トトラの馬

元々はエコロジーやスローライフについて書いていましたが、とりとめなくなってきた。

バス旅行・大内宿へ

2006-10-28 22:26:29 | エコ&スロー
バス旅行で会津方面へ一泊旅行してきました。
ツアー内容は母親に任せっぱなしで、どこに行くのかも良く分からず参加したわたしですが、初日にとても良かったのが「大内宿」でした。

江戸時代の宿場の面影を完全に保存した集落で、わらぶき屋根と漆喰壁の家々が当時のまま残されています。
山の中にぽこっと、写真のような家々が並ぶ集落が現れるんですよ。
道を挟んで両側に冷たく綺麗な用水路が流れ、ここでラムネや野菜などが冷やされていました。そして、その両脇に藁葺きの家々が並んでいます。
こうした家々の軒先には、地元で取れた野菜や果物、おみやげ物や、昔ながらの生活用具が並べられて店や食事処、宿として使われており、住居として現役のものもあるそうです。

こーんな変な形の大根も、用水路脇に飾られていました。



ポストや消化栓も、景観を壊さないものになっています。



集落の中心の街道を外れた路地も、また素敵でした。
昔ながらの家々に挟まれた路地の向こうに覗く柳の木。
ずっとこの場所で見ていたいくらいの眺めです。
江戸時代の旅人も、こんな路地に腰掛けて団子でも食べ、疲れを癒したのかもしれませんね。



母もわたしも、ツアーの日程表に書いてある「大内宿」というのは宿の名前かと思っていて、こんな趣のある場所に来るのだとは全然考えていませんでしたので、うれしい驚きでした。

今回はバスツアーでの慌しい観光のため、母と二人で町並みを堪能し、芋もちを食べ、路地という路地を覗いては「素敵だねえ」とため息をついてバスに戻りましたが、今度は是非ここだけゆっくり訪れて一泊ぐらいしてみたいものです。