夜桜や 夢に紛れて 降る、寝酒・・

観念らの規定性らによる、事象らの成り立ちようらへの解枠にも絡めて、 天下経済系の可能的な成長の度合を増すべき事らを述べる

腸内の細菌ら、と、脳に、 自閉症らと薬 ❗

2018-06-16 21:14:27 | 政治・経済
☆ 脳と密接な関係がある腸内細菌 ;
blog カラパイア ;

 米イリノイ大学の神経科学者の、
オースティン・マッド ( Audtin Mudd )
氏らは、
腸内の細菌たちと、 血液、 および、
脳内の化合物ら、 との関連を調査するために、 MR スペクトロスコピー
( MRS ) で、 24ヶ月の子豚の、
神経代謝物を測定した。

子豚は、 腸と脳の発達の点で、
人間の幼児と強い類似性を有している。

 その狙いは、 子豚の糞の中から、
血液と脳の化合物らの濃度を予測できる、
ような、 細菌を発見することだった。

 解析からは、 いくつもの、
関連性が浮かび上がった。

例えば、 バクテロイデス属員らと、
クロストリジウム属員らは、
ミオイノシトール 、 という、
脳の化学物質の濃度の高さを予測し、
ブチリシモナス属員らは、
N-アセチルアスパラギン酸
( NAA ) 、 を予測した。

 バクテロイデス属員らは、 ほかにも、
クレアチン 、 の高さを予測し、
また、 ルミノコッカス属員らが多く在る、
場合は、
NAA 、 の濃度が、 低い傾向にあった。

 このことが、 重要なのは、
こうした化合物らが、
いくつもの、 代謝らの、
プロセスに関与しているためだ。

先行研究によれば、 これらは、
自閉症への重要な因子、
と、 指摘されていたもので、
自閉症と診断された人に見られるものだ。


☆ ステロイド・ホルモンを介して、
脳とコミュニケーションする腸内細菌たち ;

 媒介分析、 という、統計的手法を用いて、
とりわけ、 ルミノコッカス属員らと、
NAA 、 との関係を探ったところ、

コルチゾール 、 が、 間接的に、
その関係に影響を与えている、
ことが、 明らかになった。

 すなわち、 腸内細菌 、たちは
( 少なくとも、 NAA 、 に関しては ) 、
ステロイド・ホルモンを利用して、
脳とコミュニケーションを図っている、
ということだ。

  今後の研究の枠組みにもなりそうな、
発見であるが、
今のところは、 研究者たちは、
この仮説を誇張することについて、
控えめな態度を取っている。

  本研究は、 あくまでも、
子豚を用いた、 統計解析であって、
人体で発生しているプロセスを、
臨床的に実証したものでは、ない。

 それでも、 この類の経路は、
脳梗塞、 パーキンソン病、
過敏性 腸症候群、 慢性疲労症候群、
などの、 いくつもの症状に、
腸内細菌が作用するメカニズムを、
やがては、説明する事になるかもしれない。
もちろん、 そうした症状には、
自閉症も、含まれている。

via:aces.illinois.edu / sciencealertなど/ translated by hiroching / edited by parumo
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☆ うつ病への治療の未来は、
乳製品のパッケージの中にある、
のかもしれない。
『 ネイチャー・サイエンティフィックレポート Nature Scientific Reports 』 、
に掲載された研究によると、
ヨーグルトの中にいる、 善玉菌 、たちは、
マウスの、うつ病のような症状を治療する上で、 有効であったそうだ。

 数十年以上前から、脳と、
体の内外に潜む細菌、 との関連について、
調査が進められ、
小さな微生物たちに、 仰天のパワーがある、
ことは、 知られていた。

 こうした研究からは、 腸内細菌叢
( さいきんそう ) のバランスが崩れると、
神経系の機能に影響することや、
バランスが崩れている人は、
不安症や、うつ病になりやすい、
可能性などが示唆されていた。


☆ マウスの絶望行動で検証 ;

 この仮説を検証するために、
米バージニア大学の研究者は、
神経系とストレスの関係から、
調べることにした。

ストレス 、 は、
@ 副腎らで、 ビタミン C 、 を、
大量に消費させ、
・・うつ病の発症リスクを増大させる。

また、 神経系の機能に影響を与え、
同時に、影響を受けている。

 マウスを使った実験では、
過密状態のケージに入れたり、
ストロボ・ライトを浴びせたり、
騒音を聞かせたり、 といった具合に、
動物を、 いく種類もの、
高ストレス環境に晒 サラ した。

  予想通り、 マウスへの負担は、大きく、
やがて、 研究チームが、
” 絶望行動 ” 、 と呼ぶ、
行動を示すようになった。


☆ ストレスで、 腸内の乳酸菌の量が、
大きく変化 ;

