カバ社長の日記 caba note

壁画やオブジェの制作会社ビッグアートの社長日記。「面白くなければ人生じゃない」がモットーの熱い熱いカバ社長の物語です。

美大・専門学校の既卒者、がんばれ!

2010-10-20 16:56:35 | アートの求人
日本では、新卒者を金のタマゴのようにもてはやし、既卒者はまるで脱落者のように差別する企業が多いようです。
アメリカは若者の就職難が日本以上とも言われますが、新卒と既卒の扱いは変わらないと言います。
それが当たり前だと思います。

私は、逆に新卒より既卒の方を採用したいと思います。
社会の厳しさや危機感がある。
自分の夢に対する敗北感や挫折感を持ち、何とかしたいという悲壮感がある。
社会への出発点で、成功から始まるより、失敗や挫折から始まる方が飛躍も大きいものです。
オリンピックやプロスポーツの世界を見ていても、負け試合から始まって勝利に結びつくというケースが多いようです。

私自身、大学を3年で中退。
27歳位まで挫折感と敗北感を味わいながらのたうち回っていました。
長い長い真っ暗なトンネルでした。
今思うと、その経験が次のステップへの大きな起爆剤になったと思います。
その試練を与えてくれた神様に本当に感謝しています。
今でも次々と試練に遭遇しますが、「お前はまだまだ成長して、人のために尽くせ」と神様が私を鍛えてくれていると思え、逆に前向きになります。

何かを真剣に追い求めていくということには、失敗も挫折もつきものです。

美大や美術・デザイン専門学校を卒業して、就職浪人している人。
絵を描く仕事をあきらめて関係のない仕事に就いたものの、毎日悶々としてしている人。
とことんチャレンジすれば、何か必ず道が開けてきます。
絶対に開かないという扉はありません。

私も今60歳。
まだまだいくつもの扉を開けて、まだ知らない世界に踏み出したい、と日々チャレンジしています。

経済偏重の近年の社会。
まちのいたるところで、アートとデザインが必要とされていることをヒシヒシと感じます。
これまでアートは、特殊な人だけのものであり、美術館やギャラリーの中に封印されてきました。
アートは、音楽と同様に人々の生活の中に溶け込み、人々の心を癒やしたり元気づけたりワクワクさせたりする、いわゆる心のエネルギー源のようなものであるべきだと思います。
人々の心が疲弊し、病む人が急増している現代。
通りから楽しさがなくなり、人が消えてしまった街。
これを救える一番の特効薬こそがアートだと痛感します。

話しを元に戻します。
美大卒、美術・デザイン専門学校卒の若者たち。
アートの分野で活躍したくても、既存の世界では残念ながら受け皿はほとんどありません。
ならば、新しくつくっていくしかないでしょう。
世の中がどんどん進化していく中で、アートだけが旧泰然としてとり残されていいわけがありません。
しかも、アートの活躍を世界中が待望している今。
立ち上がりましょう!

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少数精鋭主義

2010-10-10 10:31:08 | 会社のこと
「少数精鋭主義」という言葉があります。
一般には、「優れた人だけを少人数集めること」を言います。

でも、実際はその逆なような気がします。
「少人数にすると、精鋭になる」が当たっていると思います。
全員が100%、150%の能力を発揮し、チーム全体としてすごい力を発揮する。

逆に、人数を増やしていくと100%の力を発揮する人は一人二人になり、残りの大半の人はただそれに追従するかぶら下がる形になる。
大きな都市や大きな企業からはなかなか偉人が出てこないというのもその辺に原因があるのだと思います。

少人数の会社では、まず分業は成り立ちません。
当社もそうです。
企画からデザイン、制作、現場施工にいたるまで私を含め全員で行います。
社長の私自身、便所掃除から花の水やり、買い出し、スタッフの現場までの送り迎え、アトリエの補修作業にいたるまで何でもこなします。

分業は、一人一人の能力を狭めます。
視野が狭くなり、全体的なとらえ方が不得手になります。
身勝手な行動をとりやすくなります。

少人数のチームは、誰一人欠けても皆が困ります。
逆に言うと、一人一人の存在感が大だということです。
全員にスポットライトが当たるということ。
全員が輝くということ。

私自身、九州の山の中の小さな村(人口3,000人・世帯数800戸程度)で生まれ育ちました。
同じ村出身の人たちを見ると、皆個性的で、輝いています。

ビッグアートの会社をスタートした時、決意したことがあります。
小さな会社でいいから、一人一人の個性が輝く会社にしたい。
小さくても世の中に大きな影響を与えられる会社にしたい。
ということです。

