茶の葉の声に耳を澄まして    Tea-literacy

数千年にわたる茶と人とのかかわりに思いを馳せ、今、目の前にある茶の声に耳を傾ける
お茶にできること、お茶の可能性とは

釜炒り抹茶2

2010年09月27日 | Weblog
がぶがぶ飲みたい釜炒り抹茶について、
九州の茶坊主様が
お店の方にお尋ね下さったそうです。

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さて、釜炒り抹茶の工程ですが、
最初の蒸すか炒るかの違いだけで、
大きくは変わらんばいとのこと。
ライン上の機械の工夫が少々違うらしいです。
まず摘んだ葉に熱を加えて発酵を止めます。
この作業は、殺青と言いますが、
釜炒り茶の場合は、炒青というらしいです。

普通の抹茶でも釜炒り抹茶でも、
どちらも、碾茶まで仕上げて、
石臼でひいて粉状にするのは変わらないとのこと。
摘んだ葉を大型釜で炒ったのち、
風を当てて、くっついている葉をバラバラにし、
熱を加えて乾燥させ、
石臼でひいて粉状にするなり。

おやじさんは釜で炒ることを
さかんに「やく」という表現を使っていたなり。
炒ることをやくというなり。
釜炒り茶が明代1510年代に嬉野に伝来したときから
この基本技術はあるらしいです。

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ありがとうございます!
大型釜ってどのくらいなのか、
葉を炒る温度と時間は?
そして、なによりも、
いつの頃のお茶を摘むのでしょう。
どんなお茶?
露天のお茶?被せたお茶?覆い下なのかなあ。

明代からある技術というのは、
どこの部分のことでしょう。

「やく」というのはおじさんの言葉なのかしら、
もう少し広範囲に使われている言葉なのでしょうか。

などなど、またご訪問なさるとのことですから、
このあたり、是非ともよろぴくです♪