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エヴァ破みてきたんだ

2009年07月04日 18時44分12秒 | Weblog
今日の日記は別に誰かに何か伝えたいというものではなく、むしろ書き記すようなことでもないんだけど、このモヤモヤを抱えたままだと気が落ち着かないから吐き出しちゃおうと思うんだよ( ・ω・)

ネタバレはしてないようにしてるつもりだけど、これから観に行く人は見ないほうがいいかもです。というか早く観に行きなさい。




エヴァ破みてきたんです。今朝。昨日TV放映された序を見て、まあこのタイミングなら行っていいかなと。そんな気持ちで。破がかなり面白いって評判は聞いてたし、気になってたし。でもTV放映までは序を見てなかったってところに、そんなに入れ込んでたわけではないんだっていうエヴァへの距離感が感じられると思いまんも。

でね。

面白かったんですよ。

面白かったんだけど、でも……。

と自分で「でも」を付け加えながら、その「でも」に続くものの正体が自分にもわからない、形容しがたいモヤモヤ感。その正体を知るために、ぼくは1995~97年まで時間を巻き戻さなければいけなかったのです。ヒヤヒヤドキッチョのモーグタン!(モグ波的な意味ではない)



こんな喩えは滑稽だとは思うのですが一番適当だと感じたので恥ずかしながら、エヴァというものは自分の中で完全に終わった昔の恋人だったわけです。「昔は好きだった」というのも違う、完全に過去の存在。オタとしての人格形成期にエヴァ本放送を見せ付けられた青少年の多分に漏れず、自分も夢中になり、熱狂して、水曜日の18:30を中心に回る一週間を繰り返すこと半年、そしてあの旧劇場版のラストによって完全に終結させられた関係でした。それは「付いていけなくなった」とか「失望した」とかいうのとも違う、恋人(エヴァね)が見せた「あたしはこういう女なのよ」という朗々たる宣言に、ああもう終わりなんだ、という蜜月の終結を感じ、自分から距離を置いたというのが最も近い気がします。(あのラストをもってしても彼女との関係を途絶えさせず、好きだと言い続けられる、具体的にはアメトークにエヴァ芸人として出てエヴァの良さを語れるような人々が、まあいてもいいんだけど、自分には理解しがたかったわけで)

あんなにも夢中にさせ熱狂させ喜ばせ悲しませ憤らせ楽しませ、とてつもなく切なくさせた彼女は、こっちはこんなに好きなのに決して愛させてはくれない女の子でした。最後に残されたものはやりきれない、切なさというか、救われなさというか、カラッポな感じで、呆然としているうちに(具体的には97年の劇場版ラストから1年くらい)自分の中でエヴァというものへの気持ちはごくごく自然に風化していったものでした。愛情が無くなったといえばその通りで、振り返ってもやるせない気持ちになるだけだから振り返ることもなくなり。残ったのは荒涼とした風景だけで、あの熱狂は二度と抱けないのだから。「それがもうない」ことを確認する行為はまったくの無益、むしろ精神的な損失で。

そんなだから12年前の完結からこっち、一度として劇場版を含む本放送を見返すこともなく、漫画も追っかけず、フィギュアやらグッズやらを見てあーこれは造りがいいねーなんて言うことはあっても作品として関心を持つことはなくて、だから新劇場版を作るという情報が入ったときも、ふーん? という以上のものはなく、この十年エヴァより新しいものは無かったなんつって作るものがリメイクってそれどうなのカントク?くらいの関心度でしたから、当然「序」を映画館に観に行くこともDVDを手に取ることもなかったわけです。そんななのになぜ破を観に行ったかといえば冒頭に書いたように、たまたま昨日テレビで(まあタダだし、という気持ちで)序を見たことと、破の評判がひどくいいことが気になったからに他ならなかったという、ごく軽い気持ちだったのですが。

でね。

面白かったんですよ。

それは前段までの喩えに続けると「ああ、やっぱりこいつイイ女なんだなあ」なわけで、相変わらずの魅力に新鮮さを増してきた、かつて死ぬほど夢中になった恋人に再会してしまったわけで。映画館を後にしてからこっちずっと他のことは考えられず、もう何年後かの3作目を待ち遠しく思っている。でも……。

とここまで考えて「でも」に続くものの正体がわかったわけです。ものすごくイイ女=面白い作品、だから新劇場版サイコー、破サイコー、みんな見に行け!!などとはしゃげないのは、彼女がああいう女の子だって知ってるからなんだ。前もそうだったじゃん。盛り上がってるときは最高にバキバキにグチョグチョに盛り上がって楽しんで、だけど最後にあの顔を見せてまた僕を絶望的な気持ちにさせるんだろう? またあんな、言葉にできない、どうしようもなく悲しくて切なくてやるせない、カラッポな気持ちにさせるんだろう。

