カバ社長の日記 caba note

壁画やオブジェの制作会社ビッグアートの社長日記。「面白くなければ人生じゃない」がモットーの熱い熱いカバ社長の物語です。

壁画を描く人の心構え

2011-11-03 12:48:42 | カバ的アングル
壁画を描く人の陥りやすい傾向として、
キャンバスとなる壁だけしか見ないということがあります。

壁のサイズや表面の素材ばかりに気を取られてしまう。

設計会社やデザイン事務所からも該当する壁の図面と絵のデザインだけを支給するというケースが多いものです。

しかしながら、いざ現場に行ってみると、壁画のデザインと壁や周囲の造作物がまったくミスマッチであることに気がつくことが多いものです。
または、描く時は工事中で気づかなかったが、オープンしてから店に行ってみると、描いた壁画がまったく効果を出していないというか描かなかった方がよかったのではと思える現場も多々あります。

多分、設計会社から依頼を受けて壁画を制作した経験のある人は、大なり小なりそんな経験をしているでしょう。

壁画を描く人は、まず壁画のまわりに目を向ける必要があります。
まわりの造作物や家具の色や質感、デザインのテイストなど。
店全体のデザイン。
店のメニューや商品構成、スタッフの服装なども壁画制作に関わってきます。
色使いやタッチ、絵のテイスト、絵の周囲の処理などに重要な影響を及ぼします。
そこに気を配るか否かで壁画が店のデザインをとけ込み調和するかが左右されます。
結果的に、壁画が場の雰囲気やイメージを高めることになるか、逆にちぐはぐでかえって有害な要素になってしますかという致命的な差が出てしまうのです。

ビッグアートでは、頼まれた壁画だけではなく、壁の素材や質感、壁画の周囲の色使いやテクスチャーがとても重要だととらえ、現場で細部にわたって提案し、細かい修正や調整を行うようにしています。
一見大変面倒なのですが、完成した時の出来映えが大きく変わり、お客様の感動、喜びにつながるからです。
ちょっとした手間を惜しんで、せっかく制作した壁画が喜んでもらえなければ何の意味もありません。
ひいては、お客様のアートに対する期待も薄れて行き、私たちの仕事が減って行くことにもつながるのですから。
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