夫婦で遊ぶ熟年ライフ

私は眼の病気、つれあいは脚の不具合。互いに補いながら残りの人生を楽しんでいこう。

負け惜しみでイソップから漱石へ

2018-12-26 08:31:31 | 日記・エッセイ・コラム

しばらく前からつれあいは日本語教室へ通っています。25年以上も日本に住んでいるのにウチでは英語なので日本語は初級程度なんです、特に読み書きが。それで、教室とは別に図書館で絵本を借りて読んでます。

お~い、「まけおしみ」はどういう意味?と訊いてくるので、「sour grapes」と返事すると、 あーあ、そうなのかと、えらく納得した様子。つれあいの部屋へ行ってみると、ちょうどイソップの「キツネとぶどう」を読んでいる。

つれあいはイソップのこの話を知らなかったんです。sour grapesは英語圏では誰もが知ってる表現だけれど、その由来は知らなかったそう。アメリカ人ってイソップ読まないんですよねー。

そういう私も実はこれが由来とは知りませんでした イソップのこの話は知ってるけれど、つながりまでは思ったこともなかった。 へ~!と二人で驚く

英語の由来は分かったけれど、日本語は何から来てるんだろ? 日本語の場合、ことわざはほぼ全部中国からだけど・・・と調べてみて、さらにびっくり

なんと、夏目漱石にも関係してるというんです。もとは中国の「枕石漱水」という詩。「流れに漱(くちすす)ぎ 石に枕す」と読み、「俗世間から離れ、川の流れで口をすすいで石を枕として眠るような隠居生活を送る」という意味とのこと。それを晋(春秋時代)の孫楚(そんそ)が「漱石枕流」と逆に言ってしまった。 「石で口をすすいで、川の流れを枕として暮らしたい」という意味。

友人に言い間違いを指摘されると、孫楚は間違いを認めず「石で口をすすぐのは歯を磨くため 流れを枕にするのは汚れた話を聞いた耳を洗うためさ」とこじつけを言った。

ここから「漱石枕流」という故事成語ができ、意味は「自分の失敗を認めず、屁理屈を並べて言い逃れをすること。負け惜しみの強いこと」。夏目漱石はこれを雅号にしたんだそうです。

無知な私はまったく知りませんでした

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2 コメント

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Unknown (Chee)
2018-12-27 09:37:49
そうだったんですね!
すごい面白い話です。こういう中国のエピソードを聞くと、やっぱり進んでいる国だと思いますし、それをいい感じに取り入れる昔の日本人のセンスの良さも見えます。
現代にもこういう感覚の有名人がもっといて欲しいです。
Unknown (cachaca)
2018-12-27 15:25:12
Cheeさん
日本では明治まで知識人はやはり中国の史書を学んでますからね。その後は学ぶ対象が西洋になりましたが、そろそろ変わりつつある気がします。

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