毎週の出来事をお伝えします
電話室便り
ジャズライブ ありがとうございました。
夕暮れ前のにわか雨、そしてその後のちょっと蒸す空気感・・・
気まぐれな初秋の天候そのものの先日24日の、秋分の日・振替休日の夜
は、新店舗での3回目のジャズライブでした。
ご参加のみなさまは秋の装い、連休の最終日に足をお運びいただきました、
ありがとうございました。
やや湿り気のある空気のせいか、いやいや、演奏者の実力でしょう ( 笑 )、
全編通して、実にいい音!楽器が素晴らしく鳴っていました。
テナーサックスの、ブレーキがグググッとかかる時のような鈍く重い鳴り、
ベースの、体の中まで振動するような太い鳴り、もう聴くたびごとの快感!
今回は、なんと、テナーの大関、初めて演奏の合間にしゃべりを入れました。
ベースの小林&前列のお客様が、上手に誘導?してくれて、曲のタイトルと
そのちょっとした説明を、無口に演奏し続け派だった大関から引っ張り出した
のでした。その効果で、曲の中に入っていきやすくなったし、場内がちょいと
和やかに緩んだなあ。ふふふ、今後はどうなるかは分かりませんが、
私も、曲の紹介などを挟んでみたらいいかもナ、、、と感じたのでした。
さて、演奏曲のご紹介です。
・BLUE BIRD
・FOOLS RUSH IN
・DON'T BLAME ME
・St.JAMES INFIRMARY
・EQUINOX
・DANNY BOY
以上の6曲でした。
2曲目、3曲目は恋に落ちた大人の為のバラード。
大関が歌詞の内容を解説したのですが、もう一度、ブログでおさらいを、と
思った今、大関はもう帰ってしまっていて、スミマセン~
明日続き書きます。
スタートの曲は 「 ブルーバード 」。
近頃はあまり演奏されない名曲かもしれませんね。かのチャーリー・パーカー作の
軽快なブルース曲。このような王道チューンを生で聴けるのが当店ライブの自慢。
快調な滑り出しです。
そして、件のラブバラード2曲。解説も加わり、しっとりと浸みました。
アメリカの古いバラードは、そのしゃれた歌詞内容といい、考え抜かれたメロディ構成
といい、時代を超えて色褪せないチカラがあるのです。テナーとベースでの表現は、
あまりスウィートという感じでは無いかもしれませんが、逆に聴く側に想いを馳せる
余白をくれてじっくりと酔えるかな、と。いかがでしたか?
4曲目 「 セントジェームス インファーマリー 」。
語る大関のこの曲の解説によると、インファーマリーとは、重度の薬物依存患者の更正
病院、とのこと。
オレの昔の女が入っているんだ、セントジェームス インファーマリーに。
入っているのが ( 彼女ではなくて ) オレだったらよかったのにな・・・・・。
といった内容の、もの悲しいメロディを、ソプラノサックスで。
控えめに鳴らされたベースの伴奏で、ソプラノの高音域でのメインフレーズが、泣けた。
5曲目 「 エクイノックス 」。
エクイノックスとは、” 彼岸の中日 ” の意味。
まさに、26日秋分の日の為のニクイ選曲でしたね。
この曲も、コルトレーンと大関智也以外の演奏を、私は聴いたことがないのです
( 凄過ぎ、もう一人が! )。それくらい知られざる名曲・・・というかマニアック曲
ですが、この夜の目玉、最高の出来!! でしたよね。
ほんとうに、バリンバリンッの剥き出しのジャズ、男性的で知的、スピード感とドライブ
するノリの良さ、テナーのソロも、そして早弾きするベースの疾走感も、ライブの醍醐味
ここにあり!!! というもの、いやぁヨカッタ!!!
熱さの残る中、恒例?のアンコール曲には、「 ダニーボーイ 」 がテナーサックスで。
ビル・エバンスのピアノでのダニーボーイか、大関智也のテナーでのダニーボーイか、
うーん、迷いますね ( ホント? )、迷いますが、この夜の演奏全ての締めくくりとし
てのソロでのダニーボーイは、心地よく高揚した気分をしみじみと落ち着かせてくれた
大関ダニーに軍配を上げましょうか、ははは。
ふらりとご参加ください。
このような、サプライズ体験、できるんです。
「 ああ、楽しかった~! 」 って、思っていただけると思います。
次回は、11月、雪虫が飛び始めるころでしょうか。
一同、心よりお待ちしております。
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