トトラの馬

元々はエコロジーやスローライフについて書いていましたが、とりとめなくなってきた。

今日は残り物定食

2007-01-19 20:33:32 | 食べ物、飲み物
一昨日の父との夕食は、つつがなく進行しました。
新鮮なお刺身の盛り合わせも食べたし、母親に一度食べてもらいたかったげんげの唐揚げも食べたし(コラーゲンたっぷり!です)、父が嫌がっていたあんこう鍋も、結局お雑炊で頂きました。
いつもお世話になっているお魚屋さんの大将と女将さんにも両親を紹介できました。

今回父と話して、驚きの事実が判明しました。
父はロシアでの生活の様子を時々レポートにしては、色々な方に一方的に送りつけてるみたいなんですが、ロシアでの囲碁のレポートを書いたとき、わたしの書いたBLOGの「ロシアの囲碁ブーム?父のマイブーム?」もコピーして入れておいた、と言うのです。
さらに驚いたことには、わたしの小学校時代の校長先生にまでそれを送ったそうで、
「校長先生、気に入ってたよ。淳子のブログを読みたいといっていたけど、最近更新頻度が少ないから教えてないんだ」となぜか得意満面。
小学校卒業以来ご無沙汰している不孝者の生徒なのに、恥ずかしいからやめておくれよ・・・

また、わたしにターニャという文通相手を勝手にアレンジしてくれました。
普通、こういうのって一言聞くものじゃないでしょうか・・・。
でも、ロシアの地で日本語を一生懸命勉強している、そしていい加減なうちの父の授業にも辛抱強く付き合ってくれているターニャのために、わたしも少し筆まめになろうと思います。美しい日本語で頑張ります。

さて、今日はおいしいものをたらふく食べた一昨日のツケ、って訳でもないですが、ビンボー残り物定食です。



魚を食べるのが下手な夫が朝食べたアジの干物は、皮も身もまだまだ一杯残っていてもったいない。アジの混ぜご飯を作った残りの、すっかり骨だけになった残骸と一緒にレンジにかけて骨せんべいに。
一昨日、げんげの唐揚げの骨のところがカリカリでおいしかったので、わたしも見習うことにしましたが、作り方は見習わずに超手抜きです。
そして、一枚だけ残った高野豆腐でバンバンジーならぬ棒棒豆腐。
これも、細く切った高野豆腐を含め煮にして水分を絞り、きゅうりの上に並べてゴマだれをかけただけ。残った高野豆腐をなんとかせねば、と即興で生み出したなんちゃって&手抜き料理ですが、高野豆腐って結構お腹一杯になるので満足。
あとは、残り物の漬物やら納豆やらを取り出してきての夕食でした。

納豆は昔から苦手だったのを、一人暮らしのときに猛特訓して食べられるようになりました。でも、いまだに辛子と卵が欠かせません。
今日は混ぜご飯の残りの紫蘇とネギもたっぷり入れて、わたし的には食べやすい納豆になりました。
食べられるようにはなったものの、他のものに納豆の粘りがつくのが未だ苦手のため、納豆のときはお箸は普段使っているものと「納豆用」の二膳です。

思えば、会社を辞めて家にいるようになってから、残り物処理ばっかりしている気がするなあ。


父と姪と。

2007-01-17 11:39:58 | できごと
日曜日は、父が早速孫に会いに弟夫婦の家に行くというので、わたしも便乗して出かけてきました。

・・・。
年明けに実家で一緒に遊んだばかりなのに、わたしはまたしても姪に忘れられてます。(涙)
写真は、年明けにわたしの実家で「姪が洗濯ばさみのカゴをもって庭で踊る」の図です。わたしも子ども用のおもちゃの楽器を持って一緒に踊ったのに、もう忘れちゃったの~?(再び涙)
まあ、毎回が新しい出会いだと思えば新鮮でいいか・・・。

父は、孫に手をつないでもらって満足げ。
おじいちゃんは遠く離れていてあまり会わないのに忘れないのよね。
そんなものなのでしょうか。
弟たちは、そんな姪に「じじシンゴ~、おばジュンコ~」と歌にしてわたしたちの名前を覚えさせてくれているようです。

