cahors日記

美味しいものを求めて東へ西へ

檜枝岐温泉@南会津

2011-04-30 | 旅(国内)
今年のGWは中日をお休みにして、長期旅行に行きたかったけれど、

震災の影響もあって、何となく計画する気になれず。。



急遽、近場の温泉に行こう!となり、愛読書“秘湯を守る会”を片手に、お宿探し。




新潟方面の宿を数軒電話するもどこも満室でしたが、

福島県南会津、檜枝岐温泉『かぎや旅館』を予約することができました。



檜枝岐は、福島といっても群馬や栃木に近い場所で、尾瀬の玄関口として知られています。



高速の西那須野塩原I.Cで降りて、那須の道を通りますが、

今回ほど、空いていたことはありません。ガラガラで本当にGW?!という感じでした。



上塩原温泉方面へ進むと、桜が満開




ちょうどお昼時だったので、去年行ってよかった蕎麦屋“滝見亭”へ。
 


こちらのお蕎麦、絶品なんです。



臼が店内から見えるので、蕎麦粉は自家挽きと思われ。。



まずは、大好きな蕎麦掻。

蕎麦掻は、お店によって全然違うからおもしろい。


こちらのは、シンプルであっさり。



きましたっ!天せいろ。




美しい

細切りでコシはかなり強め。


蕎麦の香りもよく、量もこれで並盛り。



山菜の天麩羅。この季節だけのお楽しみ。




東京にあったら、頻繁に行くこと間違いなし。




美味しくいただきました。







さらに山を上がると、景色が変わってこの通り。




到着! そば料理の宿“かぎや旅館”。1892(明治25)年創業の歴史あるお宿。

秘湯を守る会の提灯もしっかりと。


尾瀬が近いので、トレッキングの拠点に泊られる方が多いそう。





どっしりとしていて、木のぬくもりが感じられ。床がピカピカ。
 
宿の女将さんに地震のことを伺うと、この周辺の土地は、地盤が固いらしく、

3月11日は揺れたけど、その後はそれほど大きい揺れはないとのことでした。



食事の前にお風呂へ。             
 
樹齢2千年の直径2mの古代檜でつくられた総檜風呂!無人だったのでパチリ



無色透明のアルカリ性単純泉。








温度がちょうどよく、いいお湯。心底温まりました



お風呂のあとは、お楽しみのご飯



伝統の山人(やもーど)料理。桧枝岐の味づくし。




日本秘湯を守る会限定のビール“秘湯ビール”や、いわな骨酒。
 



若旦那様が次々と料理を運んできては、丁寧に説明してくれました。



岩魚の刺身とたたき                   自家製豆腐 蕎麦の実揚げとワラビのせ
 
桧枝岐産岩魚はさっきまで生きていたもの。



岩魚の塩焼き  お酒に刺身に塩焼き、、、岩魚尽くし!




天麩羅                            つめっこ(蕎麦のすいとん)
 
天麩羅は、サンショウウオ、ツクシ入り掻揚げ、コシアブラ。

サンショウウオは、見た目グロテスクで旦那は駄目。旦那の分ももらいました(笑)。



つめっこは、蕎麦粉のすいとん、蕎麦粉を練ってちぎる(方言でつめる)からこの名前。

鴨肉やジャガイモも入って自家製味噌で味付け。モチモチで優しい味。



桧枝岐名物“裁ち蕎麦”と“はっとう”          茸ご飯と味噌汁
 
裁ち蕎麦は、つなぎなしの蕎麦粉10割。布を裁つように切るため、裁ち蕎麦と呼ばれるとか。

はっとうとは、蕎麦粉ともち粉を練り茹でて、エゴマ(じゅうねん)をまぶしたもの。

あまりに美味しくて村民が殿様から食べることをご法度されたため、この名がついたそう。



茸ご飯の茸は、“シシダケ”。希少な茸だそう。

香りがよく、甘みがあって絶品の炊き込みご飯でした。



正直、それほど料理には期待していなかったので、地物をふんだんに使った夕食に大満足



部屋に戻って、フィギア女子フリーを見るつもりだったのに、

岩魚酒が効いたのか、爆睡



2日目へ。

最新の画像もっと見る

コメントを投稿