お菓子教室Cakes&Tea(ケーキ&ティー) わかこのお菓子な生活


福島県会津若松市にある洋菓子、パン、和菓子の教室です。

1月の応用コース

2016-01-06 | 応用コースメニュー

今月の応用コースは、トリプル生チョコケーキ

このケーキもともとは、稽古堂まつりで、絵本のレシピを頼まれたときに考えた『はらぺこあおむし』のチョコレートケーキです。

毎年、稽古堂まつりの絵本のレシピにチャレンジの企画でお菓子作りと読み聞かせがあるので大型絵本が出版されているなかからお菓子の出てくるものを選んでいたのですが、決まらず私の知っているはらぺこあおむしの本から、チョコレートケーキだったら喜ばれるかなと思い、貸し出し中で絵本がなかったのに絵も見ずに決めてしまいました。親子の企画でその他にココナツマカロンも予定していたので、簡単な混ぜて焼くだけのチョコレートケーキにしようと思っていたのに、後から絵本を見て5層のチョコレートケーキだったことにびっくり。

結局10回以上試作をして写真のイメージのしっとりを試行錯誤の末に完成させました。親子なので板チョコで作れる 超簡単でしっとりふんわり濃厚なトリプル生チョコケーキ。家で気軽に作っていただけるようにバターも生クリームも使用せずに、身近な材料を使用したレシピにこだわってみました。といってもチョコの風味のあるで、高級感があります。

このレシピ、慣れた方だったら作業時間15分あれば(焼き時間は別)でできちゃいます。

苦労して完成させたレシピなので応用コースにトリプル生チョコケーキとして入れましたが、大人向けにもっと手間をかけたレシピにしようかと思ったら、難しくなりすぎたので作り方はそのままで、さらにふんわりしっとりで親子のときよりもちょっぴりビターな味にしてみました。

濃厚なので小さいケーキですが、想像以上のしっとり感に驚かれるかと思います。

とにかく簡単だとは思えないほど、しっとりふんわりで高級感のあるこだわりのチョコケーキです。

もう1品、チョコマーブルチーズケーキ。基本コースで人気のベイクドチーズケーキのアレンジレシピで、今回はフードプロセッサーを使って簡単に仕上げていきます。

こちらも混ぜるだけなのでとにかく簡単なのに高級感のある仕上がりです。

 


1月の基本コース

2016-01-06 | 基本コースメニュー
今月も後半になってしまい、基本コースもほとんど終わってしまいしたが、1月の基本コース、トリュフ、生チョコの紹介です Sany0048

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毎年、初めに実施する教室のメニューは、トリュフ&生チョコです。

 

18年間、変わらない配合ですが作り方を何度か変更しました。

トリュフを実習すると、ほとんどの生徒さんから「トリュフの値段が高いのが納得できる」と言われます。

作り方を口で説明すると、とっても簡単で手間がかかるなんて感じないくらいのお菓子ですが、チョコレートは、奥が深いので基本コースの他のお菓子より、時間的には早く終わるのにけっこう大変です。

作るのに苦戦すると、「このお菓子は、二度と作らない」なんて声もよく聞きますが、チョコレートの性質を理解できると楽しくなりハマってしまう方もいらっしゃいます。

チョコレートは、溶かしてから固める時にテンパリング(温度調整)を行わないと悪くなっているわけでもないのに、つやもなく、白っぽくなり、口どけも風味も悪くなってしまいます。

それをつやのある元の状態に戻す為にテンパリングを行います。

でも、チョコレートの変化は目には見えません。だから普通は温度計を使うのですが、温度計を使ってもチョコレートの性質を理解していないと白っぽくなってしまいます。

実際、有名なパティシェの方のトリュフの講習に参加したときにとことん手間をかけたこだわりのテンパリング方法だったのにもかかわらず、テンパリングできていなかったので全てココアをまぶしてごまかしていたのをみた事があります。

