最前線の子育て論byはやし浩司(2)

子育て最前線で活躍する、お父さん、お母さんのためのBLOG

●マガジン(2-15)先取号

2010-01-14 08:41:36 | 日記



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 子育て最前線の育児論byはやし浩司      2月   15日号
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【1】(子育てのこと)□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□

■あなたが蒔いたように……
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As you sow, so we shall you reap. 「あなたが種を蒔いたように、あなたはそれを刈ら
ねばならない」。イギリスの教育格言。つまり因果応報ということか。子育てについて言
えば、ほとんどの親は、子どもに何か問題が起きると、「子どもをなおそう」とする。し
かしなおすべきは、子どものほうではなく、親のほうである。そういう視点から、子ども
の問題を見つめなおしてみる。

■引いて、発(はな)たず
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孟子(紀元前3世紀ごろの、中国の思想家。著書『孟子』は、儒学の経典のひとつとされ
る)が残した言葉である。子どもに矢の射り方を教えるときは、矢の引き方までは教える。
しかし、その矢を放つところまでは見せてはいけないという意味。教育といっても、やり
すぎはよくない。たとえば手取り、足取り教える教育法がある。一見、親切な指導法に見
えるかもしれないが、かえって子どものためにならない。

■子どもは人の父
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The Child is Father of the Man. 「子どもは人の父」、イギリスのワーズワースの詩の
一節である。子どもが成長し、やがておとなになっていくのを見ていると、この感を強く
する。つまり、子どもは、人の父、と。子育てというのは、子どもを育てることではない。
子どもに、子育ての仕方を見せておく。見本を見せておく。「あなたが親になったら、こ
ういうふうに、子どもを育てるのですよ」と。それが子育て。

■食欲のないときに……
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『食欲がないときに食べれば、健康をそこなうように、意欲をともなわない勉強は、記憶
をそこない、また記憶されない』。Studying without an inquiring desire will be not
retained in ones’ memory. レオナルド・ダ・ビンチ(1452~1519)の言葉であ
る。子どもの学習指導の常識と言ってもよい。日本では教育というと、「教え育てる」が
基本になっているが、それは昔の話。子どもから意欲を引き出し、それをじょうずに育て
る。あとは子ども自身がもつ「力」に任せればよい。

■忠告は密かに……
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Give advice secretly, and praise children openly. 「忠告は密かに、賞賛はおおやけ
に」。古代ローマの劇作家、シルスの言葉である。子どもを叱ったり、子どもの名誉をキ
ズつけるような行為は、だれもいないところでせよ。しかし子どもをほめるときは、みな
の前でせよ、という意味である。子育ての行動規範のひとつとして覚えておくとよい。

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■教育の秘法
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あのエマーソン(アメリカの詩人、思想家、1803~1882)は、こう書いている。
『教育に秘法があるとするなら、それは生活を尊重することである』と。欧米では、「自
立したよき家庭人」を育てるのが、教育の柱になっている。とくにアメリカでは、デュー
イの時代から、より実用的なことを教えるのが、教育の柱になっている。生活に根ざさな
い教育は、そも役に立たない。生活を尊重してこそ、そこに真の教育があるというわけで
ある。

■かわいくば……
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『かわいくば、五つ数えて三つほめ、二つ叱って良き人となせ』(二宮尊徳、江戸時代後
期の農政家、1787~1856)と。「子どもがかわいいと思ったら、叱るときでも、
一呼吸おいて、まずよいところを三つみつけて、それをほめる。そしてそのあと、二つく
らいの割合で、叱れ」という意味。子どもをほめる、子どもを叱る……。それは家庭教育
の要(かなめ)と言ってもよい。

■最初に受けた印象が……
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First impressions are most lasting. イギリスの教育格言。つまりものごとは、第一印
象が大切ということ。とくに子どもの教育では、そうである。その第一印象で、すべてが
決まるといっても、過言ではない。だから子育てをしていて、「はじめの一歩」を感じた
ときは、とくに慎重に! コツは、叱らない、おどさない。「小学校はきびしいのよ」「先
生はこわいわよ」と教えたため、学校へ行きたがらなくなる子どもは少なくない。

