
  ・今後、福祉避難所としての認可、手続きがどう進んでいくか。町の動き方針に注目。
   またその間の、住環境・食事医療整備については保健師、中間民間団体(レスキューストックヤード)、他職種と連携し整えていく    
   
■その他 現地情報
 ・大津町 町の動き
  ①小・中学校再開し、避難者は新たな指定避難所へ移転。
  ②町の職員が避難状況の実態調査把握した上で避難所縮小へ、また、行き場のない人への食、物資、居住支援を
   検討していきたいとの意向(保健師情報)
 ・益城町 町の動き
  ①避難所区域外、指定外18か所。今後ローラー作戦で、医療・環境のニーズ・アセスメントし介入
  ②避難所で感染症発症した場合の対応については避難所対策チームで再検討
 ・日赤医療チーム、JMAT 連休以降 現地の状況に応じて規模 縮小傾向。完全撤退未定
 ・5月6日からはキャンナスボランティアも減小傾向。現在、引き続き募集中。ボランティアはほぼ看護師であるが現地では
  今後は、リハビリ、心理など専門職、他職種のボランティアもニーズも高い。
 ・現在キャンナスが関わっている
  ①ひろやす荘 ②大津町 総合体育館 ③御舟町 福祉避難所に関しては生活、食事、人材などの環境が整ってきている状況、
  キャンナスの活動についての今後の方向性を明確にし、共通認識したうえで活動継続できるような動きが必要。
   

熊本地震5月4日①

2016-05-06 12:18:37 | 大震災
活動内容:
■ひろやす荘避難所
  ①要援護者の清潔ケア
   2日:自衛隊風呂への搬送と入浴介助2名  
   3日:今後、要介助者については、ひろやす荘の入浴室利用を提案いただき本日2名利用、
      清拭1名、足浴3名、洗髪1名、爪切り4名
  
  ②要観察、要対応について
   2日:災害対策本部でJMATに指定避難所ではない避難所において、病院受診が困難、また近隣の医療機関が被災しており
   診察、服薬、医療材料入手困難など医療的な支援がうけられない場合の対応について相談。その後、すぐに兵庫県JMAT
   チームがひろやす荘に訪問、往診してくださり、医療ニーズのアセスメント。中央での医療班ミーティングで問題提起され、
   翌日、ひろやす荘でのJMATによる医療支援・医療ニーズのアセスメント予定

   3日:本日、JMAT、DM Support Team、栄養士、歯科医師会チームがひろやす荘に介入。
   各グループの往診時にひろやす荘の現状、個人情報の提供。
   JMATにおいては継続支援が必要との判断で明日から、ひろやす荘への巡回決定。
  (終了は未定)

  DM Support Team、栄養士会、歯科医師会については避難者各人に対して状態診察、相談、助言あり。
  定期巡回する必要性はなく、随時対応となる。
      
  ③避難者、情報・記録整理
  JMAT介入、連休明けの大幅なボランティア交代に向けて避難者リスト、情報の集約・整理。
  ボランティア間での共有引継ぎ。

  ④お茶っこ実施
  3日)日中、在室している要援護者を対象にお茶っこ実施。2時間程度。その際、歯科医師会の訪問あり、
     診察、口腔ケア指導実施。


  ⑤ひろやす荘での他職種との連携
  2日)益城町地域包括支援センターよりキャンナスに入浴介助依頼あり。看護師一名で対応
     益城町地域包括支援センターより在宅避難者夫婦の病院受診付き添い、送迎依頼あり。

 看護師一名で対応 
  3日)栄養士訪問時、現在の食事状況の説明。また現在、栄養士に現在、ひろやす荘にある食料の備蓄内容と残数をまとめたリスト提出。
  3日)JMAT、DM Support Team、栄養士チーム、歯科医師会との電話連絡・調整
     往診時に避難者情報提供

  ⑥その他
   ・現時点でもひろやす荘は福祉避難所としては未認可
  3日)福岡県糸島医師会病院、看護部長兼、日本WOC NS協会理事の訪問。
     現在、ストーマ一増設されている方一名の診察、パウチ残数が少なく、パウチ購入先の被災状況や、パウチの注文についてなど助言いただく。
    
■大津町総合体育館夜勤 (夜勤看護師2名) 避難者数50人 車中泊147人 合計197名
   ・夜間帯に10前後 救護所に来所あり (子ども・女性・高齢用おむつ類受け取り、作業中の負傷、血圧測定、傾聴希望、
    薬・湿布受け取りなど)夜間帯に同じ人が2回来る時もある。その他、在宅避難者も救護所に立ち寄り看護師に相談。
    中には救護所にきて話をして涙を流す方もいらっしゃり看護師に「震災後やっと泣けるようになった」と話された例もあり。    
    またここを担当している菊池保健所の保健師は連携がとりやすく、さまざまな情報、ニーズを持っておりキャンナスへの依頼も
    数件あり。引き続き連携を強化し、行政と繋がりを広めていきたいところ
   ・5月6日以降もキャンナスの夜勤継続。

