カバ社長の日記 caba note

壁画やオブジェの制作会社ビッグアートの社長日記。「面白くなければ人生じゃない」がモットーの熱い熱いカバ社長の物語です。

ラジオ体操そしてアートによるまちづくり

2013-05-25 17:45:43 | 地域活動

15年以上前から、「アートのあるまちづくり」「アートによるまちづくり」をテーマに春日部市を中心に活動してきました。
もともと春日部市にはたくさんのブロンズや石の彫刻が点在し ていて、そこに私たちの手がけた壁画やシャッターアート、商店のオブジェ看板など街のいたる所でアートが市民の目にとまるようになり、市民のアートに対する関心も高まってきました。

「アートでまちを元気にしたい」「ワクワクする場所をつくって人が集うまちにしたい」という目標に向かって頑張ってきましたが、どうも何かが抜けている感じが否めません。
アート作品が多いだけでは、まだまちが元気になるまでに至りません。
長年続いてきた経済偏重社会や情報化社会のひずみ、それが人と人とのコミュニケーションの

まちづくりの活動を通して感じてき大きな障壁があります。
それは、商店や住民が隣近所のコミュニケーションがなくなってきたこと 。
その現象は、会社の職場や家庭にまで広がり、かなり深刻な問題です。
まちに元気がなくなり、商店が1軒また1軒と消えていく。
これは、全国的な現象です。
「街に人影がなくなったから商売は成り立たない」と 商店主を始め多くの人が異口同音に言います。
果たしてそうでしょうか。 
人がいなくなったわけではなく、人が家と職場や学校以外の場所に行かなくなった。
つまり、閉じてしまっているのです。
近年の深刻な経済不況 は、経済や金融政策には及ばない所にあると感じます。
人々のメンタリティこそが低迷の最大の 原因です。
「人と関わりを持ちたくない」 「余計なことに関わりたくない」という人が近年異常に目立ちます。
結果、うつ病や引きこもりになる人が私の身の回りにもたくさんいます。
友だち付き合い、近所付き合いが減り、孤独に暮らす人が増えることは、経済だけでなく社会としてまずい状況です。

多分多くの人がこのことに気づいていて、深刻に考えると滅入ってしまうので避けているのでしょう。
私は、このことに正面から向かい合いたいと思ってきました。
実は、昨年から始めたラジオ体操もその取り組みのひとつです。
7ヶ月前にたった2人で始めた ラジオ体操が、今朝33人でした。
参加している人たちは、本当に元気で明るいです。
単に健康だけが目的ならば、自宅でやれば済みます。 
 「公園橋に行けば皆と会える」「ラジオ体操を皆とやると楽しくて毎日続けられる」そんな思いが伝わってきます。
ラジオ体操をキッカケにした社交の場なのだ強く実感します。
お年寄りの社交の場が、病院の待合室から早朝のラジオ体操の 会場に移る。
早朝から健康にいいことをやり、知らない人と友達の輪が広がり、 生きることにポジティブになっていく姿が見られて、まさに冥利に尽きます。
家に閉じこもっていたお年寄りが、人との絆や楽しさを求めて外向きになり街に出てくる。
ラジオ体操で毎日100人が参加する状況をつくること。
それが、きっと発火点になるはずです。

そして次は、子育て世代の主婦と子供たちが街に出てくる状況をつくること。
子育て中の主婦とその子供たちとまちや商店との新しい関係づくり。
アートを通して、世代を超えた人々がつながり共感しあえるまちにできないか。
「まちはミュージアム」というビッグアートの大きな願いに向けて、「第一回まちはミュージアム」の開催を準備しています。