そこで、会社設立時に作ってもらったロゴマークがこれです。



まじめで責任感の強いヤツ。
ふざけてばかりいるヤツ。
研究熱心でいつも何かを追求しているヤツ。
冷静でいつも落ち着いているやつ。
おっとりしているヤツ。
奇抜でいつも面白いことをやるヤツ。

めざすゴールは一緒でも、いろんな色の人が互いの欠点を補いながら進んでいく。
そんなイメージです。
今も、その考えは設立時とまったく変わりません。
むしろ、その考えは年々強くなっています。

企業の合併統合で企業はどんどん巨大化していく。
市町村合併で、小さな村や町が消え、無個性な新しい市や町が生まれていく。
いったいその後どこに向かうのでしょうか
組織は大きくなると、まず個性を失う。
次に、方向性が見えなくなる。
そこで働く人々も、働く喜びや達成感が感じられなくなっていき、モラール(労働意欲)が低下していく。
そんな気がします。

ビッグアートは、めざす目的や方向性を絞り込み、個性のある企業をめざしたいと思います。
アートとデザインの分野で、「誰もがやらないこと」「誰もがやれないこと」にチャレンジし、オンリーワンへの道を信念を持って突き進んでいきたいと思います。

「壁画プロ養成所」開講の本音

2010-10-03 12:33:02 | アートの求人


毎年100~200人の学生が当社を訪ねてきます。
その中で、憂うべき現象があります。
5年前あたりを境に、美大や専門学校の卒業生のレベルが急に落ちてきているということです。
特にこの2~3年間は特に目立ちます。

絵を描く技術力の低下はもとより、精神面の弱さがとても気になります。
「最近の子は、ちょっと叱られただけで会社を辞める」という声もよく聞きます。
「何でもすぐ諦めてしまう人が多い」というのが気になります。

結果、この3年間採用基準に達する人はほとんど無し。
採用しても、1年以内に辞めていくという感じです。
人的パワーの低下は、業績の悪化だけでなく、今後の企業の成長が危ぶまれます。
このまま、若者たちの教育を家庭や学校に任せっ放しにしていては企業の存続や日本経済の成長も絶望的というのが正直な感想です。

制作会社の経験者も訪ねて来ますが、従来とは全く違った世界をめざす当社にとっては、その人たちの能力も志向もミスマッチです。

ならば、必要な人材は自社独自で育てるしかありません。

幸い、1999年から「かすかべ壁画塾」という壁画プロ養成所で培った経験と実績があります。
それを積極的に生かそうと決意しました。

新卒で入社しても、学校とプロ社会との大きいギャップに馴染めずに1年以内に辞めてしまう人が後を絶ちません。
ならば、即戦力になるまで育成してから入社してもらう方がいいと考えます。
その方が、本人も入社時の精神的プレッシャーから解放され、技術習得だけに専念できます。
しかも、1年間のプロの空気に自然に慣れて行けますし、この仕事が自分に合っているかついて行けそうかどうかもわかり、自信を持って入社できます。
技術的にも精神的にも自信がついてから入社すれば、本人も会社も双方が安心ですし、入社後の定着率も高まります。

当社には、従来の「かすかべ壁画塾」の講師陣がいます。
彼らは、現在第一線で活躍しているプロであり、美大や専門学校でも教えている経験豊富な人たちです。
「筆画」「エアブラシ画」「一般塗装」「特殊塗装」などプロになるために十分な技術と「カラー講座」などを体系的に指導します。
壁画プロとして即戦力になるために必要な事だけに集中特化した独自のプログラムです。
入社した社員には、このような体系的な教育はとても困難です。

といっても学校ではありません。
大事なのは、学校での教育を再び施すのではなく、プロの実践経験を積むことです。
「習うより慣れろ」「10回の練習より1回の実践」です。
授業だけでは、何年やっても実践力はつきません。
もちろん、自信もつきません。
ですから、カリキュラムも週に1日の座学と実習(練習)に対し、週5日の実践実習(OJT)という内容にしました。

学校や養成所とも違う。
会社とも違う。
いわゆる「橋渡し役」であり、学生からプロになるための「ならし運転期間」でもあります。

これは学校にはできないことであり、企業内でもできないことです。
「学生でもない」「社員でもない」という特殊な期間を設けて、卒業生が無事プロ入りを果たす。
いわゆる軟着陸させるために考えた仕組みです。