でも、その方が異例なわけでなく、作りなれた人でもちょっとした事で原因もわからず、最初からやり直しなんてことが当たり前なのがテンパリングなのです。

温度計を使っても失敗するので、教室では温度計を使った事がありません。何度かテンパリングの仕方を変えましたが、温度計に頼らずにチョコレートの変化を理解できる方法で講習しています。

本には載っていない、経験しながら理解していく方法です。チョコレートの種類によってテンパリングの温度も少しずつ違いますが、温度計なしで覚えるとどんなチョコレートでもテンパリングができるようになります。

また、目には見えないチョコレートの性質を他のものにたとえてわかりやすく説明していきます。

何度か製法を変えましたが、今一番わかりやすく、自信をもって伝えることのできる製法を見つけました。そして、生徒さんのほとんどが失敗なくつやのあるきれいなトリュフを作る事ができるようになりました。

そして、テンパリングできていなかったとしてもやり直さなくても簡単につやのある状態に直せる方法も見つけました。

見た目以上に手間は、かかりますが、高級感のあるお菓子ですので上手にできるようになると、プレゼントされた方にきっと「トリュフが作れるなんてすごい!!」と喜んでもらえるはずです。

トリュフとは対称に生チョコは高級感があるのにとっても簡単に作れるお菓子です。

とにかく口解けのよさにこだわった教室の配合は、今までたくさんの生徒さんから、「美味しい」と感動されてきました。

とにかく簡単なのに、高級感のある風味となめらかさ。毎年この時期になると必ず作るという生徒さんも多くいらっしゃいます。

単純な中にもとことんこだわりをもったこのふたつのメニュー。

私の経験をもとにたどり着いた本には載っていない自信をもってお伝えできる製法です。

トリュフは、3人以上の場合見本の他に一人1回分作ります。1回分は、12個~16個分です。

生チョコは18切れ作ってその日の人数でわけます。

つまり、1人のときはトリュフ12~15個、生チョコ18個

2人の時、トリュフ12~16個分生チョコ9個

3人の時、トリュフ16~19個分、生チョコ6個

4人の時、トリュフ15~20個分、生チョコ4個

5人の時、トリュフ15~18個分、生チョコ3個

6人の時、トリュフ14~16個分、生チョコ3個

薄めの容器がおすすめですが、今回は、フードパックをお渡しできるので箱を持参しなくても大丈夫です。

 


今年もたこ焼き販売します

2016-01-06 | 十日市

 毎年、恒例となっ十日市のたこ焼き。今年も竹藤前で販売します。

40年くらい前から十日市は竹藤前で縁起物を売っています。

でも、会津だるまを作っている五十嵐民芸が辞めてしまったり、五郎平飴の市飴が数作れなくなり、仕入れられなくなったり…

他で、白河だるまを売っていたり、中国などで作った風車、起き上がり小法師を販売する中で会津産にこだわると、注文すると全て数を減らしてくるので、毎年販売できるものが少なくなって寂しくなってきました。

そんな中始めたのがたこ焼きでした。

実は、十日市でお菓子を販売できないか、保健所に許可を取りに行ったらお菓子は許可が取れず、たこ焼きや焼きそばなら販売してもよい。

といわれたのがきっかけでした。...というのも大阪の製菓学校時代たこ焼きや焼きそばを売っている店でバイトをしていたのです。

何度もブログに書いているので、この内容もう何度も聞いているかと思いますが。。。

他は、ミックス粉を使ってつくる中、生地もこだわって作ります。化学調味料、添加物なしです。

しかも具に使う、天かす、紅ショウガも手作り。このふたつ、ものすごく手間がかかっています。ねぎもたっぷり。

たこ焼きを始めた年は、とにかく声をかけながら無理に54パック売ったのですが、今では240パックくらい。これが限度。

とにかくおいしいと毎年楽しみにしてくれる方が増えました。一日中行列を作った年もありました。

他に十日市で店を出している人がいない人通りが少ない通りでこれだけ売れるのは、とにかく毎年たこ焼きを買いに足を運んでくれるリピーターが多いから。

今年も10時焼きはじめ目標に頑張りたいと思います。