ぷちこの『おもいつ記』

ぼちぼち更新します

「これはレモンのにおいですか」

2007-09-02 | Weblog
「これはレモンのにおいですか」「いいえ、夏みかんですよ」

テレビでドラマをみていたらこの一節がでてきた。たしか小学校の時の教科書に載っていた気がする。
不思議な空気を持っているお話だと思った記憶がある。それにひきつけられ何度も読み返した。
しかし、内容はまったく覚えていない。
私は小さいときから本を読むのが好きだった。
なので、教科書も「読書感覚」でみていた。その点からいうと読み物としては「国語」の教科書が一番おもしろかった。
「読書感覚」で教科書をみていたので、勉強ができない子になったかもしれない(苦笑)

姪の教科書を見せてもらうと信じられないぐらいうすっぺらかった。
カラーの現代風イラスト満載。小学一年生だからかと思うが「あいうえお」をうすく点線で書いてあってそこをなぞるページまである。これって私の時代じゃあ、ノートだよね…。

教科書に載っていたもので、心に残った作品はたくさんある。
『てぶくろを買いに』『たぬきのいとぐるま』『星新一のショートショート』etc…。
論文、エッセーの類いもすごく印象に残っているものもある。
今の自分になにかしら影響したものもあると言って過言ではない。

姪っ子たちにもいろいろな作品に出会ってほしい。
世間の言う“勝ち組”になれなかったぷっちゃんから言うのはおかしいけれど。
だが、古文の教科書になぜか載ってなかった『源氏物語』は、まんが“あさきゆめみし”を読んでいたおかげで模試に出たとき解けたよ(^m^)
今読みたいのは『徒然草』。“仁和寺にある法師”はお腹が痛くなるぐらいおもしろい。図書館で探してみたけど原文を直訳した受験生向けのようなものか、小さい子供向けにすごく簡単に書かれたものしか見つからなかった。辞書片手に原文読めってことか!?軽快に読めないとおもしろさ半減しちゃうよー。

冒頭に書いた「これはレモンのにおいですか」「いいえ、夏みかんですよ」はあまんきみこさんの『白いぼうし』という作品のようだ。主人公のタクシードライバー松井五郎がタクシーの中でお客さんといろいろ不思議な出会いをする話だったような気がする。“白いぼうし”もなにかキーワードだったような…。

また図書館で探してみよう。しかし最近図書館がきびしくなり延滞が続くと「もう貸し出ししないぞっ」っていう文面のはがきが届く!Σ( ̄□ ̄|| 返すのが遅い私がわるいです。ごめんなさい

あまんきみこさんの『白いぼうし』は『車のいろは空のいろ』に収録されているようだ。
実用書やHow To本をつい多く読んでいたので、ひさしぶりに甘酸っぱい世界に浸ってみたいと思う。

みなさんの思い出の本や物語を教えてくださいね


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9 コメント

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懐かしい・・・ (ゆかべりん)
2007-09-02 21:52:10
うちの子の小学校の宿題は教科書の音読というのがあり(多くの小学校がしていると思うけど)子供が親の前で教科書を読みます。

ぷちこさんが言ってるてぶくろをかいに、たぬきの糸車などはうちの子供達の教科書にものってました。(現在高3,中3ですが)懐かしい。

親の方も何度も聞かされフレーズ覚えてしまいます。

3年とうげ、ちいちゃんのかげおくりなど他にも心に残る話があるよ。
姪っ子の成長と共に楽しみにしてね。

上記「車の色は空の色」図書館にあります。(京都)
昔借りて子供達と読みました。

小川未明の「赤いろうそくと人魚」
「100万回いきたネコ」
「お手紙(がまくんとかえるくん)」
「ずっとずっと大好きだよ」
「あおくんときいろちゃん」など、私も好きで子供と一緒に読んだ本。

こうして書いてるとホント図書館で探してみたくなるね。簡単な言葉でストレートに入ってくる絵本、児童書は疲れた毎日には癒しの1冊になるかもね。

幼少期の記憶は (まさぽん)
2007-09-02 23:23:29
全くありません。
たぶん北国の教科書には載ってなかったんだよー

唯一わかったのは「てぶくろをかいに」
いーお話だねー(;。;)
初めて読んだ、いや読まされたのは4,5年前。音声認識ソフトのディクテーションの素材になっていて、モニターに表示される物語をひたすら音読しました。

