夫婦で遊ぶ熟年ライフ

私は眼の病気、つれあいは脚の不具合。互いに補いながら残りの人生を楽しんでいこう。

プラハ行き列車での出来事

2013-01-31 05:23:35 | 2013年冬ベルリン&プラハ・ロングステイ

プラハに到着しました。ベルリンからユーロシティという列車で4時間半。

乗った直後にちょっとしたハプニングが起きました。ベルリン中央駅のプラットホームにA,B,C・・・と停車位置が示してあり、ウチが指定席をとっていた258号車はCに停車と書いてある。

停車した列車の外側には何も書いてないけどこれだろうと乗り込んでみると、中のドアに259と紙の表示。隣の号車まで、スーツケースを持って混んでいる通路を進んで行きました。6人掛けのコンパートメントに着いてみると、予約した窓際の席には既に年配の身なりのいいドイツ人ご婦人が座ってる。

窓際の2席、私たちが予約してるんですが・・・

ここは私たちが予約してるのよ!(高飛車な言い方で、斜向かいの男性と頷く)

ではすみませんが、切符見せていただけますか(丁寧に尋ねる)

ノー!(きっぱり言って、ぷいとそっぽを向く)

そんな・・・切符見せてください(前より丁寧でない

無視!

ちょっとあんた、ウチの切符を見せるから、あんたのも見せなさいよ!とよっぽど言ってやろうかと思った

そのとき運良く、乗務員が急いんでいるんですと言いながら通りかかったので悪いけど引き止める。説明すると、しょうがないですねという顔で、くだんのご婦人にドイツ語で切符の提示を求めた。そのご婦人は今度はさっと出してみせる(権威に弱いヤツめ)。

これは他の号車ですよ。(そしてウチに向かって)お二人の方が正しいです。

そのご婦人と男性が渋々立ち上がって通路へ出てきたので、すみませんでしたね、とつれあいが声をかけたのに、先方は一言もなしでツンツンして行ってしまった。

なんだ、あいつら

この一部始終をコンパートメントで見ていた3人連れがいたんですね。その中の青年がさっと立ち上がり、ウチのスーツケースを荷物棚に上げるのを手伝ってくれました。

座ってからも話しかけてくれ、コスタリカから旅行に来た家族連れ(青年、母、叔父)とのこと。28歳の好青年でドレスデンまでの2時間、不快なドイツ人女のことは忘れて、とても楽しくおしゃべりできました。

旅は道連れというけれど、いろんな人がいますよねー。

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「仮面舞踏会」@ドイチェオーパー

2013-01-29 23:08:31 | オペラ

ドラマチックなオペラといえば「トスカ」ですが、「仮面舞踏会」は昨夜の「トスカ」がかすんでしまうほどドラマチックでした、音楽的に。  

ストーリー的にはヴェルディの作曲当時の検閲のせいでボストン総督ヴァージョンとスウェーデン国王グスタフ3世ヴァージョンがあるそうで、ウチが見たのはグスタフ3世ヴァージョン。

国王とアンカーストレム伯爵とその妻アメリア役は最初から最後まで大変な力量を要求されているように思います。なにしろオペラ歌手のテクニックのショーケースといえるほど、いろんなテクニックを披露してくれるんです。これだけこなすには歌手も相当うまくないと歌いこなせないんじゃないか。

そしてこの日の歌手陣がまたとてつもなく素晴らしい   3人とも初めて名前を聞く歌手ですが、難しいアリアを見事に歌って聞かせてくれ、カーテンコールでも3人それぞれに大喝采がありました。

特にアメリア役のメルトンは最初低めのソプラノだなぁと思っていたのに、2幕と3幕のアリアでは高音もきれいに歌い、音域がかなり広いようです。

また伯爵役の、まだ若そうなダリボール・イェニスも注目株ですぞ

3人だけではなく占い師のウルリカと国王の小姓オスカルも歌うのが難しそう。

これだけ聴きごたえがあるオペラなのに、なんでそれほど有名じゃないのかというと、おそらくキャッチーなメロディがないからかな?  聴いているあいだは、歌手陣がうまいと本当に魅了されてしまうんですが、見終わって鼻歌でも出そうなメロディがない。