弟夫婦の家で、やわらかいクッションでできたバスの後ろについている紐をひっぱると、バスがぶるぶる震えるおもちゃを姪のほっぺたにくっつけて遊んでいたときのこと。

父が、
  「それ、音がなるの?」
と聞くので、
  「ん~、そうじゃなくて、紐を引っ張るとブルブルするの」
と答えるわたし。その返事が終わるか終わらないかのうちに父は、
父 「中に音がする部品が入ってるの?」
私 「いや、音は鳴らないよ。ブルブルっとするんだよ」
父 「押すと音が鳴るの?」
私 「いやいや、紐を引っ張るんだよ。音は鳴らないよ。ブルブル震えるんだよ」
父 「それ、前に走るおもちゃ?」
私 「前に走るんじゃないよ。ブルブル震えるおもちゃだよ」

わたしは一緒に遊んでいる姪に心を奪われていたので、父のしつこい質問もあまり気にすることなく返事を返していたのですが、こんなやり取りを繰り返していたら弟があきれたように
弟 「じゅんこ、よく辛抱強く、人の話を何も聞いてないお父さんに返事するねえ」


今日はそんな父親と、従兄弟のやっている整骨院で待ち合わせした後、一緒に以前の会社近くのお魚屋さんに新鮮なお魚を食べに行く予定です。
整骨院に行くというのも、「どうせ行くなら待ち合わせして同じ日に行こうよ」と誘ったところ「え~・・・」といやな顔をされたのを押し切りました。
お魚屋さんも、「え~、いろいろ忙しいからなあ」と難色を示したのを押し切った上でやっとこぎつけた親子の団欒です。
ここのお店のおいしいあんこう鍋を食べてもらいたかったのですが、「あんこう鍋は友達と食べに行く予定だからなあ」と断られたので、ここは「じゃあ鍋じゃなくてもいいから!」と譲歩して、今日はお刺身にする予定。

さて、今日はどんな話ができるでしょうね。

BLOGを書かず叱られる

2007-01-12 00:18:28 | できごと
みなさま、遅ればせながら明けましておめでとうございます。

ロシアに暮らす父が今日、休暇で帰国したので早速電話してみたところ、
「BLOGが最近全然更新されていない!」
「最後に書いたのが60度のお酒の話で、そのまま具合でも悪くなったかと心配した!」
「12月はたったの2回しか更新してない!」
と叱られました。


亥年生まれで今年は年女であるワタクシ。
こんな年になって親に叱られるのもどうかと思いますが、さらに叱られる理由がBLOGを更新しないから、というのもなんともトホホな感じです。

単純に、年末は出かけたりいろいろと用事をこなして慌しかったのと、請け負って家でやっている仕事が多少切羽詰ってきたので更新していなかったのですが、父親にとっては近況報告のようなBLOGが止まってしまったのでイライラしたのでしょう。
RSSリーダーなど知らない父が、毎回アクセスしてみては「更新されてない・・・」と思っていたのだろうと思うと、心を入れ替えて日常報告を書いたほうがいいのかなあ、などと多少反省したりもします。

でも、反省しようかなと思った瞬間に
「そういえば囲碁は勉強進んだの?」
と聞かれ、それに
「でも、結局相手がいなくて一人で本読んだり詰め囲碁のゲームソフトをやったりしているから、なかなか進まないんだよねえ・・・」
などと返事を返している途中に、相変わらずマイペース&マイウェイな父に
「あっそう、じゃあまた!」
と話を断ち切られ、うかつに反省しそうだったことを悔やんだりもしています。


さて、そんなこんなですが、今年は1月1日から小学校、中学校、高校時代の同級生と集まって飲んだのを皮切りに、その時の友人と食事に行ったり、さらに月末には大学時代の友人と久々に集まる予定があって、旧交を温める一年になりそうな予感です。
今年もよろしくお願いいたします。

どなん60とルートビア

2006-12-04 22:07:36 | 食べ物、飲み物
週末、沖縄の料理とお酒を出す居酒屋に飲みに行きました。
泡盛は好きなんですが、銘柄は良く分からないのでわたしはメニューを見ながらテキトウに頼み、一緒に飲んでいた友人は「利き酒セット」で3種類の泡盛を頼んで飲み進めていたところ、お店の人が「泡盛はどんなのがお好みでした?」と話しかけてきました。

こっちはスッキリして飲みやすいもの、これは濃厚で古酒の風味の強いもの、これはオークの樽で熟成させた香りのあるもの・・・と、さまざまな泡盛の特徴を説明してもらったのち、度数の高い泡盛の話になると、
「どなんの60度は癖が強いけれども好きな人にはたまらない酒で、地元の人はこれを飲みながらルートビアを時々一緒に飲むんですよ」
と教えてもらいました。

炭酸飲料はあまり飲まないのに、ルートビアは大好き!なわたしは早速どなん60度とルートビアを注文。
こうして、お酒を飲みながら炭酸飲料を飲むなんて初めての飲み方でしたが、時々飲むルートビアでスッキリして泡盛がおいしく入っていき、すっかり気に入ってしまいました。
しばらくハマりそうです。
沖縄飲み屋さんに行ったら、みなさんも是非お試しください!

