ティーテーブルに興味を持つようになってからたくさんの本を買ったり借りたりしました。
その中で特に興味を持ったコーディネーターが4人います。
佐藤よし子さん、大原照子さん、市川吉恵さん、クニエダヤスエさんです。
テーブルコーディネートに関するこだわりや好みはみんな違うのに、共通する事はたくさんあります。
その中でも私にとって驚きだった事が、この4人の方全員が家事に関する整理術の本を出版している事。そして、自分の教室の授業の中でテーブルコーディネート以上に家の中の整理術、掃除の仕方までをしっかり時間をかけて教えている事です。この先生方以外にもテーブル、紅茶、料理をヨーロッパで覚えた先生方は整理術も教えている方が多いみたいです。
イギリス(ヨーロッパ)では、食事の時にテーブルをコーディネートする事もいつでも家の中をきれいにしておくのは当たり前のようです。だから、イギリス(ヨーロッパ)で生活したり留学、した経験を持つこの4人の先生方は、実際に整理整頓までを習ってきたのです。
掃除も本を読むことも嫌いな私が、テーブルに興味を持った事で整理術の本を読むことができました。でも、頭が痛くなるような内容です。
ものを増やさない、必要なもの以外は処分する。このすごい徹底ぶりに、思わず捨てるなら私が全部もらいたいと思ってしまう…それが私の悪いところみたいです(~~;)。
一見、優雅に見える生活の裏には、普段からお気に入りの器(もの)を使い、趣味でないもの、あまり使わないものは全て処分。
全て隠す収納で本当にお気に入りの統一したテーマの小物と生花だけを飾る。
大掃除、時間をかける掃除はいらない。普段から掃除のサイクルを決め毎日手間をかけない掃除方法をする。
イギリス(ヨーロッパ)では年末も大掃除なんていうものはないそうです。普段からあたりまえの掃除をしているので大掃除は一切いらないようです。
それぞれ、収納や掃除の方法は違うけど、考え方は全て共通。
これらの整理術の本、4冊共通して、半分が料理やテーブルコーディネートの事が書いてあるから私にとってはおもしろい内容でした。
つまり、優雅に見える裏側には普段からの努力と本当に必要な長く使えるいいものしか買わない、シンプルに豊かに暮らすという考え方がある事を知りました。
物が少ない方が掃除が楽。いつも家がきれいだから、家が好きになり家族が団欒して食事をする。どこの家もきれいのが当たり前だからこそ、人を呼んでパーティーをしたり、人のうちに招かれたりという習慣が当たり前のように定着しているようです。だから、イギリスではレストランは流行らないそうです。
豊かになった日本の家には物があふれすぎ、それよって掃除も大変になり、落ち着く空間がなくなってきている家庭が増えているのかな~。とさえ感じてしまいました。
これを読んで、普段から掃除をやっているという方もいると思いますが、私にとっては、反省と衝撃がありました。
物を買うのが大好きで、すぐには、変えられないけど少しづつ取り入れていけたらな~と思うようになりました。