お菓子教室Cakes&Tea(ケーキ&ティー) わかこのお菓子な生活


福島県会津若松市にある洋菓子、パン、和菓子の教室です。

お祝いケーキ

2009-02-04 | お菓子作り

旦那さまの知り合いから結婚祝いのケーキを頼まれました。

それも、前日...。

休み中なので時間はあるのですが、道具がありません。

式ではないのでそんな大きなケーキもいらないようなのですが十数人集まるお祝いの場に、家に唯一ある5号(15㎝)の丸型ではいくらなんでも小さすぎる。

でも、若松まで取りに行くわけにはいかないと思い、四角のケーキを作ることにしました。

教室の部屋で作ったら卓上ミキサーもあるし、丸型で作るので能率もいいけど、四角のデコレーションケーキって自分の結婚式くらいしか作っていないので、センスのない私はとにかくデザインを考えるのに悩みました。メッセージも頼まれたのですが、チョコプレートに書いたら誕生日っぽくなるかな~とか。箱もおしゃれじゃないとお祝いの場にふさわしくないけど、そんな丁度いい箱もないからどうしようとか。

 仲間同士の集まりでお祝いをするらしく、「呑んでいるし、そんなにケーキも食べないと思うからそんなに悩まなくていいよ」と旦那様に言われたのですが、作る以上は自分のプライドもあると思い、箱とデザインを考えるだけでもかなり時間がかかってしましました。

 Sany0220 箱は、家にちょうどあったギフトが入っていた箱がちょうどよさそうだったので使う事にして、ラメ入りのシルバーの のり付きシートを買ってきて箱のふたの部分を短くカットし、トレーになるようにシートで前面覆いました。

本来は箱の底だった部分を上面にくるようにし、底が無地のブルーだったのでそれを活かし、残りのシートをカットしてふたもシンプルだけどちょっとおしゃれにしてみたつもりです。

 呑んでいる場なのでケーキは、形だけでいいのかもしれないけれど、期待していない分、サプライズのような豪華さがあったらいいかな~とか思いながら勝手に凝っちゃいました。といっても、これが仕事で教室に通っている時だったら7号のケーキでデザインも定番のいちごたっぷりで、考える時間も箱を作ることも無いので、今回は10倍くらいの時間をかけたかもしれません。

 スポンジ生地は2枚焼き、この中に入るようにカット。26㎝角くらいになりました。

Sany0228

あとは、悩んだ末決まったデザインで一気に仕上げ。最小限の道具でなんとか完成しました。

メーッセージは、チョコプレートをやめて直接ケーキに書きました。

Photo 生クリームで一旦書いてから、その上を自家製のラズベリージャムを混ぜた淡いピンクのクリームでなぞり、立体感と色合いを出してみました。

どうせ、作るなら味にもこだわりたいといちごとフレッシュ生クリームもたっぷり使い、なんとか完成!!

 このケーキの評判がとっても楽しみ

 義母に「風呂敷あるよ。」と言われたのですが、スーパーで大きさもちょうど良く、中身も見えてとっても持ちやすいデザインのダンボール箱をもらってきておいたので風呂敷を使わずにそれに入れました。

 夕方にそのお祝いに出席する事になった、旦那様にケーキを運んでくれました。

...そんなわけで、帰ってきた旦那様。

待っていたのに、ケーキの話をしてくれない...。と思い、自分から聞いてみると。

「車からケーキを運んでくれた人が、ひっくり返しちゃったんだって...すごく誤られてきた」って

そのケーキが箱ごと、テーブルの上に載っていたけど、誰も空けないのにどんななっているか中身を見ることができなかったらしく、夜遅くまで盛り上がっていたので、途中で帰って、その後ケーキを食べたか食べないかもわからないらしい。

 風呂敷の方が良かったのかな~とか、懲りすぎた私が馬鹿みたいとか...かなりショックな出来事でした。

 その後の話で「ケーキ大丈夫だったよ」と電話で聞いたらしいけど...役にたったのかな~???