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SMAPが出演した番組レポメインなブログです。たまに、ドラマや映画の感想などもあり。

『僕のいた時間』 第3話。

2014-01-25 23:19:35 | 風間俊介
<あらすじ>
突然左腕が動かせなくなった拓人(三浦春馬)は、整形外科を訪ねる。
診察をした医師は、頚椎症だと思われるがしばらく様子をみて3ヵ月後にもう一度来てほしい、と拓人に告げる。
一方、町内会のイベントがきっかけで介護のボランティアを始めた恵(多部未華子)は、
施設の職員から、これからはアルバイトとして来てほしいと誘われる。
長年アルバイトを続けてきたファミリーレストランに近ごろ居心地の悪さを感じていた恵は、それを承諾した。
そんなある日、拓人は恵の家に招待される。恵の母・翔子(浅田美代子)はすっかり拓人のことを気に入ったようすだった。
仕事中、腕に力が入らず、商品を落として傷をつけてしまった拓人は、再び整形外科を訪れる。
以前より左手に力が入らなくなり、左足も痙攣することがある、と伝える拓人。
医師は、そんな拓人に大学病院の神経内科を紹介した。
そこで拓人の診察をしたのは、神経内科医の谷本和志(吹越満)だった。
谷本は、検査の結果を受け、今後の治療方針を相談するために家族と一緒に病院に来てほしいと拓人に伝えた。
だが拓人は、家族はいないとウソをつき、自分ひとりで話を聞くと返す。
そこで谷本が拓人に告げた病名は、難病のひとつに指定されているALS=筋委縮性側索硬化症だった。
まず拓人自身が病気を理解し、受け入れることが大切になる――谷本は、そう続けた。
一睡もできずに朝を迎えた拓人は、そのまま仕事に出かける。
アルバイトの宮下(近藤公園)から腕のことを尋ねられたが、病気のことは話さなかった。
その夜、拓人は総合病院の院長を務める父・昭夫(小市慢太郎)に電話するが…。




吹越さん演じる谷本先生へ心情を吐露するシーンから最後の唐揚げまで泣きっぱなしで翌朝大変なことに(;_;)
必要とされてはいなかったけど迷惑をかけないよう生きてきたのになぜ自分が!?って気持ちが痛かったです。
実際は迷惑かけまくっていることは棚上げするとして、すごく共感できるので。
与えられた知識だけで判断するのは愚かなことですが、
身体がどんどん動かなくなっていき意識は残り続けるって想像するだけで怖くなってしまいます。
告知されて信じられない気持ちの中でALSと思われる患者さんの病室を見に行き、
患者さんと目が合って逃げ帰る様子とかほんとリアルです。
病気になるまでは自分も気にもせず話していたであろう守たちの会話がとても無神経に感じたりするところや、
幸せな子ども時代のエピソードを語った伏線があった上での母親が拓人の好物なのを忘れて、
唐揚げが弟の好物だと勘違いしているという救われなさとか、唸らされまくり。
お母さんは認知症なのでは?と心配する人もいたようですが、
可能性はないとは言えないものの、医者になれなかった子どもは本当にどうでもいいのだと思います。
と、こんなにもリアルなのに、ヒロインの恵だけがリアルじゃないのが残念だったり…。
拓人と恋人になる過程にドラマがなく、介護の仕事を目指す夢を持つことも取って付けた感が(-_-;
ちょっと都合が良すぎな気がしちゃいます。

だったら守と陽菜のほうが漫画展開でリアルじゃなくね?という指摘を受けそうですが、
拓人が死を意識せざるを得ない「生」の問題を描く対比として、
自分が死ぬかもしれないなんてことを微塵も思っていない人の「生」の悩み、問題を提示するキャラクターなのかも?
童貞や処女ってなんか馬鹿にしても全然OKな風潮があるので、ものすごいコンプレックスなのではないかと、
陽菜ちゃんへ最低発言を言ってバッグで殴られた後の表情に、DT守wとか冗談で言っていたことを反省しました。
…守はバカっぽいのでそこまで深く悩んではいないのかもしれませんが(爆)
こういう問題の普通ってなんなんですかね?4〜5人と付き合い、
結婚して2人以上子どもを設け、その子どもをきちんと進学&就職&結婚させ、
孫を可愛がりながら年金を満額もらって最後まで健康に生きるのが普通だとしたらハードル高すぎ(*_*)
この通りに生きれる人もきっといるのでしょうが、
この先どんどん無理な人が増えていくと思うので、
アドバンテージ(意味が間違ってるかも?)が高い普通を基準にするのはやめにしませんか?と言いたくなります。
こういうこと言うと弱肉強食論者から噛みつかれそうですが(-_-;
たしかに弱肉強食な側面があることは事実ですし、
ついていくことができない人が淘汰されてしまうのも自然の摂理なのかもしれません。
でもずっと強く健康でいられるはずがないので、自分が弱くなった時に初めて気づくのではなく、
強い時からそういう心を持つ人が増えればもう少し生きやすい世界に…ならないのかなぁ。

第3話はとにかく春馬くんと吹越さんの御芝居が素晴らしかったです。





ではでは


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