理科の時間なのに。

「一」さんは、「にのまえ」さん。
二の前だから。

「九」さんは、「いちじく」さん。
一字で九だから。

「小鳥遊」は、「たかなし」さん。
鷹がいないから、小鳥が遊んでいる。

これが、中等部の理科の最初の授業だったらしい。

ももちゃん、
「わたし、にのまえさんと、結婚して、
一（はじめ）と、子どもに名前つける！」と言い放ち、
先生に「きみ、いいセンスしてる！」と、
褒められ、ご機嫌に帰宅。

毎日、学校が楽しくて、楽しくて、と。
ありがたいことだ。

そんな勝負ではないはず。

１分間、質問する人と、答える人をしたら、
交代して、１分間、質問する人と、答える人をする、
という、自己紹介のためのゲーム。

真面目な男子君は、素敵な質問を考えるせいか、１分間７問。
たくさんたくさん質問を矢継ぎ早にするももちゃんは、１分間で２５問。

数の勝負ではない！
「勝った！」とか言ってるんです。
まったく、幼いったらない。

ハムスター

入学早々、早速、外部受験組の
賢い賢い男子たちとお友達になった、ももちゃん。

お勉強を教えてもらうための下心も半分。

会話しているなかで、
あまりに、ももちゃんがすぐに、忘れるので、
「きみ、すごくすぐに忘れるね・・・ハムスターみたいだ」
「そうそう、ハムスターって、呼ぼう！」
と、あだ名をつけられたそう。

そんなことを、にこにこ嬉しそうに話す、女子中学生。
お年頃だな。

「はなをみてください」

「はなをみてください」と言われて、
自分の鼻を見ようと、
寄り目になった、中等部入学式の朝の写真館。
写真館のおじさまも苦笑い。

バカすぎて、涙流して笑った。
なんで、そんなにかわいいんだぁぁぁ。

６年経っても、変わらないな。

中等部 弁当生活スタート