■御船町福祉避難所 (夜勤看護師2名) 入所者 20名
   ・指定福祉避難所として医療、食事、清潔、環境が整っていない現状がある。
    5月4日、町役場で保健師を含めたミーティングに参加予定
   ・現在、キャンナスは夜勤のみ対応。保健師の長時間労働や交代要員も少ないため、心身への負担を懸念している。
    そのため保健師に相談のうえ、昼間(昼間はほとんどがデイサービスを利用し、日中いるのは数名)も看護師が介入できるよう調整。
   
■キャンナスへの支援依頼
   ・大津町の保健師より、現在キャンナスが夜勤で入っている大津総合体育館の近隣にある障害福祉センターに感染症部屋を設置したとの報告。
    今後感染症が発症した場合、夜勤などで看護師対応が可能か
   ・菊池保健所より菊池市にある老人福祉センターに避難者50名。現在、市の保健師が毎日交代で対応しているが昼間と夜間とオンコールが
    多く、対応に疲弊またマンパワー不足で困っていると。5月9日まで長崎県保健師が派遣され避難者アセスメント実施予定。
    それ以降、場合によっては24時間体制or夜間帯対応をキャンナスに依頼できないかと相談あり。
   ・NPO Camper より益城役場の駐車場にコンテナハウスにて母子・女性を対象にした健康相談会実施依頼。
    2日間予定(キャンナス看護師1名配置)

   ※ キャンナスへの依頼に関しては、キャンナスの現状、連休明けのボランティアの人数、現在担当している持ち場の状況、
     キャパシティーを考慮した上で再度、返答する予定。現在、単発な依頼に関しては連休中で人材の充足もありできる限りで
     看護師派遣できるように適宜調整。

■外部での健康相談会開催 (看護師1名)
   ・NPO  Camperからの依頼を受け、益城役場にてキャンピングカー利用し、女性・子どもを
    対象とした健康相談会の依頼あり対応。イスラエイドという団体と共同して健康相談会開催、天候悪く、数名程度の来所。
    血圧測定、傾聴、健康相談、翌日の健康相談会のチラシ作成実施。
    5月4日も依頼あり看護師1名派遣よてい。

■その他 情報
   ・JMAT(地域の開業医が動き始めていることもあり連休明けに撤退?)
   ・ひろやす荘 近辺にある広安小学校は5月9日から学校再開。避難者の移動については詳細不明
   ・熊本市は4か所に避難所集約の動き。益城町は集約の話はあるが具体的な場所、日程は不明。
   ・5月2日よりひろやす荘での自衛隊給水車撤退。他県市町村による給水車へ。
   ・益城役場、社会福祉協議会でのCAMPERの炊き出しで、女学生気分不良あり、その場で状態確認、
    もともと貧血あり内服中だが本日内服できていない。 その後、経過観察
  
  キャンナスとしては現在まだ益城町などの行政との連携は浅く、今後、連携を深めていきたいところ。
  また益城町に関わらず、さまざまな場所で行政職員の疲弊やマンパワー不足に対して問題もあがっている。
  まずは行政機関、職員が本来の業務を取り戻し、行政として起動できるようキャンナスは、マンパワーの面で
  できる限りでのサポートができるような調整考慮していく。

熊本地震5月3日①

2016-05-06 12:15:56 | 大震災
メーリングリストより

先週にうちの病院の理学療法士がJRAT として熊本支援に入っていたのですが、ひろやす荘のキャンナスの活動は
素晴らしかったと絶賛していました。
下記転送致します。

『先週の木曜日に広安荘にうかがいました。益城町保健センターや総合体育館を中心にいくつかの施設を見てきましたが、
余りにも広安荘との差があり、驚きました。お話を聞くと、発災後直ちに介入して、段ボールベッドにパーテーションを
組んでおり、美しい避難所運営をされていました。この格差が、早期から専門的な団体が介入してのものと思い、JRATを
はじめ、活動と参加の目線でみるリハチームの環境への取り組みのお手本になるような姿でした。写真を資料として撮り
たかったのですが、人がいる中で遠慮なくとは、心情的に出来ず、後からせっかく視察ささていただいたのになと思って
おります。』

 皆様の活動は他の団体のこころに響くものがあるようで、なんだかうれしくなりました。私は5/23より看護協会の災害
支援ナースとして現地入りする予定です。支援団体が沢山あるなか、横の繋がりを円滑にするため何か手立てはないか考
えたいと思っています。

