カバ社長の日記 caba note

壁画やオブジェの制作会社ビッグアートの社長日記。「面白くなければ人生じゃない」がモットーの熱い熱いカバ社長の物語です。

オンリーワンを求めて

2008-07-04 17:43:11 | 会社のこと
ビッグアートの仕事は、まさに「不毛の土地にタネをまく」ことです。
会社をスタートしてから15年です。
「まだ15年」「もう15年」・・・・・どちらも実感です。

日本では、アートの仕事というと、美大、専門学校、絵画教室、趣味の習い事など、「教える仕事」以外はほとんどありません。
「絵を描くこと」「オブジェをつくること」そのものを仕事にしているのは、ほんの一握りの人たちです。
それも、ディズニーランドや大手ゼネコンの手がける話題の商業施設など、めったに発生しない物件に競って群がっているのが現状です。
いつの時代にでも、コンスタントに発生する市場ではなく、まさに「特需」に過ぎません。
そのために、この業界は新規参入と廃業・撤退を繰り返しながら、この2~3年はどんどん萎んでいるのが現状です。
私のまわりで勢いのあるのは、ディズニーランドやテレビ局中心の会社、カリスマアーティストのフィギュア制作を請け負っている職人さんたち位です。
そこにしか仕事がないとわかると、業界こぞって集中し、値段の下げ合い、叩き合いなど血みどろの激しい競争が続きます。
まさに、現代は一見「不毛の地」に見えます。

以前、ビジネスマンの幹部研修で「砂漠で靴を売る話」を聞いたことがあります。
アフリカに靴を売り行ったセールスマン2人の話です。
Aさんは、「最悪だ!この国では靴を履いている人が一人もいない。こんな所で靴なんか売れるはずがない」と言って、さっさとあきらめて帰ります。
Bさんは、「最高だ!この国には靴を履いている人が一人もいない。この国の人々に靴を履く喜びを知ってもらえたら、無限の市場がある」と言って、大成功をおさめます。

目の前にあるのは、同じ一つの現実の姿です。
なのに、その同じ現実を「最悪」と受け取る人と「最高」と受け取る人に大きく分かれる。
つまり、現実がどうかということではなく、自分がどう受け取るかによって、その先の展開が「天と地」に分かれる、ということです。

どちらの生き方をすべきかを押し付ける気は全くありません。
ただ、ビッグアートは明らかにBさんの生き方をずーっと貫いてきました。
厳しい現実の中で、根をあげずにひたすら挑戦を続けてきました。
アート不毛の地で、新しいアートの可能性を実践しながら広めてきました。
本当に喜んでくれたお客様がクチコミで宣伝してくれたり、リピートしてくれることを一つ一つ積み重ねながら実績をつくっていくことです。
正に気の遠くなるような作業です。
自分自身のことをよく「クレージー」だと思います。
(もっとも、最近はクレージーになれる自分を生んでくれた親にこの上もなく感謝しています。)
この15年は、本当に失敗と挫折の連続でした。

いつも自分に言い聞かせていること。
・人の失敗や挫折を笑いたいヤツは笑え。人の失敗を笑う者は、挑戦をしたことのないヤツだ。
・失敗は「負け」ではない。失敗は成功へのプロセスに過ぎない。本当の「負け」は、「もう、ダメだ」とあきらめた時だ。

私がずーっと取り組んできたのは、既存のアートビジネス以外の仕事を創りだすこと。
特需ではなく一年中全国どんなまちででも発生するアートの仕事を開発することです。
まだまだ道は遠いかも知れません。

しかし、15年間もの長い間、365日24時間ひたすら考え行動していると、今まで見えなかったものが見えてきます。
アートとデザインの時代がそこまでやって来ているということをひしひしと感じます。
いろんな分野にその現象が見られます。
店舗、商店街、病院、幼稚園、アパート・マンション、一般住宅・・・・・などなど。
経済論理や効率経営が行き詰まり、「感動」や「自分らしさ」「本物」など新しい価値観の台頭です。
実際に、ビッグアートの仕事のコンセプトがどんどん変化し、今までになかった手応えも感じます。

今は、100年に一度とも言われる大変化の時代。
「ピンチはチャンス」という言葉があるように、今こそ既存の閉鎖的な世界から飛び出して、アートがさまざまな社会に浸透していくチャンスです。
この数年間で、アートがあらゆる分野で展開され、アート系の学生たちの受け皿が飛躍的に大きくなっていくイメージが目に浮かびます。

ビッグアートのコンセプトは、「困っている人々にアートマジック(アートの力)でお役に立つこと」です。
先人たちのつくった既存の市場にしがみついたり、他人の畑を荒らすのではなく、自分でタネをまき収穫していく農耕型の生き方をこれかからも貫いていきたいと強く思います。
ご支援よろしくお願いします。

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