■玉、磨かざれば……
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『玉、磨かざれば、器(うつわ)ならず。人、学ばざれば、道知らず』(礼記、中国五経
の一つ)。脳の健康は、肉体の健康と似ている。究極の健康法などというものはない。同
じように、究極の思想などというものはない。運動を怠ったら、その日から、健康はくだ
り坂に向かう。同じように考えることを怠ったら、その日から、脳は老化する。人は、日々
に研鑽(けんさん)してこそ、人でありえる。学ばない人、考えない人は、それだけで、
大切な人生を無駄にしていると言える。

■馬を水場に……
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A man may lead a horse to the water, but he cannot make it drink. 「馬を水場に連
れて行くことはできても、その馬に水を飲ませることはできない」。イギリスの教育格言
である。子どもを伸ばす最大の秘訣は、まず楽しませること。楽しむことによって、自発
的行動(オペラント)が生まれ、それが強化の原理となって、子どもを伸ばす(スキナー)。
しかし無理は禁物。無理をしても、意味がない。それがこの格言の意味ということになる。

■ビロードのクッションより……
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It is better to sit on a pumpkin in the field rather than to sit on the soft velvet
cushion of the palace. 『ビロードのクッションより、カボチャの上に座っているほうがよい』(ソロー、アメリカの随筆家、1812~1862)。子どもにとって家庭とは、
すべからく、カボチャのようでなくてはならない。子どももある程度の年齢になったら、
家庭は、しつけの場から、心を癒す、憩いの場となる。またそうでなくては、いけない。

■教育は母のひざに始まり……
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●教育は、母のひざに始まり……

I・バロー(17世紀のイギリスの数学者)は、こう言っている。「Education starts in
mother’s lap and what children hear in those days will form their character.(教
育は母のひざに始まり、幼年時代に伝え聞くすべての言葉が、性格を形成する)」と。こ
の時期、母親の子どもへの影響は、絶対的なものであり、絶大である。母親が、子どもの
方向性のすべてを決定づけると言っても過言ではない。子どもの教育は、子どもをひざに
抱いたときから始まると、バローは言っている

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※さがしものができない子ども
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 さがしものができない子どもがいる。何かをさがさせると、すぐパニック状態になって
しまう。かんしゃく発作を引き起こすこともある。……というより、かんしゃく発作を引
き起こしやすい子どもは、さがしものが苦手。頭の中が混乱状態になったとたん、イライ
ラが増幅する。そんなわけで、静かにものをさがすことができない。

※整理ができない子ども
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カバンなど、持ち物の中を見れば、わかる。いくら注意しても、カバンの中は、ゴチャゴ
チャ。大切なものの、そうでないものもない。古いテスト用紙の間に、学校からの連絡表
がはさまっていたりする。見た感じ、まるでゴミ箱のよう。ときどきいっしょにカバンの
中を整理するが、効果は一時的。

※忘れ物が多い子ども
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集中力、あるいは緊張感そのものが、抜けたように欠けている子どもがいる。学校への提
出物を忘れるなどということは、日常茶飯事。反対に、学校には、いつも忘れ物してくる。
その前日、筆箱を忘れて置いていったから、それを渡しながら、「筆箱をちゃんともって
帰ってよ」と声をかけると、そのときは、「うん、わかった」と返事をする。しかしその
とき今度は、ノートを忘れていく。親や教師がいくら注意しても、効果はその場だけ。

※騒々しい子ども
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 いつもガサガサしている。静かな落ち着きがなく、始終、何かをしゃべっている。「静
かにしなさい」と言っても、効果はその場だけ。数秒から10秒もすると、またしゃべり
始める。話している内容は浅く、テーマもクルクル、目まぐるしく変わる。アメリカでは
ADHD児と考えられている。女児に多い。

※動作の鈍い子ども
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臨機応変に機敏な行動ができない。何かを言いつけても、ノソノソといった感じになる。
緊急時とわかっていても、動作が、それについていかない。「緩慢行動」「緩慢動作」と
いって、神経症による症状のひとつに考えられている。