 実験の前後では、
マウスの糞を、 遺伝子解析にかけて、
腸内の細菌の種類や量を調査していた。

この結果にて、 ストレスにより、
ヨーグルトに含まれる、 いわゆる、
”善玉菌” 、 と呼ばれる、 乳酸菌
( ラクトバチルス ) 、 の量が、
大きく減少している、
ことが、 判明した。

 また、 マウスの絶望行動は、 治せる、
ことも、 判明している。

マウスの餌に、 少量の乳酸菌を入れると、
次第に、 症状が回復したのだ。

 こうした、 乳酸菌たちの変化は、
最も、一貫して、 確認できる変化であり、
マウスの行動と、 直接的な相関が、
確認できるのだそうだ。


筆頭著者の、 アルバン・ゴルチエ
( Alban Gaultier ) 氏は、
うつ病への治療の現場で、
副作用の強い、 抗うつ剤の代わりに、
共生菌が利用されるようになれば、
と、 考えている。

 「 食事や、 口にする細菌を変えるだけで、
健康になり、 気持ちが晴れるのならば、
素敵ですよ 」 、
と、 コメントしている。
via:nature・mentalfloss/ translated hiroching / edited by parumo

 最近では、 腸内環境に関する研究が進み、
腸は、 第二の脳である、 という事が、
あながち、 嘘ではない、 という事が、
わかってきた。

乳酸菌や、ビフィズス菌が入っている、
ヨーグルトは、 お手軽に摂取できる、
健康食品として、もてはやされているが、
闇雲に、 ヨーグルトを食べとけば、
いいって訳でも、ないようだ。

  乳酸菌の種類によって、
どこに、 効果的なのかが違ってくる、
そうなので、
それぞれの菌の特徴を知っておくべきだろう。

 今回の実験は、 ラクトバシラス 、
という、 乳酸菌が使用されている、
ようなので、
日本のヨーグルトだと、
明治ブルガリアヨーグルト、
明治プロビオヨーグルト LG 21、
明治ヨーグルト R一1 、 などが、
該当しそうだ。


☆ 百年以上前に発見された薬が、
自閉症の特効薬になるかもしれない。
 
 カリフォルニア大学
サンディエゴ校医科大学院の、
ロバート・ナビオ ( Robert Naviaux )
博士が、 1916年に開発された、
スラミン 、 という薬を、
5 ~ 14歳の自閉症の子供に投与したら、 目覚ましい効果が得られたのだそうだ。

十名の被験者たちの半数に、
スラミンを投与し、 残り半数には、
プラセボ ≒ ニセ薬 、 を与えた。

被験者のうちの、 4名
( 6歳が、 2名、 14歳が、 2名 )
、 は、 話す事が、できなかったが、

スラミンを投与して、 1週間もすると、
生まれて初めての言葉を発した、 という。

こうした事は、
プラセボ投与グループには、起きなかった。

アメリカ疾病予防管理センターの推定によると、 68人に、 1人の子供が、自閉症だ。

特に、 男の子に多いと言われているが、
その具体的な原因は、 完全には、
明らかでは、ない。

 研究からは、 ウイルスや、
汚染物質による、 侵襲を受けて、
細胞が、 『 その膜を硬くしてしまう 』
ことが、 判明している。

 
☆ この反応は、 ” 細胞 危険 反応 ”
、 と呼ばれ、
細胞が、 危険が過ぎ去るまで、 待機する際の、 一般的な防衛メカニズム 、だ。

幼児期に発症する自閉症の場合には、
細胞が、 この状態のまま、
元に戻らなくなっている 、
と、 考えられている。


 ☆ ナビオ博士によると、
スラミン 、 は、
細胞が危険を感知した際に発する、
シグナル 、を阻害することで、
この状態を解除させている 、
と、 推測される。

 ある親は、 子供が、 十年ぶりに、
きちんとした言葉を話した、
ことについて、 次のように話す。

 「 投薬から、 1時間もしないうちに、
医師や看護師と、 アイコンタクトをする、
ようになりました。
静かな時間でしたが、
心を揺さぶるような出来事です。
16歳の兄がいるのですが、
彼との、 隠れんぼにも興味を示しました。
音を立てたり、
父親を探すようにもなったんですよ 」 。

 スラミン 、は、
サブ・サハラ・アフリカに生息する、
ツェツェバエが媒介する寄生虫が、
原因とされる、
アフリカ睡眠病への治療薬として、
開発された。

 実験は、 2千13年に、
マウスで、開始されていたが、
人間の子供に投与されたのは、
今回が、 初めてだ。

ナビオ博士は、 今後は、
被験者をさらに増やして、 試験を行いたい、
意向を示しているが、
目新しい実験である上に、
高額な費用がかかることが、
障害となっているそうだ。

via:‘Researchers Studying Century-Old Drug in Potential New Approach to Autism・Low-dose suramin in autism spectrum disorder: a small, phase I/II, randomized clinical trial・Game-changer for autism’: 100-year-old drug reverses symptoms, study findsなど/ translated hiroching / edited by parumo


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