今日は、一人暮らしの母の買い物に付き合う日だ。
年齢が85歳で膝が悪く、年を追うごとに悪化して今では杖が外せない。
二週間に一度のペースで買い物に連れて行く。
彼岸の入りまでまだ間があるが、父の墓参りに行きたいと言っている。
墓地は実家から1kmと近いので、母を連れて行った。
僕が実家に行くと、母は墓参りの供花や線香、水の準備をしていた。
墓に参るのは僕も久し振り。
天気はいいが暑い。今週末からは台風が来そう。
今年は、僕も旅から早めに戻ったたので一緒に墓参りが出来たが、そうでなかったらカミさんに頼むところだった。
墓は父が生きているときに建てたもので、その墓にはまだ父の遺骨しか入ってない。
墓参りが出来た事で、母も僕も嬉しかったし、父も喜んでいるだろう。
その内、母も僕もカミさんもその墓に入るだろうが、子供達はどうなるか先はわからない。
核家族で子供が少ない時代に墓を持つのも考えものだが、田舎の人間は墓に結構こだわりがあるのも事実だ。
最近は、寺は檀家が少なくなって立ち行かなくなった話も聞く。
墓地の場所や墓を建てる費用を考えなくて済むのは気が楽だが、これを自分から子供に引き継がせるのも、責任を押し付けることになると思うと、どういう方法がいいのか色々考えさせられる。