Windows再インストする度に何度読んだことか・・・
よみがえってきました。 (ぷちこ)
2007-09-03 21:42:32
>ゆかべりん
うちのちびも音読してますわー。「ちいちゃんのかげおくり」は読んだ記憶があります。「赤いろうそくと人魚」は挿絵がちょっとこわかった気が…。「3年とうげ」は知らないです。「100万回いきたネコ」は有名すぎて読んでません(^ ^ゞ
「お手紙(がまくんとかえるくん)」「ずっとずっと大好きだよ」
なんてステキな題名なの!題名だけでちょっとうるっときました(;_;)
図書館の児童書コーナーは子供たちが走り回ってるけど、今度行ってみます!素敵な本を紹介してくださってありがとうです
そんなはずはっ! (ぷちこ)
2007-09-03 21:49:22
>まさぽん
>たぶん北国の教科書には載ってなかったんだよー
って、あなたは黒板五郎さんに育てられたのですかいや、純も蛍も学校には行ってたはずよ(ドラマ:北の国からね)
ゆかべりん姉さんがいいお話をいっぱい教えてくれたので、一度読まれてみては?
私もさっそく図書館行こうーっと
絵本はすばらしい (nori)
2007-09-03 23:14:50
 私の職場には、絵本を100冊くらい置いています。本屋で気に入ったのがあれば、買うことがあります。「葉っぱのフレディ」とか「ラブユーフォーレバー」「はらぺこあおむし」「はじめてのおつかい」とか名作は置いています。子どもたちにはウルトラマンやアンパンマンなどのほうが人気があります。少しでも絵本になじむきっかけになればいいのですが。
以前に、デパートで「はらぺこあおむし」や「にじいろのさかな」の原画展をみましたが、原画をみると一段と絵本が好きになりました。
うちにもあるよ~ (ゆかべりん)
2007-09-04 02:25:19
>noriさん
「はじめてのおつかい」「とんことり」「こんとあき」などなど林明子さんの絵本はうちに何冊もあります。
原画展も見に行きました。
絵本とは違い繊細な色づかいを細部まで見ることができ、感動した記憶があります。

レオ・レオニの絵本は「はらぺこあおむし」をはじめ、あの版画のような独特な絵が素敵ですね。
大人も楽しめますよね。
また原画を見る機会があれば是非行きたいですね。

noriさんの職場はちょっとした図書館ですね。順番待ってる間にお母さんがお子さんに読んであげ、その後もそれをきっかけに子供達に絵本が広がればいいですね。

はらぺこあおむし (nori)
2007-09-04 23:31:11
 はらぺこあおむしはエリックカールの絵本で、原画は色を塗った薄い紙の貼り絵です。印刷された本は、貼り絵らしいということはわかりますが、その質感は原画でないとわかりません。
 「手ぶくろを買いに」を職場に置いてあるのを忘れていました。絵を描いた黒井健さんの講演を聴いたことがありますが、黒井さんの絵は本当に暖かさを感じます。
絵本大人気! (ぷちこ)
2007-09-04 23:33:49
>noriさん
絵本が100冊!すごいですねー
「はっぱのフレディ」はアニメになったりして有名になったのでこれまた読んでません。
「はらぺこあおむし」は姪っ子が持っていたような?今度見せてもらおっと。

>ゆかべりん
もう題名覚えられないよっ!(笑)

私は「あらしのよるに」がとても気になります。続編の題名かわからず、ネットで図書館に予約したら同じのを3回も借りてしまいましたアニメ版とおわりかたが違うようです。気になるぅ~。
今出してきました (ゆかべりん)
2007-09-05 01:07:14
すみません。レオ・レオニはスイミーですね。(これも国語の教科書に出てる)

エリックカールの「はらぺこあおむし」出してきました。これって貼り絵なんですか?
版画だと思ってました。重なり合った部分が透けて見えるのは薄い紙だからなんですね。ますます原画が見たくなりました。特に、ネタバレだけど最後のチョウチョ

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