命のカウントダウン(健康余命3605日)

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低かった抗体保有率から分かる事 そして今後に向けて

2020-06-16 22:52:12 | 新型コロナウィルス
抗体保有率 東京:0.1% 大阪:0.17% 宮城:0.03%
 
厚生労働省は、東京、大阪、宮城の3都府県で住民約8000人に新型コロナウイルスの抗体検査を実施した。
使用したのは米食品医薬品局(FDA)の緊急使用許可を取得済みのロシュ社、アボット社ともう一社FDAに許可申請中のモコバイオ社の3種のキットを使って行われた。ロシュ社とアボット社の両キットが陽性の場合のみ抗体陽性と判断したようだ。
モコバイオ社の検査キットは感度は高いようだが、まだFDAが認めていないこともあって、参考値とされた。
 
例えば、東京都でいずれも陽性だったのは2検体だったため、抗体保有率を「0・10%」とした。もう一つのモコバイオ社では21検体(1・07%)が陽性と出たが、厚労省はFDAに許可申請中だとして参考値とするなど、結果にばらつきがみられた。
 
東京で0・10%、大阪で0・17%、宮城で0・03%が陽性だったと発表した。人口に対する報告感染者数の割合(5月31日時点)と比べ、抗体を持っていた人の割合は東京で2・6倍、大阪で8・5倍、宮城で7・5倍となり、各地で一定程度、無症状や病院を受診しないまま回復した感染者がいた可能性がある。 
ダイアモンド・プリンセス号内での感染においても、非常に軽微な症状しか出現しなかった方、全く無症状のまま経過した方が、有症状患者さんと同数程度おられたことは知られていた。抗体保有が判明した方々に対する調査が待たれる。ひょっとすると、読売巨人軍の野球選手の様に、抗体保有している方からPCR陽性の方が出るかもしれないし、何より、ひょっとしたら感染しているかもしれないと思うような症状があったのかどうか?あったとしたら、それでも検査を受けに行かなかったのには、何か理由があったのかどうか?(もしPCR陽性と判明したら・・・・騒ぎになるし、入院の強制をされたり人権を侵害される恐れを感じたとか・・・検査を受けなかった理由があるのなら・・・・聞きたいものです)
 

ソフトバンクグループの抗体検査

ソフトバンクグループは6月9日、同グループ社員や医療従事者など約4万4000人を対象に実施した、新型コロナウイルスSARS-CoV-2抗体検査の結果を発表した。全体の抗体陽性率は0.43%で、このうち医療従事者約5800人については、抗体陽性率は1.79%だった。ソフトバンク・取引先ではOrient Gene社、医療機関ではINNOVITA社の簡易検査キットを使用した。(検査キットが異なるため、一概に医療関係者の陽性率が高いとも言えない?SBGの新型コロナに対する動きには突っ込みどころが多すぎます!!)

ニューヨーク州:12.3%

 厚生労働省の調査でも、ソフトバンクグループでの検査結果でも、抗体保有率は1%以下であることに違いは無い。「結果は予測の範囲内で、大半が依然として抗体を保有していない」。厚労省の担当者は今回の結果をこう評価する。既に東京大やソフトバンクグループなどが大規模に抗体検査をしており、市中の抗体保有率は「1%未満」との相場観ができつつある。一方、米ニューヨーク州が5月上旬に公表した住民1万5000人を対象にした抗体検査の結果(12・3%)、日本の低さが際立つ。

それにしても、集団免疫確保への道の何と遠いことか!!!!

あの、感染爆発を起こしたニューヨーク州ですら抗体保有率8人に一人以下の抗体保有率である。集団免疫が有効になるには3人に2人以上程度の抗体保有が必要と言われている。そして、ニューヨーク州の12.3%の抗体保有者も・・・・いつまで抗体を保有しているのか、そもそも、この抗体が感染防御に有効なのかどうかすらわかってはいないのだ!!
スウェーデンを始めとするマスク嫌いの方々よ、マスクはした方が良いようですよぉ!!!集団免疫への道は前途多難です!!ワクチンも(有効で外の少ないと思えるものが出来るのは・・・)3年はかかるのではと、私は個人的に感じておりますしねぇ

 

企業が社員に抗体検査を実施する動き

企業単位で、抗体検査を推し進める動きも、見られるが、抗体検査は現在の感染状況を判断する材料には全くならない。企業が安心を得たいがためにもがくのは理解できるが、無駄な動きだと私は考える。それよりも、現在、日本で成果を上げているマスク着用、手洗い励行、可能な範囲でのソーシャルディスタンス確保、換気、接触感染予防などを地道に推し進めるべきだと考える。

 京大ウィルス学の宮沢教授が言われるように、「押さえるべきポイントを押さえれば、そんなに拡大していく感染症ではない。日本の感染拡大抑制もそこから来ているので、当然だと感じる」(私が勝手にまとめました。間違っていたらごめんなさい)というご意見に大賛成です。

抗体保有率が低いとはいえ、感染患者の数倍も存在することの分析

東京、大阪、宮城の抗体保有率が海外よりも大幅に低かったとはいえ、報告感染者数の割合(5月31日時点)と比べ、抗体を持っていた人の割合は東京で2・6倍、大阪で8・5倍、宮城で7・5倍おられたわけです。この抗体所有率は、ロシュ社とアボット社の両キットがともに陽性の場合のみカウントされているとの事で、偽陽性率は低いと私は考えています。ですから、新型コロナウィルスに感染したにもかかわらず、PCR検査を受けなかった(ひょっとして、PCR検査を受けたが陰性だった?)方がかなりおられたという事になると思います。
新型コロナ抗体陽性と判断された方々に病識があったのか?全く無症状だったのか?
病識があったけれど、PCR検査を回避されたのか?それとも受けたけれど陰性と判断されたのか?

病識があったのにPCR検査を回避された方がおられたのであれば、その理由は??

 いろいろと疑問は湧き出てきますけれど・・・・

 出来る事を地道になし続けてまいりましょう。日本のミラクルを継続していくために!!