ヴェルディの「アイーダ」「リゴレット」「トロヴァトーレ」など、オペラを知らなくてもメロディは知ってるというキャッチーなのがたくさんありますからね。

そうそう、第1幕最後に、これってヴェルディのカンカンじゃないの  というような音楽がありましたよ。

演出的には舞踏会のシーンはステージがゆっくりと回る仕掛けになっていて、赤白黒のコスチュームが引き立っていました。

Cimg4780

Conductor Ivan Repusic
Director Götz Friedrich
Stage-design, Costume-design Gottfried Pilz
Isabel Ines Glathar
Choir Conductor Thomas Richter
Choreographer Andria Hall
Gustaf III, king of Sweden Wookyung Kim
Count René Anckarström Dalibor Jenis
Amelia Heidi Melton
Ulrika Dana Beth Miller
Oscar Martina Welschenbach
Christian ZhengZhong Zhou
Count Horn Andrew Harris
Count Ribbing Seth Carico
judge Peter Maus
servant Alvaro Zambrano
Chorus Chor der Deutschen Oper Berlin
Orchestra Orchester der Deutschen Oper Berlin
Dance Opernballett der Deutschen Oper Berlin

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「トスカ」@ドイチェオーパー

2013-01-28 15:11:17 | オペラ

この日のドイチェオーパーは満席で、観客の服装が今までで一番いい。といってもフロア席前の方でもジーンズが何人もいます。ベルリンはシラー劇場での国立歌劇場もベルリンフィルもここも、かなりカジュアルですね。

さて、この「トスカ」はセットも演出もオーソドックス。突飛なのばかり見てると、かえって新鮮に映る。

歌手陣も全員、実力派ばかりで言うことなし。タイトルロールのマルティナ・セラフィンは声もドラマチックでぴったりだし、背も高く、とても見栄えのするトスカ。

ブリン・ターフェルのスカルピアは慣れた余裕でやってましたね。憎々し気だけど、ライモンディのような怖さが感じられない。トスカのアリアのあと、ハイハイお見事と皮肉な拍手をする演出でしたが、いつぞや観たハンプソンのと違って、ちゃんとトスカが喝采をもらう時間を配分してました。

印象に残ったのは最後の処刑の場であるサンタンジェロのセットの照明。大天使ミカエルの像と彼方のバチカンをちゃんと描いてあるんですが、夜から少しずつ明け方になる照明の微妙な変化が感動的でした。

なのにカメラを忘れて写真はなしです。

ベルリンでのオペラもあと「仮面舞踏会」だけ。その翌朝はプラハへ発つのでブログはそれまでアップできそうにありません。

Conductor Matthias Foremny
Director Boleslaw Barlog
Stage-design, Costume-design Filippo Sanjust
Chorus master Thomas Richter
Children's Chorus Christian Lindhorst
Tosca Martina Serafin
Mario Cavaradossi Carl Tanner
Scarpia Bryn Terfel
Angelotti Krzysztof Szumanski
Sacristan Seth Carico
Spoletta Alvaro Zambrano
Sciarrone Marko Mimica
Turnkey Andrew Harris
Chorus Kinderchor der Deutschen Oper Berlin
Chor der Deutschen Oper Berlin
Orchestra Orchester der Deutschen Oper Berlin

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湖畔の高級住宅地@ベルリン

2013-01-27 21:13:35 | 2013年冬ベルリン&プラハ・ロングステイ

ベルリンに来て2週間を過ぎた1月25日、やっとお日様が顔を出したので、郊外へ散歩に行くことにしました。

つれあいがポツダムへ行く途中に電車の中から散歩によさそうな湖を見つけていたんです(彼はこういう直感がいい)。グーグルマップで小道がありそうなのを確認。

S7でサヴィニープラッツからポツダム方向へグリューネヴァルドという森を過ぎ、ニコラスゼー駅下車。S1に乗り換えてひと駅のSchlachtensee

Cimg4713

駅を出たすぐ前が湖なので小道へ降りてゆくと、結構人が歩いてる。金曜の午後1時半というのに、老若男女が犬を連れたり、おしゃべりしながら散歩。ジョギングや自転車、クロスカントリースキーを付けてる人も。

