茶の葉の声に耳を澄まして    Tea-literacy

数千年にわたる茶と人とのかかわりに思いを馳せ、今、目の前にある茶の声に耳を傾ける
お茶にできること、お茶の可能性とは

手抜き

2010年08月08日 | Weblog
「雑草を丁寧に手で抜いているのに
 手抜きとはこれいかに!」
こんな一言と、アイスクリームが
夏の農作業にどれだけ幸せを運んでくれることか。

手でつくったものが手作りなら、
手で抜いたものは手抜きでしょー。
手で摘んだものは手摘みだし。

手を抜いたものが手抜きなら、
手をつくったものが手作りで、
手を摘んだものが手摘みでしょー。
あ、やめて、暑苦しい~~~。

とまあ、楽しい農作業です。
ぎゃーぎゃーと笑いながら、
手抜きの境界を考えてみました。

お茶の旨味、甘みに関与するものに
窒素があります。
窒素を多く施用すると収量も上がります。
ならば、
窒素をたくさん施用するのが手をかけることで、
窒素を施用しないのは手抜き?

窒素を使わなくても理想のお茶作りが叶うように
土を丁寧に育てることが手をかけることなら、
窒素を使うのは手抜き?

マルチをかければ土の乾燥が防げるし、
雑草も抑えられるのに、
マルチをかけないのは手抜き?

頻繁に見回って雑草を取り、
それを根本に寄せておけばすむことなのに、
マルチを利用するのは手抜き?

その他、ここには書けないあんなことやこんなこと、
それは理由があってそうしているのか、
理由があってそうしないでいるのか、
ただ手を抜いているだけなのか・・・。
畑に通う度にいろいろな疑問がわいてきます。

農家さんによっても考えが違うようですが、
(もちろん、その土壌の違いにもよりますが)、
いろいろな調査研究が
しかるべきところには蓄積されているのでしょう。
研修一年生としては、
なるべくたくさんの疑問を見つけ
整理整頓を試みて2年目を迎えるのがよいかな、
なんて考えているのは手抜き?
その場でどんどん聞くべきかしら?
でも、
整理整頓もしないで
行き当たりばったりに質問するのも
手抜きかな?

大事なのは、
気は抜かない
ということですね。


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