カラマーゾフの兄弟:ロシア人の名前

2006-11-22 01:00:59 | 読書
実家に戻ったときに本棚をあさって、昔読んだ「カラマーゾフの兄弟」上・中・下巻を持ち帰り、読み始めたところです。
高校、大学の頃に1度ずつ読んだので3度目の読書ですが、今回読みはじめて1ページ目で、これまでの2度の読書では気づかなかったことに気づいてしまいました。

第一章の一行目から、登場人物の説明が始まるのですが、
「アレクセイ・フョードロウィチ・カラマーゾフは、(中略)フョードル・パーヴロウィチ・カラマーゾフの三男であった。」
と書かれています。

お父さんがフョードル。
で、その息子のミドルネームはフョードロウィチ。
・・・あれ、これってお父さんの名前が入ってる???

そう思って読み進めると、2ページ目で長男ドミートリイの母親の名前が出てきました。
「アデライーダ・イワノーヴナ・ミウーソワ」
そっか、きっとお父さんの名前はイワンさんだ。
ロシア人のミドルネームは、「誰々の息子」「誰々の娘」というのをつけるんだ!
「ウィチ」が息子で、「ヴナ」が娘につけられるに違いない!

2ページ読んだだけなのに、かなり興奮しました。
早速ネットで確かめたら、ミドルネームは「父称」というものであることがわかりました。
いや、常識なのかもしれないですけど、初めて知りました。
というより、自力で気づいたので感動です。
本は何度読んでも新しい発見があるといいますが、こんな単純な発見をするとは驚きました。

わたしの父親は今ロシアにいるから、もし訪ねる機会があったら出会った人に「ジュンコ・シンゴーヴナ・ヒロタです」と自己紹介することにしよう。


この「カラマーゾフの兄弟」、出てくる食事がとってもおいしそうなんですよね~。
以前、ロシア料理を食べに行ったときには、「あのカラマーゾフ兄弟が飲んでいたロシアのワインが飲める!」と、かなり浮き足立っていました。
父称のことで興奮してまだ上巻をちょっとしか読んでいませんが、読み終わったらまたロシア料理を食べに行こうかな。

名言のメモ

2006-11-20 18:03:52 | できごと
わたしは、A4より少し大きめのノートに、本などを読んだり日常で興味を引いたことや気になった言葉などをメモしています。

例えばどんなことがメモしてあるかというと、

●沖縄のことわざ
「他人(ちゆ)に殺(くる)さってん寝んだりしが、他人(ちゆ)殺(くる)ちえ寝んだらん」
 -他人に痛めつけられても寝ることはできるが、他人を痛めつけて寝ることはできない。

●ハリモグラは夢を見ない
オーストラリアのハリモグラは、哺乳類の系統樹のずっと下のほうに位置する原獣類に属するが、その前頭葉は人間を含む霊長類よりもずっと大きく発達している。ハリモグラはこの大きな前頭葉の代償として辺縁系の機能を失ったと考えられ、他の哺乳類がレム睡眠中に必ず示すシータ波をまったく示さない。
このことから、ハリモグラは夢を見ないと考えられている。

こんな具合です。特に、何を書くか限定しているわけではなく、罫のないノートなので図形をメモしたり、疑問に思ったことを書き留めておいたりもしています。


昨日、革ジャンフリークの夫が、先月アメリカでの革ジャン工場取材の際に入手した革ジャンを着て鏡を見ながら、「革ジャン万歳の儀式」を執り行っていました。
夫はこの革ジャンを入手してから毎日着ては革を自分の体の形に「育て」ていて、日々の着用でついた一つ一つの傷やしわを愛でるのを日課としているのです。
この毎日の儀式は、大体30分程度かけて入念に行われます。
そして、「あのノートに、俺の名言こそメモしておけばいいのに・・・」とつぶやきました。
凡人のわたしには理解すらできない迷言だったので、ノートではなくここにメモしておきます。

