茶の葉の声に耳を澄まして    Tea-literacy

数千年にわたる茶と人とのかかわりに思いを馳せ、今、目の前にある茶の声に耳を傾ける
お茶にできること、お茶の可能性とは

天地人

2009年01月04日 | Weblog
『天地人』が始まりました
冒頭で秀吉が出てきて
その時、後ろにお茶の設えが見えたりして
画面を見る目が泳いでしまいました

舞台は1564年の越後
後の妻夫木君・与六ちゃんを貰い受けにきた仙桃院に
与六ちゃんのお母さんがお茶を出しました
いえ、中は透明
たぶん白湯ですね
お茶碗は磁器に見えました
しかも色絵
え?色絵?
再放送見て確認しなくては~

その前の場面で
謙信がお饅頭を食べている場面がありました
その時はお茶碗が台に乗っていました
台は木製に見えました
茶道で使うところの貴人台みたいなのです
煎茶の杯台ではないはずです
今のところ
そうした杯台つきの煎茶道具は
江戸に入ってから伝わっていることになっています
仏具のようですが
大きさは茶道のそれです
お茶碗はやっぱり磁器に見えました
そしてやっぱり白湯だったようです

飲み物が白湯というのは
その頃一般にお茶が飲まれていたという記録が
今のところないので
あの場面ではたぶん白湯であったのでしょう
でも当時
茶畑はすでに日本中かなり広い範囲で
あったと思われます
新潟は気候的に茶生育の北限ですから
近隣農家でお茶を育てていたかもしれません
そうしたら
農家の人たちはいろいろに
工夫して飲んでいたかもしれません
普通の人たちの生活の記録がないのです

こうした道具は
歴史ドラマのプロNHKさんが
時代考証の上で選んでいるわけですから
あの時代にあのような道具が
使われていたということなのでしょう

でも、お茶碗が磁器で色絵なのはちょっとわかりません
違ったかな
再放送でよーく見てみたいと思います