夫婦で遊ぶ熟年ライフ

私は眼の病気、つれあいは脚の不具合。互いに補いながら残りの人生を楽しんでいこう。

料理は誰がすれば納得なのか、フェミニズムの欺瞞

2019-01-06 19:08:25 | 日記・エッセイ・コラム

どうやらテレビ番組で料理下手の女性を笑う内容があるそうで、それに対して多くの女性が反論の声を上げている、日本にもフェミニズムが根付いたとニュースに出ていました。私は反論する女性には賛成します。

ただ、こういう女性の中で反論のあまり、料理する女性を男の関心を引こうとする馬鹿と見下す女性が少なからずいるのには賛成しかねます。

人間生きていくには食べることや住む場所を掃除することは基本であり、子供ができれば育てて行くことも、男女を問わず基本的な人間の行為です。つまり、自分の面倒を見ること。

それらの行為を一般に、家事・育児というわけですが、フェミニズムの女性たちの中にはそれを見下し、男にへつらっているという人たちがいます。

自分には家事・育児なんかより、もっと頭脳的で高度な仕事が向いているというわけです。では、誰が家事・育児をすれば納得するんでょうか? 男性が全てやればいいんでしょうか? 

1980年代、日本のフェミニズム先駆者といわれるU氏の本を読み、呆れたことがあります。氏は南米だったかでフェミニズム学者による会議に出席し、現地のフェミニズム学者の家に招待された時のことを書いていました。

その学者の家ではメイドがいて、メイドが作って運んできたおいしい料理を食べながらワーキングランチ。そして学者の子供にはナニーが付いていた、さすがと言いたげでした。

しかし、メイドに料理を含む家事全般を任せ、ナニーを雇って子育ても任せ、一体なんのフェミニズムなのか? U氏にはその視点が全くなかった。

メイドもナニーも女性ですよ。要するに、メイドやナニーのフェミニズム権利はどうでもいいと思ってるわけです。メイドやナニーは自分たちフェミニストに比べて教育レベルが低いから、家事・育児をさせて当然と思っている。しかも低賃金で雇ってやらせている。

これは明らかに欺瞞です。料理なんか自分のやるべきことではないし、自分の夫がやるべきことでもない。でも、誰かがやってくれなければ、自分の食事も出てこないし、子供もほったらかしになる。だからメイドやナニーにやらせる。

こんなのはフェミニズムではなく、貴族化してるだけ。貴族などというと階級社会を連想させるので、リベラルを誇る自分としては認められない。そこでフェミニズムと言ってるわけです。女性の権利云々と講義する一方で、自宅に帰ればメイドに頼りきりの姿は滑稽ですらあります。

私は少なくとも同じ女性として、料理をする女性を意識の遅れたヤツと見下す人間にはなりたくないですね。

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2 コメント

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Unknown (Chee)
2019-01-07 11:06:03
同意です。
基本的に現代社会は、普通の民衆の貴族化で無駄な方向に行っている部分が多いと感じています。
私は料理の問題は家庭の中で「女性の仕事」と決めつけられているところ、買い物からレシピの知識、準備の手間までかかる割には、それで得られるものの栄養価、味のレベルが低いというところに問題があるのに、「料理できる女=良い妻」という価値観はアホくさいと考えています。

「フェミニスト」って何なのか理解できないです。
Unknown (cachaca)
2019-01-07 12:02:12
Cheeさん
1970年代終わりだったかに読んだ「聡明な女性は料理がうまい」(桐島洋子著)は今でも通じると思います。

「男まさりのいい仕事をしている人ほど料理の手ぎわがいい。すぐれた女はすぐれた料理人なのである」

当時未婚の母(子供3人)で知られた桐島氏は仕事で十分稼ぎつつ、この意見だったので興味深かったです。

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