ネパール通信

ネパール人との離婚後の生活をウダウダと書き綴ります。

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学校でこんな論文を発表しました。

2011年06月28日 | ネパール
「重症心身障害者の性について」

人として性との関りは避けられないにも関らず、障害者の性については一般的にタブー視されることが多い。 
事実、福祉施設での利用者の性に関する問題は蔑ろにされている。
また、我々介護福祉科の座学に置いても性について時間が割かれる事は無い。

実習前調査で、重症心身障害児施設に置いて「利用者の自慰行為が見られる」との事例を聴取した事。
また、 異性による障害者の射精介助を行う「企業」や「NPO」も存在している事から、
確実に需要が存在する。

以上より、今回の 16日間という、「 重症心身障害児 施設 」の 利用者 の 日常に
寄り添った「連続 実習」において、以下にその事例を挙げ、当該 利用者 の「性の問題」
について考察する。

私が観察したケースは、40代 男性 の「A利用者」が、随所で衣服の上から陰部の刺激を続けるという、自慰行為であった。 
そののちに、A利用者のオムツ交換を行ったが射精の有無は確認できなかった。

ここで当該 利用者の自慰 行為中の精神活動を、その様子から考察する。
他の事例と 比較する事により 理解を進める方法から、自身の自慰行為について自己分析する。 
そこで、自慰には「生理的」および「精神的」側面があると考える。 
前者は「排泄」に似た一面を持ち、後者は異性を意識した「性的喜び」を目的としたものだ。

また自身が、視覚 や 聴覚 からの刺激を受けないで、自慰行為に至る場合、
その精神状態を自己分析すると「異性との交わり」を回想・想像するなど、高度な精神活動が行われている。

ここでA利用者の事例を、以上の分析を基準として考察する。 
考察の焦点は「心身年齢の差異」、つまり、「生殖機能の熟した年齢」と、「未達の精神年齢」
との矛盾である。

A利用者の事例では、恍惚とした表情も無く、開眼のまま無心に陰部を刺激する様からは、
前述の高度な精神活動あるとは感じられなかった。 

むしろ、幼児期に散見される、陰部への刺激による心地よい感覚を楽しんでいるだけの様に、見受けられた。

今回の実習施設の 「利用者 平均 精神 年齢 」は5歳未満であり、思春期に及んでいないこと。 
それに知的障害から、複雑な「回想」や「想像」などを望めないことを加味すると、
彼らは異性との交わりを求めていないと考える。

それゆえ射精のプロセスに、「異性の介在は不要」なのではないかという考えに至った。
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