だから僕はただ破が面白かったというだけのことを素直に喜べないのでした。

おわり




昔のエヴァは見てたけど新劇場版はノータッチ、という人は急いで観に行くとよいです。そしてまたモヤモヤするがいい~
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8 コメント

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なんとなくわかる気が (寝助)
2009-07-05 22:34:33
自分の場合は序・破共になんとなく
「みなくちゃいけない」感でした
 
自分が若かったころ熱狂しててそこから時間が過ぎ
同じく新劇が発表されるまでなかったことのようになってたものを、お互いが成長(片方はリメイクっつー形)で改めて向き合うっていう
確かに昔の女って感じです
別れもそこそこにいきなり留学して目の前から消えたというか、もうその頃のわだかまりも風化したとこで
あの時の答えを聞いとかなきゃなという そんな感じ
 
面白かったですけどね
「そうだったんだ じゃぁ今度こそ元気でね」
っていうための真ん中なイメージで観てました
わかります (Cr)
2009-07-08 00:10:34
私も同じような気持ちです。
今考えるとなんであんなに熱中してたのかってくらい好きでしたし。
今も嫌いではないですけど、序とか作るって聞いてから何回リメイクするんだろって思って見るつもりなかったです。
地デジで放送されるから録画してくれって頼まれたから見ちゃったんですが、序は。
こんな事は言ってもしょうがない事なんですけど、
前の劇場版の時にやってほしかったなぁと(^-^;)
Unknown (Unknown)
2009-07-08 19:28:55
あれはあれとして好きだった人間からすると
永久放置プレイ食らって鬱勃起してたら、何か普通に戻ってきて愛情たっぷりに手コキされちゃった感じですよ
「いや、凄く気持ちは良いですけど……あれ?」という違和感
サイコーでサイアクな (数宇)
2009-07-09 01:51:58
そうなんですよねぇ、再会してみたら以前よりこっちの扱いも上手くなってるし、物分りもいいようにも見えるんですけど以前より性格は悪くなってるんじゃね?っていうか前はちょっと天然気味だったのが今度は意図的にこっち振り回してくる女になっててイイ女具合は格段に上がってるんですけどね!
ひどい、ひどすぎる!でも見に行っちゃう、悔しい!
もう絶対騙されねー、でも騙されちゃうよ、ほんとひどい女です。
Unknown (にしざき)
2009-07-10 17:41:58
>>寝助さん
自分も破を見るまではフラットだったんですけどねぇー
ああー(煩悶

>>Crさん
まあ最初からコレやっとけと言っても無理でしょうからねー
破の段階で今回のリビルドにはなるほどこれはこれで
意味があるんだなと自分には思えましたが
完結するまで油断はできないすなぁ

>>Unknownさん
>永久放置プレイ食らって鬱勃起してたら、何か普通に戻ってきて愛情たっぷりに手コキされちゃった感じ
素晴らしい喩え!!!!!!
そうそうまさにそんな感じです
でも別に彼女が本質的に変わってるわけじゃないの
だから何考えてんだってコワイの そうなの

>>数宇さん
こんなのにリアルタイムで登場されちゃ
首を洗ってお付き合いするしかないですわねぇ(´・▽・)
覚悟を決めましょうドッシリ
Unknown (kani)
2009-07-17 03:06:48
カオル君の台詞とか見るに、
なんとなく新劇場版の世界は、
『まごころを君に』で一回リセットされた後の、
シンジ君の願望コミで再構成された世界、
なのかな~とか思ったり思わなかったり!
でもそう考えると
カオル君のメタっぽい台詞とか、
微妙にシンジに優しいレイやアスカとか、
『まごころを~』で片目潰された独眼竜アスカの復活とか、
色々と説明ついちゃうような!
て都合のよい解釈ですねスイマセン(;;)
つかそれだとラストでまたイタい実写をブチ撒けられそうでアワワワワ
なんて色々考察して楽しめるのもエヴァの魅力ですよネ
Unknown (まつや)
2009-08-03 23:39:49
昔の恋人
的確な表現だと思います

どうせ最後また意地悪するだろ(最悪な事やるだろ)
と思いながら、少し距離を取って最後まで見ようと思ってます
Unknown (にしざき)
2009-08-09 22:05:24
>>kaniさん
あちらこちらにループを匂わせるギミックがありますが
エヴァがどうそれに理屈をつけるのか楽しみでありますな~
Qまだかなあ( ^ω^)ワクリ

>>まつやさん
傷つきたくないから距離を取っておきたい
ああでも本当は抱きつきたい!
なんてヘッジホッグジレンマ ああ今更!今更に!くやしい!

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