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制度見直しは本気か?2

2006-10-29 22:50:54 | ニュース関連
奈良市職員:9年前も「異常に欠勤率多い」と市議会が指摘 (毎日新聞)
【元職員(42)=懲戒免職=の長期休暇・休職が問題となった奈良市が、9年前の市議会で環境清美部職員の欠勤問題が取り上げられたにもかかわらず、長年にわたり実態を“放置”していたことが28日、分かった。平均すると、ごみ収集職員の6人に1人が日常的に欠勤している実態を指摘した市議は「異常な状態が分かっていたのに、放置し続けた市の責任は大きい」と話している。
 問題が取り上げられたのは、97年12月の決算特別委員会。当時、同部のごみ収集職員は約270人いたが、委員会記録によると、96年は1日平均で44人が病気などの理由で欠勤。年間平均の欠勤率は16.3%で、多い時は20%に上ったという。市議は「一部には、虚偽の診断書を医師に発行させ休む職員もいる」と委員会で指摘。是正を求めたが、当時の助役は「労組とも話し合いながら、是正すべきところは是正していきたい」と答弁するにとどまっていた。
 同部幹部職員は28日、「当時の担当者がどういう判断をしたのか分からないが、制度そのものには問題がなかったと思う。病気による休暇、休職について、今後は複数の医師の診断書を提出させるなど再発防止に努めたい」と話した】

 昨日は4年前に外部監査で指摘されていたという記事が載ったのに、今日になったら9年前にも市議から指摘されていたという記事が載っている。で、奈良市はこれらの指摘に何も動かなかった訳ですね。やっぱりこれは簡単に手出しできない問題だったんでしょう。『1日平均で44人が病気などの理由で欠勤』という異常な状態を、こうしてマスコミが一斉に取り上げるまで放置していたんだから。でも、市は放置状態を続け何も変わっていない筈なのに、その市議はその後どうしてこの問題を扱わなかったんでしょう?一寸不思議。
 それにしても言い訳がお決まりの『当時の担当者が・・・』ですか・・・・その『当時の担当者』って、まだ生きているんじゃないの?たまには『当時の担当者』の話も出してくれよ。

“病欠”奈良元職員、診断の医師「圧力に負け診断書」(読売新聞) - goo ニュース
【病気を理由にして5年間で8日しか出勤しなかった奈良市環境清美部の元職員(42)(懲戒免職)に診断書を出した奈良市内の開業医が28日、読売新聞の取材に応じ、「圧力に逆らえず、診断書を書き、後悔している」と証言した】
【開業医によると、元職員が来院するようになったのは約2年前。元職員は「腰が痛い」「神経を使い、下痢になる」などと訴え、その内容に沿う形で約20通の診断書を書いたという。
 元職員以外の職員も訪れ、「過去にかかった病気で再度、診断書を書いてくれ」と求められたこともあった。開業医が断ると、上司と名乗る男が訪れ、「書いてくれないと困る」「加療期間を延長してほしい」などと求められ、応じたという。開業医は「奈良市の休暇・休職制度のことは知らなかった」と話している】

 この『上司と名乗る男』は本当に上司なのかな?それをハッキリさせて欲しいけど・・・・もし本当に上司なら「環境清美部」ぐるみのインチキという事で・・・って、上の記事から考えればそれは当然か。うみを出し切る事が出来るのかなぁ、奈良市。