820note

820製作所/波田野淳紘のノート。

12.3 sat

2005-12-03 | 芝居をみた。
劇団印象の『望遠』を観た。初観劇。
勝手にせまいせまい横浜演劇界のなかでライバルとみなしていた。勝手に。

面白かった。男優陣の演技のキレが素敵。
ただ、台詞や人物の関係やキャラやもろもろのスタイルが、あらかじめ小劇場的なものを志向した上で書かれているように僕には思えた。小劇場的なものをなぞっている。そのことが表現のふり幅をせまくしてないか。

自分のことは棚に上げて言うが、僕も過去の遺産によりかかって書いている部分がある。もろである。

忘れてはならないのは演劇は常に最先端でなければならないということ。
自分の首を絞めるのを覚悟で書いた。
でも忘れちゃだめなのだ。常に、いま、目の前で行われていく表現である限りは。

その後、稽古。
明日までに気合入れて書いてくると宣言。