●夫の革ジャンに関する迷言
「革ジャンは、味が出るから“革ジャン”って書くんだ!」


ちなみに、夫は「おれ、いい事言ったなあ」と悦に入っております。

草月展

2006-11-15 22:55:06 | できごと
先週の土曜日、アメリカ在住の母の昔からの友人が一時帰国するというので、彼女が作品を出している「草月展」に行ってきました。
いけばなの展示会なんて初めてで、一体どんなものなのかと思って出かけました。
「はあ、きれいだね」なんて言いながらさささーっと見ておしまいかな、なんていう気持ちも少しありました。
なにせ、いけばなはおろか、ホテルやイベントホールなどに飾られている花すらじっくり見たことなんてありません。

でも、会場に行ってみてびっくりしました。
美しい型どおりのお花を想像していたわたしはイメージが貧困すぎたのでしょう。
一つ一つの花が面白く、興味深く、じっくり見入ってしまいました。

また、草月流という流派は特に自由なようで、「いけばな」というイメージとは程遠く、むしろ造形アート展といった趣でした。
松の葉を逆さまにしてテープでつなぎ、ぐるぐると丘のように形作ったもの。
金属製の物干し竿のようなものに、ビニールにぎっしり詰められた鷹の爪が沢山ぶら下がっているもの。炭を並べたものもありました。

その奇抜さに驚きもしましたが、それよりもまず、「自由な発想で飾っていいんだ」というところにすごく感銘を受けました。
母の友人の話によると、やはり奇をてらったようなものもあるけれど、それをきちんと作品として成り立たせるためにはしっかり基本をやらなければうまくいかないんだ、とのこと。
それを聞いて、わたしは誰に見せるためでもなく家で飾るためならば奇をてらう必要もないけれど、野菜でも炭でも落ち葉でも、きれいだと思うものは何でも、好きなように飾ればいいんだなあ、とちょっと筋違いの感想を持ちました。

先週の土曜日までが前期で、昨日までが後期と、飾られている花も入れ替えになると聞いて、もう一枚チケットを頂いたので、昨日も風邪気味で熱っぽくはあったけどもう一度出かけて、二度堪能してきました。
二度目に行って、今度は「やっぱり基本を知ってると面白いんだろうなあ」と感想を新たに。
こういう機会でもなければ行くこともなかったであろう草月展、出かけることができてラッキーでした。


オレンジ色の中央線がなくなる

2006-11-10 21:01:27 | できごと
書店に行ってたまたま見かけた雑誌「東京人」で知ったのですが、今年の12月でオレンジ色の中央線車両がなくなるそうです。

子どもの頃から中央線沿線に住み、3年生からは通学にも中央線を使っていました。一人暮らしの間は西武池袋線や京浜東北線沿線に浮気もしたけど、結婚して再び中央線沿線住民となったわたしにとっては、なんとなく寂しいニュースです。

春になると、東中野の線路沿いに植えてある桜の花が一斉に咲いて枝を差し伸べ、電車がやってくるのを待って多くの人が歩道橋の上から写真に収めていたものですが、来年の開花の時期には新しい銀色の電車が走って、今までとは少し違う景色を作り出すのでしょう。

とんがり屋根の国立駅も解体されました。
わたしも国立の住民でしたが、みんなあの駅が大好きでした。
こちらは、解体後にどこか新駅の近くに保存されるようなので、一安心です。
わたしが小学生のときは、国立の駅からまっすぐ伸びる大学通り沿いに馬を飼っている家があって、車庫のような馬舎(?)から馬がまっすぐ通りを見ていました。時には馬の綱を引いて散歩させていることもあり、子ども達の憧れの的でした。
あの馬も、いつの頃からかいなくなってしまいました。

普段は気にもせずに使っていたオレンジ電車ですが、なくなると聞くと色々なことを思い出します。
「寂しいね」と夫に言うと、「でも、山手線が銀色になったって寂しくなかったでしょ?」と言われましたが、ずっと生活に使ってきた電車ですから思い入れが違います。
そういえば、昔の緑色の山手線車両は、その後仙台-石巻間を走る仙石線で再会し、なんとなく嬉しかったのを思い出しました。
オレンジの中央線も、いつかどこかに旅行に出かけたときに再会するのかと思うと、少し楽しみでもあります。

