茶の葉の声に耳を澄まして    Tea-literacy

数千年にわたる茶と人とのかかわりに思いを馳せ、今、目の前にある茶の声に耳を傾ける
お茶にできること、お茶の可能性とは

2009年11月13日 | Weblog
(8月21日)にキュッキュと揉んだ灰を
いよいよ炉に入れるときが来ました
インフルエンザ対策で買ったマスクをして
炉壇に灰を移していきます
やわらか~い
五徳を据えて
お釜を据えて
柄杓をかけて高さをみて
ぶにぶにと五徳を動かしては
よい加減に調整します

あとは
大きな胴炭を見据えながら
これがすっと収まるようにと
火箸を駆使して炉中を整えていきます
キュッキュと揉むという一手を加えた
今年の灰は
なかなか器量よしです

ところが
湿し灰は今一歩でした
さらさら~といきません
番茶の他に
紅茶とかほうじ茶とか
いろいろお茶をブレンドしてしまったからかしら~
いやいや
やはり篩にかけるタイミングが大事なようです

ちなみに
湿し灰に番茶というのは
色をつけるためと
豊富なカテキンがカビ防止に役立つからです
紅茶をブレンドしてみたのは
色がきれいになると聞いたからです
ほうじ茶をブレンドしてみたのは
ノリです

家の中で
こうして灰にまたお茶をかけたり
篩にかけたり
お砂遊びみたいなことができるなんて
とっても幸せです
気が付くと
頭の中が真っ白になっていて
とっても不思議なひとときです

お道具屋さんには
灰や湿し灰がビニール袋に入って売られていますが
あれは
どこで誰がつくっているのでしょう?