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カフェロゴは文系、理系を問わず、言葉で語れるものなら何でも気楽にお喋りできる言論カフェ活動です。

第1回アーレント『責任と判断』を読む会のご案内

2018-05-01 | 開催予定
        
【テーマ】アーレント『責任と判断』を読む
【今回の読書範囲】アーレント『責任と判断』(ちくま学芸文庫,中山元訳)
        「独裁体制の下での個人の責任」
【開催時間】 14:00~16:00
【開催場所】 椏久里珈琲福島市東中央3丁目20-2
【申し込み】 要申込 参加希望者はメッセージへお申し込み下さい。 
※なお、参加希望者はFacebookの非公開グループで日程や読書範囲を相談しています。
【カフェマスター】渡部 純
【開催趣旨】

去る2月、アーレント研究者である佐藤和夫氏を福島に招き、著書『〈政治』の危機とアーレント』を読む会が開催されました。
ありえないほどの盛り上がりを見せ、しばしその余韻に浸っておりましたが、いつまでもそのままでいるわけにはいきません。
〈3.11〉という未曽有の出来事を経験したものとして、アーレントならばいかに問うだろうかという問いを抱きつつ、福島という、いわば辺境でアーレント思想のアクチュアリティに魅了された参加者が、あらたにアーレント『責任と判断』を読む会を企画しました。

『責任と判断』はアーレントの講義録や講演内容が多く、わりと口語体で書かれているのでもっとも読みやすい著作です。
この本の主題は「アイヒマン問題」に連なる問題であり、ホロコーストにかかわった人間性を問う点にあり、全体主義「社会」の問題よりも、全体主義における人間性を「責任」と「判断」から問う内容になっています。
もちろん、読みやすいことが理解しやすいこととイコールではないことは言うまでもありませんが、昨今の日本社会の「全体主義」的風潮のさなかに、「きみはどう生きるか」と自分を問い直すうえではうってつけの本です。
今後は、参加者の都合をFacebook上のクロージンググループで調整していきます。
参加者は福島県内外に広く居住している方々ばかりですので、会場を特定することはこんなですが、それでも可能な限り参加者の意向に沿いたいと考えています。

スカイプ読書会を経験された方々も多いので、スカイプ読書会をメインにおくことも可能ですが、今回はできる限りフェイストゥフェイスの会合を優先して、スカイプ読書会はあくまで補助的に使用していきたいと思います。
もし、聴いているだけでもいいから少しでも参加したいという方がいらっしゃれば、メッセージを下さい。Facebook上のグループに登録させていただきます。
ぜひ、少しでもこの会に関心を抱かれる方々がいらっしゃれば、遠慮なくご連絡ください。(文;渡部 純)

5 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
お訊ねします (瀬野佳子)
2018-05-29 09:25:09
アーレント「責任と判断」を読む会の開催日はいつでしょうか?
できれば参加させていただきたいと考えている福岡市在住の女性です。
宜しくお願い致します。
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第2回読書会 (わたなべじゅん)
2018-05-29 11:00:10
瀬野様
お問い合わせ下さり、ありがとうございます。
第2回目は6月23日(土)午後を予定しています。日程の詳細は近日中にアップします。
福岡市在住とのことですと、Skypeでの参加ご希望でしょうか。
第2回読書会の会場は、いわき市四倉にある個人のお宅です。
いずれにせよ、ご参加いただけるならば、うれしい限りです。引き続きご質問等あれば、コメント欄でもメッセージにでもご連絡を下さいませ。
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Unknown (瀬野佳子)
2018-05-29 16:34:31
わたなべじゅん 様

早速のお返事ありがとうございました。
福島への行き方も分からない九州人ですけれど、会場での参加を希望しております、宜しくお願い致します。
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第3回 (わたなべじゅん)
2018-05-30 15:20:13
瀬野様
お返事ありがとうございます。
会場参加をご希望とのこと、驚きました。
もし、参加される場合でも第2回は交通の便が良くない場所なので、もしかすると7月14日に福島市で予定している第3回読書会の方がよいと思われます。
いずれにせよ、今までにない遠路からの参加意思を表明して下さり、ありがとうございます。
少しずつ進めていますので、ご都合のよい日時場所をご検討ください。
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Unknown (瀬野佳子)
2018-05-30 20:07:31
わたなべ 様

そうですか....ということは、一回目は5月1日だったということでしたかー。5月1日はてっきり案内を開示した日付だと思っていました。それでは考えさせていただきます。

わたなべさん、上の写真は文庫版なのですね。2007年に出た初版とはずいぶん感じが違っていて驚きました。帯のことばづかいです。恫喝まがいのこんな乱暴なものいいはアーレントの著書にはもっともふさわしくないと思うのですけれど...。ちくま学芸文庫のスタッフの皆さんにまず立ち止まって考えていただきたくなりました。
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