※表情のない子ども
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表情がなく、能面のような子どもをいう。喜怒哀楽の情をほとんど、示さない。無表情の
まま、涙だけをスーッと流したりする。全体的に静かで、大声を出して騒いだりするとい
うこともない。集団の中でも、いるかいないかわからないほど、存在感が薄い。

※字の汚い子ども
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 乱雑な文字で、しかもワクから平気で飛び出したような字を書く。「きれいに書こう」
と指示すると、そのときだけはきれいな文字を書くが、その分だけ、異常に時間がかかっ
てしまう。が、しばらくすると、またもとの文字に逆戻り。よく観察すると、手の動きが
ぎこちなく、なめらかな動作ができないのがわかる。細かい作業が苦手という症状をあわ
せもつことが多い。

★幼児の計算力(2)
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(2) 黙読化……年長児になったら、「頭の中で数えなさい」、あるいは「口を閉じて
数えなさい」と指示する。声を出させない、口をもぐもぐさせない。

(3) 10ずつまとめて数える……(1、2、3,4,5,6,7,8,9,10、
1,2,3,4,5,6,7,8,9,20、1,2,3,4,5,6,7,8,
9,30……)と、(10)(20)(30)と数えさせていく。

方法としては、

(1) 手をパンパンとたたいて、それがいくつかを当てさせる。
(2) 反対に、子どもに、できるだけ早く、10(あるいは30)を、たたかせる。
そのときも、声を出させない、口を閉じてさせる。

数の信号化ができ、それが早くできるようになれば、あとあと計算力のある子どもに
なる。

たとえば(2+3)は、「ピピと、ピピピで、5」と。

(BW方式 計算力)

http://www2.wbs.ne.jp/~hhayashi/++++++++++++++++はやし浩司

★幼児の計算力(1)
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(BW方式)(早数え)

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幼児期においては、計算練習に先立って、早数えの練習をしておくとよい。
(ひとつ、ふたつ、みっつ……)ではなく、(イチ、ニ、サン……)と。
さらに慣れてくると、(イ、ニ、サ、シ……)となり、(ニ、シ、ロ、ハ……)となる。
ここでいくつかのコツがある。

(1) 数の信号化……(イチ、ニ、サン、シ……)ではなく、(ピ、ピ、ピ……)と
頭の中で信号化させる。

●Absence makes the heart grow fonder.
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●Absence makes the heart grow fonder.
そばにいない人への想いは強くなる。

総じて言うと、恋心というのは離れれば離れるほど燃えあがり、
そうでない関係は、疎くなるということか。
子どもが恋をしたら、そっとしておいてやるのが、最善。
無理に引き離そうとすればするほど、たがいに強く求めあうようになる。
が、それだけではすまない。

子どもの側からすると、「親を取るか、恋人を取るか」の択一に迫られる。
親を取ればそれでよし。
そうでなければ、その時点で、親子の関係は切れる。

●Accidents will happen ...
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●Accidents will happen in the best-regulated families.
事故というのは、もっとも管理された家庭で起こる。

子どもへの過干渉が悪いのは、子ども自身が自ら考える力を失ってしまうこと。
子どもを管理すればするほど、子どもは非常識になり、常識はずれの行動を
繰りかえすようになる。
家庭教育には、(いいかげんさ)が大切。
その(いいかげんさ)の中で、「子どもは自ら考え、自ら行動し、自ら責任をとる」
という自由の三原則を身につける。

●Actions speak louder than words.
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●Actions speak louder than words.
行動は、言葉よりも、効果がある。

子どもは家庭の緊張感に巻きこまれながら、伸びる。
親が寝そべっていて、「新聞をとってきて!」は、ない。
親もキビキビと行動し、その中に子どもを巻きこんでいく。
「ぼくがそれをしなければ、みなが困るのだ」という雰囲気を、用意する。
そういう力で、子どもを動かす。
よく「しつけ」が話題になるが、しつけというのは、言葉でするものではない。
しつけというのは、行動でするものである。

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