東北のどこかの大学が茶髪・ピアスを禁止という校則を取り入れたと最近のニュースで話題になっていた。さらに現在茶髪の学生は黒髪に戻すことによって1万円が支給され、戻さない学生には懲戒処分とのことである。
現在の日本の風俗とはかなりかけ離れた規則であることは一目瞭然である。今やピアスや茶髪などはファッションの延長上にあるため一概に規制をかけても理解・納得を得るのと実際に効果を発揮させるのは難しいでしょう。
ちなみに何故この大学がこのような規制を作ることになったかであるが、まず一つに『学生の躾を厳しくしたい』とのことである、次に大学のイメージアップによる入学生を増加するなどが大まかな理由とされている。
『身だしなみ』と『ファッション』の境界線は非常に難しい判断であるがこの大学の考え方はどうやらそのようなものではないようだ。
この大学の理事長はテレビのインタビューでこのように述べている。
『大学は勉強をするところであり、ファッションなんかにお金を遣うのではなく勉強にお金を使いなさい』
現在の学生にはなかなか受け入れられない思想を持っている方のようである。この方はかなり古い考え方を持っているように見受けられる、男子学生は丸坊主、女子学生はおかっぱか三つ網くらいの時代感覚ではないだろうか?
物事すべて変わりゆくものであり、昔の身だしなみ感覚と現在の感覚はかなりの差があるのは誰でもわかることである。それを受け入れず『今』を見ようとしないのはいづれは『悪い考え方』と言われるのである。
さらに大学の入学者数が年々減少しているのは茶髪やピアスの学生が多いのが原因では無いだろう、大学のイメージで入学者数が変動するなら全国の大学はイメージアップ戦略に奔走しているに違いない。先に述べたように今つまり現状を見ようとしないその姿勢が大学の入学者数減少に繋がり、結果その規制そのものが大学のイメージを悪くしているのである。
僕が通う大学もこのような『暴走』行為をしないよう切に願います。