今回はRENOGYのリン酸鉄リチウムイオンバッテリーがカムロードに走行充電器を付けないで、どれたけ充電出来るのかを試してみる。
言ってみれば、キャンピングカーのサブバッテリーを鉛からリチウムに変えただけでどれくらい充電出来るのか。
今は、リチウムバッテリーに取替えたら昇圧型の走行充電器を一緒に付けるのが、当たり前のようになっている。
しかしこれは最近のことで、電気食いのエアコンを積んでいると、昇圧して早めに電気を溜めたいのは皆さん一緒。
ほんの2~3年前まで昇圧型の走行充電器はほとんど無かったし、今でこそリチウムの生セルでバッテリーを組んだらBMSを付けるが、4~5年前はそれも付けなかった。
リン酸鉄リチウムイオンバッテリーは、満充電から過放電前の常用域はとても安定しているので、生セルを4個直列につないだだけのものをサブバッテリーとして使うことが多かった。
今でもそんな使い方をしている人がかなりいると思う。
大丈夫なのかと思うかもしれないが、大容量であれば意外にバッテリーが壊れることもない。
今回はそんなテストをやるつもりはないが、エンジンを掛けてどれだけ充電できるのかちょっと確認。
カムロードのディーゼルには130Aのオルタネーターが付く。
テスト風景はこんな感じ
RENOGYの100Ahのリチウムバッテリーの最大充電電流は50Aまでなので、少し安全を見て残量が半分くらいからスタート。
スマホのアプリはRENOGYのDC Homeを使用してBMSのデータを読む。
オルタネーターにつながってない状態
カムロードのオルタネーター電圧は13.9~14.2V程度だが、このときは13.9V程度
リン酸鉄リチウムバッテリーは残量が 54/100Ah
バッテリー電圧 13.0V
エンジンにつながってないので放電電流は 2.89A
オルタネーターにつながった状態
バッテリーは残量が 54/100Ah
バッテリー電圧 13.2V
充電電流は 26.05A
バッテリーは残量が 81/100Ah
バッテリー電圧 13.4V
充電電流は 14.03A
バッテリーは残量が 85.87/100Ah
バッテリー電圧 13.5V
エンジンにつながっていので放電電流は 13.94A
バッテリーは残量が 91/100Ah
バッテリー電圧 13.60V
充電電流は 13.05A
バッテリーは残量が 91/100Ah
バッテリー電圧 13.60V
充電電流は 8.0A
バッテリーは残量が 100/100Ah
バッテリー電圧 13.80V
エンジンにつながっていので放電電流は 0.96A
カムロードのディーゼル車は130Aのオルタネーターが付くがガソリン車は80Aだったと思う。
今回、安全を見てリチウムバッテリーが残量 54/100Ahからスタートしたが、バッテリー残量が少ないほど電圧が低くなるのでオルタネーターから大電流が流れる。
ちなみにリチウムバッテリーの残量がほぼゼロに近い場合は、130Aのオルタネーターからは約90A程度の電流が流れる。
実験で使ったリチウムバッテリーが2つ以上並列の場合は問題ないが、1つのときはバッテリーに損傷を与える。
オルタネーター電圧は13.6~14.2V程度だが、時間は掛かるが満充電になる。
しかし、そのまま長時間放置すれば過充電になる可能性があるので、オルタネーターからの充電はカットした方がよさそう。
うちのジルもそうだが、エンジンキーを回した段階でサブバッテリーの回路がオルタネーターにつながる。
スターターを回すとサブバッテリーから200A程度逆流するので、エンジンが掛かってからオルタネーターとサブバッテリーがつながるようにする必要がある。
RENOGY JAPAN https://renogy.jp/
↓ ランキングに参加していますのでクリックして応援、お願いします。