最前線の子育て論byはやし浩司(2)

子育て最前線で活躍する、お父さん、お母さんのためのBLOG

●自分を責める人(1)

2010-08-06 08:19:51 | 日記
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 彡彡人ミミ      彡彡彡彡彡
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 子育て最前線の育児論byはやし浩司      8月   6日号
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【1】(子育てのこと)□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□

●内罰型(内責型)vs外罰型(外責型)

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あなたは内罰型か、それとも外罰型か。

それによって、あなたの性格は、おおきく
ちがってくる。

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●絶妙なバランス

 子育ては絶妙なバランスの上に成り立っている。
ほんの少しそのバランスがずれただけで、子どもはちがった性質を示す。
そのことは、双子の子どもをみると、わかる。

 両親の接し方は、ほぼ同じ。
育児姿勢も、ほぼ同じ。
環境は、もちろん同じ。

 が、それを受け止める子どもは、それぞれ。
もちろん子どもどうしの影響もある。
しかしときとして、正反対の性質をもつことがある。
ほんのわずかな(差)。
それを「絶妙なバランス」という。

●M君とHさん

 M君とHさん。
ともに小学5年生。
双子。
母親が私の教え子だったということで、この2人については、話しやすい。
母親は、天才的な頭脳の持ち主で、地元の進学校から国立大学の医学部へ推薦で、
入学している。

 中には遺伝的影響を否定する人もいる。
多分に「悪い要素は遺伝しない」という意味で、そう言う。
しかし頭のよい親の子どもは、頭がよい。
そうでない親の子どもは、そうでない。
M君とHさんは、学校でも、めったに100点以外は取らない。
勉強癖がしっかりしていることはある。
かと言って、ガリ勉タイプではない。

●内罰型vs外罰型

 が、M君とHさんは、性格が正反対。
どう性格をみるかにもよるが、M君は内罰型。
内責型ともいう。
一方、Hさんは外罰型。
外責型ともいう。

 簡単なテストをしてみよう。

 あなたが子どもだったころを、思い出してみてほしい。
そのあなたが、不注意でテーブルの上のお茶をこぼしたとする。
そのとき母親の鋭い視線が飛び込んできた。
そういうとき、すかさず「ごめんなさい。私が不注意だった」と、自分に責任を
求めるだろうか。
そういうタイプを、内罰型(内責型)という。
反対にすかさず、「こんなところにお茶を置いておいた、お母さんが悪い!」と、
責任を他人に転嫁するだろうか。
そういうタイプを、外罰型(外責型)という。

 内罰型であるか、外罰型であるか。
この両者は、おもしろいほど2つのタイプに、明確に分かれる。
中間型の人というのは、ほとんどいない。
一度あなた自身のこことして、確かめてみるとよい。
(ちなみに、私はこうして評論ばかりしているが、内罰型。
どうでもよいことだが……。)

●微妙な差

 もし環境や親の育児姿勢が、子どもの性格を決定するというのなら、M君と
Hさんは、同じような性格になったはず。
あるいはたがいの微妙な(差)が、それ以後の成長過程で、極端化したのかも
しれない。
能でいう、ワキとツレ?
どちらか一方が凸になり、どちらか一方が凹になる?
たがいに役割分担をし、補完し合うようになる?

 ただ興味深いのは、見た目にはM君は行動的で積極的。
とても内罰型には見えない。
一方Hさんはもの静かで、沈思黙考型。
とても外罰型には見えない。
わかりやすく言えば、M君は、「やんちゃ坊主風」。
Hさんは、「姉さん女房型」。
見た目と正反対。

 2人は心底信頼しあっている夫婦のように、仲がよい。
たがいにたがいを、よく助け合う。
たとえばM君が、おもちゃのバットを見つけたとする。
そのM君が喜ぶように、Hさんは、ボールを投げてみせたりする。

●母親

 母親については、私の教え子だったこともある。
まれに見る聡明な女性だったこともある。
印象も強く残っている。

 行動的でもちろん、頭のキレもよい。
ただ内罰型だったのか、外罰型だったのかは、わからない。
当時の私には、そういう知識はなかった。
私が推理するところ、Hさんと同じ、外罰型ではなかったか。
こういうケースのばあい、女性である母親は、男である息子の教育にとまどう。
その(とまどい)が、支配的になることが多い。

 半面、女である娘は、女性である母親の理解を得て、力を得やすい。
より自由な雰囲気で、成長する。
母親の気楽さが、娘によいほうに作用する。

●子どもの性質

 話がまとまらなくなってきた。

 つまり私が書きたいことは、内罰型であれ外罰型であれ、それは微妙な(差)で決まる
ということ。
最初は、ほんの小さな分かれ道だったかもしれない。
その分かれ道が、時間の経緯とともに、どんどんと広がり、固定化する。
その(差)が、子どもの性質に大きな影響を与える。

 ここに書いた内罰型の人は、あらゆる面で内罰型になり、生活面においても、大きな
影響を与える。
外罰型の人にしても、そうだ。
 
 ただし一言。
この問題は、どちらがよいかということには、つながらない。
ただ一般的に言われていることは、外罰型の人は、うつ病にはなりにくいということ。
反対に内罰型の人は、うつ病になりやすいということ。
何か問題が起こるたびに、自分を責める。
それが心の中にうっ積して、うつ病を引き起こす(?)。

(はやし浩司 家庭教育 育児 教育評論 幼児教育 子育て Hiroshi Hayashi 林浩司 
BW はやし浩司 内罰 外罰 内責 外責 内罰型 内罰型人間 外責型 外責型人間)

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2007年11月に書いた
原稿を添付します。
この中に出てくる双子の兄弟というのは、
先に書いた双子の兄弟と同じ兄弟です。

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●他責型人間vs自責型人間

+++++++++++++++++

何か問題が起きると、すぐ「あいつが
悪い」「こいつが悪い」と訴える人がいる。

このタイプの人を、他責型人間という。

一方、何か問題が起きると、すかさず、
「ごめんなさい」「すみません」と、
謝る人がいる。

このタイプの人を、自責型人間という。

「他責型人間」「自責型人間」というのは、
私がつけた名前である。

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 先日、「PーFスタディと呼ばれるテスト法」について、原稿を書いた。投影法の一種で、
心の中の欲求不満がどこにあるかを調べるための、テスト法である。

 私の教室でも、30~40人の子どもについて、それを調べてみた。結果、おもしろい
ことがわかった。

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