ジャズライブ ありがとうございました



もの凄い風でした。

家のソファに座っていると、ごごごごっとお尻が揺れるんです。

おんぼろ木造の倉庫の2階の我が家が、昨日の強風でぎしぎしと揺さぶられ

私のお尻にその振動が伝わってきていたようです。

「 こんな日は、外出せずに、おうちが一番! 」

大きくしなる窓の外の木々を眺め、おののきながら思わず心の中で

つぶやきそうになってしまいましたが、

そんな恐ろしい大荒れ天候の中、ジャズライブに駆けつけてくださった皆様

本当にありがとうございました。


去る3月15日、

北海道を代表するジャズピアニスト 福井 良氏が永眠されました。

奥様と共に経営されていたジャズクラブ 『 スローボート 』 には、私も何度か

うかがっておりますが、若手の活躍の場としても福井氏が力を入れていたそうです。

今回のジャズライブには、サックス大関は、同じ音楽を志す者として、

福井 良さんへの追悼の気持ちを込めたようです。

昨夜の演奏曲は、




   ・On a slowboet to china

   ・The days of wine and roses

   ・Old folks

   ・Don't get around much any more

   ・Secret love

   ・In a sentimental mood



以上 6曲でした。

福井氏のお店の名前の1曲目 「 スローボート イン チャイナ 」からアップテンポ

の軽快なスタート。 

「 オールドフォークス 」 での小林さんのベースソロの美しさ!

自在に弦を弾く指の早業に目を奪われながら、激しく昇ってはまた急降下して

消え入りそうになるアドリブ演奏に感動でした。

ソプラノサックスに持ち替えての 「 ドント ゲット アラウンド マッチ モア 」。

日本語に訳すと 「 もう向こうへいけっ! 」 っていう意味の、でもとても楽しい

曲は演奏もくっきりと立体的で良い出来映えだったと思います。

最後は、いつもはアンコールを1曲、なのですが、

今回は、いつもは特になにもしゃべらない大関が、福井氏のご冥福を述べた上での

静かな始まりになりました。

「 イン ア センチメンタルモード 」

静かな、静かな、演奏でした。

僅かに添うような、ベースの極低音とともに。


ジャズという音楽ジャンルは、本当にマイナーではありますが、

一度好きになると、一生どんどん好きになるのです。

行列ができるジャズライブ、は難しいかもしれません、

でも、好きで好きで、をご一緒に、と、これからもこの小さなライブを続けよう、

そう思っております。

福井氏をはじめとする、ジャズに人生を捧げた人達の志を繋いで・・・・・。



次回は、夏の初め頃。

ご参加、心よりお待ちしております。















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