学校や養成所では、高額な授業料を徴収しなければ成り立ちません。
ところが、授業と実践実習(仕事)とを組み合わせることで、授業料を無料にできます。

また今回は、地方の人にハンディキャップがないように、全寮制にして寮費も無料にすることで、生徒たちにより負担のない形にしました。
最近の若者は、共同生活は苦手で、コミュニケーション力や協調性が低い傾向にあります。

共同生活をすることは、いろんな面で人間形成上のメリットがあります。
・お互いが協力し合うことでいろんなことが成し遂げられる達成感と喜びを味わえる。
・同じ境遇の仲間どうしの連帯感や悩みを打ち明けられる仲間ができる。
・互いに競い合い、教えあう切磋琢磨の環境ができる。
などなど。
全寮制度も、短期間に成果を上げるためのプログラムの一環です。

一定の成績で卒業した人は、全員ビッグアートで働くことができます。
もちろん、ビッグアート以外の会社に行ったり、壁画以外の道に進むのも自由です。
本音は、一人でも多く優秀な人に育って、当社に入ってきてもらいたいですが。

いずれにしても学校や一般の養成所と違うのは、このプロ養成所は養成プログラムを提供することがビジネスではないということです。
生徒たちが本当にプロとして即戦力にならなければ、一番困るのは生徒だけではなくビッグアート自体です。
つまり、生徒も養成所も待ったなしの真剣勝負であり、運命共同体の関係です。

何が何でもプロとして通用する人材を育成することが絶対使命です。
逆に、生半可な覚悟しかない人のは受け入れられません。
技術は未熟でも問題ありません。
「覚悟と熱意のある方」「何が何でも壁画のプロになりたい方」の応募を心からお待ちしています。

一緒に壁画の魅力を全国に広げていきましょう!

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売上も給与も役立ち度のバロメーター

2010-10-02 11:56:43 | カバ的アングル
会社(仕事)を続けていくということは、人の役に立ち続けるということ。

売上がなくなるということは、人の役に立たなくなったということ。

売上は人の役に立っているかどうかを示すバロメーターです。

あまり人の役に立っていない企業が大きな売上、利益を出しているという所もありますが、それは一時的で結局は淘汰されていきます。

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自分が好きなことだけをやっていても誰も寄って来てくれません。
自分が役に立てる人を探して、こちらから近づいていかなければなりません。
そして、その人のために何かしてあげる。
結果、役に立てば相手が喜んでくれる。

笑顔を見せてくれた。
お礼を言ってくれた。
お礼に何かをくれた。

そう、売上とはそのお礼そのものです。
役に立った度合いでお礼の度合いが変わる。
より相手の役に立つこと。
その結果が、回り回って売上という形になっていくのです。

給与も売上と同じ。
自分の役立ち度、つまり貢献度の結果の現れにすぎません。
相手や社会の問題ではなく、すべては自分の問題です。

人のために尽くし続けること。
そうすれば、人も社会も自分を必要としてくれる。
より多くの人から必要とされることが、自分の命を大切にすることだと思います。

自分が、人のために社会のためにどれだけ役に立っているか、たまには考えてみましょう。

絵を描くことを仕事にするということ

2010-10-01 11:16:13 | アートと仕事
ビッグアートは絵を描くことを仕事にしています。

しかし、ただ絵を描くだけでは仕事にはなりません。
絵を「人を助けるために」「人を喜ばせるために」描いて初めて仕事になるのです。
つまり、人や社会に役立つために絵を描くのです。

そのためには、世の中で困っている人を探すことから始めます。
困っている人はたくさんいますが、その中で絵を描くことで役に立てることがあるかどうかです。
すると、絵(アート)で社会に役立てることが無限にあることに気づきます。

例えば、
・店や街が楽しく元気になる。
・病院の患者が癒され、元気になる。
・夢のような空間で人々を楽しませる。
などなど。

絵を描くのが好きだから絵の仕事に就きたい。
出発点はそれでいいと思います。
いやむしろ、最初は皆そうだと思います。

最初は、ただ描いているだけでも楽しいものです。
でもしばらくすると、「自分の絵で人が喜んでくれるともっとうれしい」と思うようになる。
だから、絵で人を喜ばせることを一生懸命に考える。
自分のためにではなく、人のために絵を描くことの喜びに目覚めていく。
人のために描くことが自分の喜びであり生き甲斐になる。
結局は、回り回って自分のために描いていることになるのです。

絵(アート)で何か人や社会のためになることはないか。
私自身も、会社を初めて17年間いつもそのことを考えています。

今も、これからも、この仕事を続ける限り終わることはないでしょう。

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