茶の葉の声に耳を澄まして    Tea-literacy

数千年にわたる茶と人とのかかわりに思いを馳せ、今、目の前にある茶の声に耳を傾ける
お茶にできること、お茶の可能性とは

後発酵

2008年12月01日 | Weblog
「云南喬木大叶(雲南高木大葉)」の円盤ゲットです
中国茶師研修コース修了の記念にいただきましたあん
私にはこれが
雲南で夢が大きく叶う~と読めてしまいますう

これはまだ2年ものです
1万円あれば買えるかな
10年置いておくと10万円位?
20年置いておくと?
ネットで20年ものが35万円で入札されてました
そんな?
そんななんです
私は15年物というのをいただいたことがありますが
もう
もう、ほんと、啓いていく私、という感じ!
1枚飲んだらホント仙人になっちゃうかもです

中国茶は6種に分けられます
緑茶、白茶、黄茶、青茶、紅茶、黒茶
この雲南の緊圧茶は黒茶です
摘んだお茶を一度蒸して乾燥させてと
緑茶と同様に製茶してから
微生物で後発酵させて
圧力処理したものです

ギュッと固めてあるので一般に団茶と呼びますが
唐、宋、元の時代とお茶はほとんどがこの形で流通していました
明に入って散葉が大量に製造されるようになります
その転換は
明の王様が団茶製造禁止令を出したからなんですが
その理由がわからなかったのです
今回中国で先生に聞いたところ
貧しい農家出身の王様だったので
団茶を作る苦労をよく知っていたため
後発酵させて固めてという過程をはぶいたということでした
ほー
で、その後、炒めたり焙ったりのお茶も増えていき
さまざまなタイプのお茶が市場にでることになります

この後発酵茶というのには
闇のコレクターがいて
大変な金額で取引がされているといいますから
年代物のお茶の持つその薬効たるや
大変なものなのではないでしょうか
もちろん、色や香りも違うのでしょうが
香りは「カビくさい」と表現されることが多いです
本当に延命の仙薬なのかもしれませんよ

今宵はかわいい三日月の横に
金星と木星が並んできれいでしたね
ああ、このお茶
いつまで抱いて寝ようかしら