すれ違った人の数は100人はくだらない。一体なにごと   あーそうか、お日様だ  久々に明るい日差しで風もないから、外に出てお日様にあたりたくなったんでしょう。

Cimg4724

歩き出して見渡すと、湖畔に大きな家が並んでる。どうやら高級住宅地のよう。ベルリン繁華街から電車で15分ほどで、こんな静かで自然豊かな住宅地があるんですね。途中のグリューネヴァルド駅の線路沿い並んでいたみすぼらしい家々とは別世界。

あからさまに写真は撮れないので、遠くから2軒ばかりパチリ。どちらも手前の小さいのは敷地内のガゼボや物置で、母屋はその後ろですよ、念のため

Cimg4718

Cimg4712

西に細長い湖の、南側だけに家が建っていて、北側はなし。何か規制があるのかな。

ぐるっと1周すれば7キロはありそうな湖で、橋もかかってないから、全部歩きたくなければ3分の1くらいで引き返すか、あるいは覚悟を決めて1周するしかない・・・・というわけで頑張って歩いていたら、4分の3ほどのところにカフェが。グリューヴァインでほっと一息。

リフレッシュできた1日でした

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「地獄のオルフェ(天国と地獄)」@ベルリン国立歌劇場(シラー)

2013-01-26 06:17:16 | オペラ

ベルリン国立歌劇場でもマイクを使うなんて  しかもシラーみたいな客席数1000人に満たない劇場で

席についてオケピットがないのに気づき、イヤな予感がしてたんですよねぇ。

Cimg4682

すると最初から世論が登場して喋り始めた・・・あの有名な序曲なしに  声はPAから聞こえてくる。顔を見ると口元にマイク。この劇場は設備が古くて最新の小型マイクがないらしい

続いて後ろの箱が開いて、オーケストラではなくラグタイムバンドが・・・ それからユーリディスが登場したけれど、彼女もマイク使用。

Cimg4689

最後まで観て、一応歌手レベルの声だったのは彼女だけ。あとは全員、コメディアンがそれなりに数曲歌うだけで、全編ほとんどがしゃべり。オペレッタではなく、舞台喜劇にところどころ伴奏がついただけの代物。

Cimg4703

これはオペレッタなので本来ならばキャスト全員が歌手で、しゃべりより音楽とアリアが主体のはず。ところがラグタイムバンドが演奏したのは歌の伴奏数曲と最後の「ギャロップ」(日本の運動会でおなじみのヤツ)だけ。手持ち無沙汰そうに座ってる。

オリジナルをほぼ無視したこのプロダクション自体が悪いとは全然思わないけれど、それなら他の劇場でやったらいい。ベルリンには劇場が多いんだから。

仮にも歌劇場で上演すべきではないだろーが 歌劇場に行く理由は、他でもない、歌劇を楽しみたいからに決まってる。このタイトルはちゃんとベルリン国立歌劇上公式サイトのオペラのカテゴリーに載ってるんだよ。

そう言うと、それこそまさにこのプロダクションの意図するところであり、私のような連中の眉をひそめさせ、注目を集めるのが目的だというんだろーな。呆れた論理だけれど、昨今はそういうのがまかり通ってる。

もひとつ文句言いたいのはマイクの使用。以前、「マイクか否か」で書いたように、近年のメジャー歌劇場ではマイク使用が不思議でなくなりつつあるという(声よりルックスやスター重視のため)。

今回のもそういうことなんだろー。百歩譲ってこれがオペレッタでなく舞台喜劇だと知って見に来たとしよう。それならそれで、小さなシラー劇場で声も通らないような俳優ではなく、発声訓練のできたプロの舞台俳優で見たいってもんだろー。

舞台で一人でもマイクを使うと、他の俳優・歌手とのバランスをとるため全員がマイク使用になる。だから少なくとも誰かがテレビや映画で有名な俳優に違いない。有名映画俳優の名声におんぶしただけの安易なキャストってこと。ちなみにカーテンコールではプルトン役が一番喝采が多かった。

こんなものを歌劇場で見せるのは詐欺じゃないのか

Conductor Günther Albers
Co-director | Choreography Mara Kurotschka
Costume design Ursula Kudrna
Light design Olaf Freese
Chorus Master Frank Flade
Arrangement Christoph Israel
Dramaturgy Jens Schroth
Eurydice Evelin Novak
Public opinion Cornelius Obonya
Orpheus Stefan Kurt

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