カマキリの活躍

2006-11-06 20:08:04 | できごと
週末は、姪が実家に遊びに来るのにあわせてわたしも帰省しました。
母がいつも「庭で育てている大根の葉が虫に食い荒らされて困っているんだけど、いつ探しても虫の姿は見えないの」とぼやいているので、夜だけ出てきて葉っぱを食べる夜盗虫かもしれないと、一緒に夜の見回りをしました。

懐中電灯を持って探すと、いる、いる・・・。
緑色の虫と黒っぽい虫がいたので、夜の間に見つけたのを取りのぞいておきました。

翌朝、もう一度チェックしに行ってみると、すっかり取り除いたはずなのにまた新鮮な緑色の糞が、ぽろぽろ落ちています。
「あ、まだ1匹残っていた!」と、慌てて葉をひっくり返したりしていたら出会ったのが、写真の働き者のカマキリ君です。

黒っぽい虫を一匹、大切そうに抱えていました。
感謝と応援の気持ちをこめて、そっと写真を撮らせてもらいました。
EOS Kissを夫が再びどこかに持っていってしまったので簡単なデジカメで撮った割には、カマキリ殿の勇姿をちゃんと収めることができました。

昼にはどこかに行ってしまいましたが、彼の働きのおかげか、それ以降は葉を食われていないそうです。
これからも頑張っておくれ~

紅葉の五色沼を歩く

2006-10-29 12:40:53 | できごと
バス旅行二日目は、紅葉の五色沼を歩いてきました。
独特の色を見せる大小さまざまの湖沼群を縫うように作られた周遊道をたどる一時間ほどのコースでしたが、あいにくのお天気。
太陽光の当たり方によって色の見え方が大きく変り、晴れているとすごく美しいコバルトブルーやエメラルドグリーンが見られるそうなので残念でしたが、その分木々は雨で生き生きとしてとても綺麗でしたよ~。
悪いことばかりは続かないよ、という意味で「雨の日ばかりじゃないよ」などと言ったりしますが、雨だって悪いことばかりじゃないですよね。

それに、晴れた日はもっと美しい・・・とはいえ、コースの一番初めの毘沙門沼(冒頭の写真)の、もみじと水の色のコントラストの美しさには息をのみました。
こんなに驚くような水面の色なのに、近づいて見てみると水自体はとても澄んでいるんです。
そして、同じ沼の中でも水の色が場所によって違っていたり、一連の水面なのにくっきりと色の線が分かれている水面もあって、本当に不思議です。

昨晩は、五色沼の色について色々とサイトを読み歩きました。中でも面白かったのが 「五色沼の色と謎」 で、それぞれの沼ごとに水質の違いや植生、名前の由来、みどころなどが紹介されている情報満載のサイトです。これによると、水の色は酸性度と沈殿物が作り出しているそうで、酸性度が強すぎて水に浸かった木の枝が漂白されてしまう沼まであるそうです。

こちらは、みどろ沼。
手前、左側、奥側で色が全然違うのが分かりますか?
藍染をする母は、みどろ沼を眺めながら「ここの沼の泥で布を染めたら、綺麗に染め上がるんじゃないかな?」と感想を漏らしていました。



沼の色、紅葉の色の組み合わせは本当にさまざまな表情を見せていて、雨に濡れながらとても気持ちの良い散歩になりました。
夫の会社の後輩からEOS kiss Digitalを安く譲ってもらって初めての旅行だったので、写真も沢山撮っちゃいました。







山の紅葉ってどうしてこんなに燃えるような綺麗な色になるんでしょう。
昔の人はこんなに美しい秋の景色を眺めて、絵や織物、染物などの素晴らしい作品を残したんでしょうね。
わたしはカメラだからもっとお手軽だけど、初めての入門機で楽しかった!色々練習したいことも出てきました。まだレンズも標準のを一本しか持っていなくて、生意気にも「マクロが欲しい~」などと言っていましたが、もっとこれで練習してからかな、と今回行ってみて思っているところ。

昨晩遅く帰宅した夫に色々と聞いてうるさがられ、「とにかく沢山撮りなさい」とアドバイスされました。う、ごもっとも・・・。
BLOGの上では、うるさがられてもお付き合いいただきますよ~
これから段々うまくなりますから、生まれたての動物が歩けるようになるまで見守る気持ちでお付き合いくださいね。