熊本地震5月1日③

2016-05-02 14:15:17 | 大震災
日報より

■ひろやす荘避難所
①要援護者の清潔ケア
 ・自衛隊風呂への搬送と入浴介助2名(江上、溝呂木、宮本)
 ・明日、入浴困難者への清拭・足浴実施予定

②要観察、要対応 避難者について
 ・現在、明らかな体調不良者ないが要観察、要援護者 複数名。
 ・避難所に入ってから不眠が続いている方が数名
 ・人工肛門パウチ残数少なく手配状況確認中
  
③避難者、情報・記録整理
 現状での避難者の健康状態、介護保険制度利用状況など情報収集し再アセスメント。
 必要時、ケアマネ、包括、保健師など情報共有し連携していく方向。また現時点での避難者の情報整理中。
   
④お茶っこ実施
 水分摂取が減っている高齢者多数、また最近、避難者間での些細ないざこざ発生している状況。本日ロート
 製薬さんからお茶、コーヒー提供あったのをきっかけに、飲水促し、交流、情報共有、気分転換目的でお茶っこ実施。
 日中、避難所にいる高齢者12名全員に声かけ、うち11名が参加。お茶やコーヒーを飲みながら、IT機器用いて
 カラオケ実施。普段飲水量の少ない方も2~3杯摂取。笑顔や笑い声多くとても良い雰囲気で大変好評だった。
 今後も時間とマンパワーを見計らって実施予定。

⑤久留米市の‘くるめ接骨院‘ によるマッサージ支援
 本日、避難所フロアーにて住民8名 マッサージ利用

⑥避難所運営の補助
 ・明日、物資庫の整理(備蓄物資の把握、キャンナス保管分の仕分け、備蓄食材の把握)を予定

⑦食料品の確保について!!!
 4月30日で弁当配布終了。災害対策本部より5月1日本日をもって自衛隊の炊き出し終了。
 よって今後、避難者の食事は『自己調達』との通達。近隣の小学校、保健福祉センターなど
 指定避難所に並ぶか(並んでももらえない可能性はあり)、コンビニやファミレスでの購入、
 家族や誰かに食料調達できるように自分で依頼するなどして調達する必要がある。
 問題は指定避難所までの足がない人、また自力での食事調達が困難な方9名の食事については
 避難所リーダーがどうにか手配して欲しいと災害対策本部に頼み込みなんとか調達できそう。
 しかし、取りにいける人はいない。急な事態のためキャンナスで災害対策本部に9名分の食事
 受け取り代行を対応することとなる。今後については、自己調達に加え、ボランティアミーティング
 で現状報告し、ボランティアとつながり炊き出しボランティアなど依頼。
   
⑧夜間見守り 
 昨日も夜間の余震が数回あり、その度に覚醒する人が多い。引き続きフロアーに看護師1名配置し
 夜間は定期巡回実施。 夜間、不眠の訴え数名
  
■大津町総合体育館夜勤
 ①段ボールベッド導入の件
  ・館長より 総合体育館の避難者数が50名になった時点で50名全員に段ボールベッド導入
   考えているとの報告(体育館の広さ、体育館に段ボールベッドを入れ、個人の空間が確保できる
   人数が50名程度のこと)現在、総合体育館の避難者数 63名 。
  ・現在、高齢女性で足が悪く床に寝ているが立ち上がりがかなり困難な方がおり、段ボールベット導入
   までは折り畳み式のベットを設置し対応

 ②保健師より電話報告
  ・今後、夜間帯にDVT予防で弾性ストッキング導入する場合、使用数把握のために基本チェック
    リスト用紙に必要事項記入し、翌朝担当している福岡の保健師に用紙を渡し報告して欲しいとの伝言
  ・今夜19時からニンイレン(?)の医療グループが夜間 車中泊のラウンド実施し状態把握とDVT
   対策として弾性ストッキングの配布をする予定との情報
  ・5月6日以降も夜勤の看護師を継続してほしい事、また障害学習センターに感染症部屋を作成。今後
  、感染症対象者がいた場合に夜勤対応が可能か?と要請あり。連休後のボランティアの状況次第で明日以降、
   返答する予定
③泰川医師のラウンド
   ・下肢のエコー2名実施  DVT問題なし
   ・車中泊 ペット連れ多い。二中ペットの散歩などで適度な運動しておりDVTの可能性低い

