影なる日記

気ままに音楽、スポーツについて語る…
語り過ぎに注意?

期待はしてなかったけど、完敗にガッカリ…

2006-06-23 16:21:54 | Weblog
ブラジル4-1日本

日本対ブラジル(ブラジル対日本?)~ドルトムント

わずかな望みはありましたが、やはりというか、妥当な、かつ、惨めな敗戦になりました。
ブラジルは、「控え選手」でも、王者ブラジルでしたね~
強かった…

ただ、前半のロスタイム(アディッショナル・タイムというのが世界では常識らしいけど)までは、希望を持たせてくれました。
玉田の豪快な(珍しくゴールの枠に飛んだ)シュートが決まり、これは!?と思わせてくれました。
ブラジルは今大会初失点。

ロナウドのあのロスタイムのゴールさえなければ…
あの1点までは、日本の思い通りの試合展開だったのになぁ…
しかも、ヘディングが苦手とか下手とか言われてるロナウドに、ヘディングで決められるとは!

前半終了で、控え室に戻っていく選手は、やっぱりうつむきがち。
中田英の「あーもうっ!!」という絶叫に共感。

後半は、ジュニーニョ・ペルナンブカーノの無回転ミドルシュートが炸裂!
川口の手を嘲笑うかのようにすり抜け、日本のゴールに突き刺さりました。
これで、事実上「ジ・エンド」…
ホント、このシュートは世界でも屈指のシュートでしょうね。
日本人でこういうシュートを打てるのは、神戸の三浦淳宏くらいでしょうか?
こんな選手が日本にも育ってくれないかな~

あとは面白いようにブラジルの攻撃にさらされ、ジウベルトとロナウドに本日2得点目を献上して1-4。
日本の攻撃面は、やっぱり連係ミスが多すぎる…
つまんないことでボールを失いすぎる。
疲れるでしょ、そんなことが続いたら。

攻めないといけないときに、ディフェンスラインを押し上げることができなかったのも痛かった…
中沢と坪井にラインの統率力がないということがハッキリしました。
こういうときに宮本がいるのといないのでは差が出るのかな、と。

それよりも深刻なのは、フォワードにくさび(楔)のボールを入れられる選手が、中田英しかいないという事実…
中田英がいなくなったらどうするんだ?
ま、ボールを入れても、フォワードがキープできないのが日本の課題なので、そこから相手を危機に陥れるということはできないんですが(皮肉的に)。

巻が今大会初出場しましたが、ちょっとオフサイドにかかり過ぎか。
彼には、次の代表チームで期待したいと思います。
巻に代わって入った高原が負傷したのは、不幸でした。
さらに大黒を投入せざるをえなくなり、交代カードを余計に切らなくてはならず。

試合終了後、バッタリとグラウンドの真ん中に倒れて起き上がれない中田英…
彼の胸に去来するものは一体何なのか?
印象に残るシーンでした。

ブラジルはやっぱり足元の技術がしっかりしてるし、ほとんどミスがない。
1対1で抜けるスピードとテクニックがある。
シュートもきっちり枠に収めてくるし…
この差が大きすぎました。

それにしても…
あのブラジルがキーパーを、ジダ→ロジェリオ・セニ、と交代させたことを屈辱だと感じたのはオレだけでしょうか?
ジダが負傷したわけでもないのに!
親善試合ではよくあるんですよ、経験を積ませるためにという感じで(交代枠もたくさんある場合が多いですし)。
でも、それをW杯の本番中にやられるなんて…!
みんな好調だし、他に代える選手もいないからキーパーでも代えるか~って感じか?

今大会は、日韓大会のホームアドバンテージの大きさを実感しました。
それと、初戦の大切さですね!
オーストラリア戦のあの敗戦は、ホント――――――――――――に痛かった…
初戦で勝ち点をとらないと、こういう結果になるということがよく分かりました。
特に、力が抜きんでたチームが同じグループにいるときこそ。
結果的に、初戦を勝ったブラジルとオーストラリアがF組を勝ち抜きましたから。

個人的には、中村の出来がイマイチだったかな、と。
確かに得点は挙げましたが、パスとキックの精度が普段に比べて低かったように思います。
コンディションが悪かったんでしょうか?

日本の最初の2試合は、暑い日に当たったというのは運がなかったです。
それに試合時間が現地時間で15時…
これには、日本のメディアの要請があったとかないとか(ジーコ監督が怒ってました)。
メディアも視聴率のことを考えないで、日本の代表チームのことを考えてもらいたいもんです。

本当は、日本がF組を勝ち抜くためには、オーストラリアに負けてもらいたかったんですが、日本が負けた以上、オーストラリアには頑張ってもらいたいと思います。
あと、悔しいけど韓国にも。
なぜかというと、次の2010年南アフリカ大会でのアジアの出場枠の増減がかかってるからです!
今度はアジア予選に参加することになるオーストラリアの頑張りは、枠を維持することにつながります。

さて、ジーコ監督の後任ですが…
やっぱりW杯の舞台を監督として経験した実績のある人(少なくとも決勝トーナメント進出した経験ありの人)がいいと思います。
ジーコは選手としては経験がありましたが、監督経験はほとんどなかったわけですし。
この大会の采配は若干疑問があったし、経験が実はかなり問題だったんじゃないかな~?
となると、人数に限りがあるし、年俸も高くなっちゃいそうですが、そこの出費は惜しまない方がいいです。
ただ、トルシエはやめてね(笑)
あと、攻撃は自由に、守備は組織的にということが理想♪

ところで、キャプテン翼では、ほとんど描かれてないんですが、翼君たちは、シュートを打てば枠に飛んでますが(日向君はボールをバーに当ててパンクさせちゃいましたが)、現実はそうじゃないんだと。
もっと日本の選手はシュートの練習をしないといけないですね、釜本のように。
それと、ボールを止めて蹴るという基本の鍛錬が必要。
キャプテン翼を挙げたのは、今の代表選手が少年時代愛読した漫画だろうし、よく見たアニメだろうからです(笑)
フォワードの育成も急務。

心配なのは、この大会の結果を受けて、サッカー人気が凋落してしまうこと。
totoは危機らしいですが、スタジアムで観戦する人が少なくなってしまわないか?
サッカー人気は、これからが踏ん張りどころだと考えます。

あと「感動をありがとう」って選手を甘やかすのはやめて、どちらかというと成田で水をかけに行くくらいの気構えが必要です。
個人的には、中田英の献身的な動きと川口のPKストップくらいしかグッとくるものがなかったですし。
涙が出るほど感動したってことはなかったです。
それに、クロアチア戦で、引き分けに終わったとき、日本のサポーターが喜んでる姿にもガッカリしました。
まだまだサッカーの現実がわかってない人が多いんだな、と。
ま、メディアが現実を反映していないFIFAランキングを信奉してる時点で、終わってるな、と思います。

それと、NHKの地上波放送で、また勝てなかったので、「サッカー日本代表の地上波放送に関する法律」を制定して、NHKで放送することを禁止しましょう!
合理的な理由はありますよね?こんだけ負けが続けば…
NHKは疫病神!
受信料払わねーぞっ!