3)御船町福祉避難所
 ・夜勤のみ対応。避難者間での夜間、いびきや明かり等でいざこざあり
 ・キャンナスは主に夕食・朝食準備、トイレ介助。ラウンド等 
   
4)外部のミーティング
   

その他)
  ・菊池郡の社協が個別訪問
  ・古屋先生が本日、県庁で医療救護班の届け出をしてくだった。
   明日から医療班ミーティングに参加 予定
  
  ・厚生労働大臣の視察
   本日、キャンナスの活動拠点ひろやす荘に厚生労働大臣が視察。キャンナス山田、泰川医師で対応。
   キャンナスの活動について山田から説明。またキャンナスの活動報告として日報を厚生労働省補佐?の
   方に提出。

  ・自衛隊の食事も撤退となり、明日からひろやす荘の食事調達が困難な状況。
   明日、明後日で一日一回の炊き出しはあるものの他2食は自力調達。恐らく連休以降の炊き出しは減る
   だろうと予測されます。食事調達がシビアな状況になり班長さんはじめ避難者の方はかなり動揺。班長
   さんは、「例え同じ避難者であっても指定避難所とそうでな避難所での対応、支援に差がありすぎるこ
   とに納得ができない。いよいよここの状況も厳しくなってきた。これからどうしたらいいんだ」とかな
   り肩をおとされています。いつも一生懸命皆を思い動き、現在は仕事もままならず迷惑をかけているか
   らと、今後仕事を辞めることを考え始めた班長さん、今日の出来事がさらに精神面にも追い打ちをかけ
   ている。今後、精神面のフォローが必要になる思われます。また班長から全体に食事の現状について通
   達があったあと、避難所の空気が一変。それぞれに憤り、焦り、不安。目を潤ませる方や表情を曇らせ
   る方々、どれだけ不安か。本当に避難している一人一人の反応・表情をみたら言葉になりません。
   皆さんを目の前にキャンナスとしてなんとかできることはないかとみんなで考えています。
   できることを出来る範囲でやりながら、考えながら、連携をとりながら避難されている皆さんに寄り添
   った活動ができたらと思っております。






熊本地震5月1日②

2016-05-02 14:05:31 | 大震災
日報より

■ひろやす荘避難所
①要援護者の清潔ケア
  自衛隊風呂への搬送と入浴介助2名
②バイクトライアルパフォーマンスショー呼びかけ・付き添い
③避難所運営の補助
  ・物資の配布などについて
   現在、ニーズが高い肌着の在庫は豊富であるが今後の不測の時に備えて、避難者班長との話し合いの
   もとストックを確保しキャンナスで保管することとなる。
  ・食料品の確保について
   4月30日で弁当配布終了。災害対策本部より5月1日からは指定避難所に行って必要な人数分もらいに
   いくよう通達された。ただし、並んでも数が足りない可能性がある。また自力で食料調達が困難な方が
   10名程おり、班長など代行で食料調達できる人が不在の場合、キャンナスが対応するか、ボランティア
   になるか。今後、要支援者の食料調達について課題(カップヌードル、ご飯のストックあり、その他ストック
   可能な食材の調達検討)※ ボランティアミーティングで問題提起
   
④一昨日、夜中にうなされている方がおり様子観察のため、また他の避難者より看護師の付き添い希望あり、
 夜間帯フロアーに看護師1名配置し夜間に定期巡回。 
  
■大津町総合体育館夜勤
 ①管理責任者が段ボールベッドの必要数をチェックしているものの、町として発注はしていないとのこと。
  責任者から打診があれば、調達方法など、情報提供する。
 ②保健師より電話報告
  今後、夜間帯にDVT予防で弾性ストッキング導入する場合、使用数把握のために基本チェックリスト用紙に
  必要事項記入し、翌朝、担当している福岡の保健師に用紙を渡し報告して欲しいとの伝言あり
 ③泰川医師のラウンド
   ・発熱者 診察 
   ・下肢のエコー2名実施  DVT問題なし
   ・車中泊 ペット連れ多い。日中ペットの散歩などで適度な運動しておりDVTの可能性低い

■御船町福祉避難所
  ・避難者の状態安定しており、本日から夜勤のみ対応
  ・主に夕食・朝食準備、トイレ介助。夜間も比較的落ち着いている

■ひろやす荘周辺の在宅避難者訪問
  ・認知症夫婦の訪問、玄関先で診察。
  ・その他、高齢夫婦の訪問2件。家屋倒壊している状態で生活。それぞれ持病あり病院受診促し
   
■外部のミーティング
  指定されてない避難所や自主避難している場所での要支援者の食料・物資の調達について現状報告と
  全体へ問題提起。全体の反応として現状、そうした問題は把握していない様子。
  現在、熊本では数百人単位でボランティアを断っている現状がある。ボランティアの有効活用や移動
  支援、物資調達については全体で検討していく必要がある。