こんにちは。総務部の中井です。
今日は2月29日、4年に一度の閏(うるう)年の閏日です。
この日は、最近では、語呂合わせでニンニクを使用した健康食品の販売会社が制定した「ニンニクの日」(にん(2)に(2)く(9))とか、
離婚式プランナーなる方が制定した「円満離婚の日」(2人に福(29)あれ)とも言われるようですが。
英語では閏日のことをleap day(跳躍の日)と言い、これは普段の年はその前年の同じ日より1つだけ曜日がずれるが、閏年の翌年の曜日は2つずれる、つまり、曜日を1つ飛び越える(leap)からだそうです。また、かつてイギリスでは、4年間のうちでこの日だけ女性から男性へのプロポーズが伝統的に公認され、男性はそれを断わることはできなかったそうです。
閏年とは全く関係がありませんが、日に日に暖かさが増してきました。自動車で通るだけでは気がつきませんが、市内にある畑や庭木の梅の花が満開となり春の訪れを感じることができます。
通勤途中にある畑に咲く梅の花です。
前回のブログではつぼみだった自宅の梅も満開を迎えました。
大阪城の梅林は今から満開を迎えるそうですが、既に枝いっぱいに花やつぼみを付けています。花見客は外国人のかたが圧倒的に多く、周りからは外国語ばかり聞こえてくるため何か不思議な感覚でした。
「大阪で1番安全なまち」をめざします
今月から平成28年第1回箕面市議会定例会が開会され、平成28年度当初予算(案)などの重要な議案をご審議いただきます。このうち来年度の防犯対策として新たに提案させていただいた、市内のすべての公園(203園)への防犯カメラの設置についてご紹介させていただきます。
平成28年度(2016年度施政及び予算編成方針)から
本市が、この大阪の地で、これからも住みよいまちであり続けるためには、なによりも“安全・安心”を欠かすことはできません。
箕面市の街頭犯罪発生率(平成26年(2014年))は、府内33市中、少ない方から3番目、すなわち府内で3番目に安全なまちといえますが、これに安住すべきではありません。新年度は、箕面警察署と協力し、特に市内で多いオートバイ盗や自転車盗の対策を進め、「大阪で1番安全なまち」をめざします。
その一助として、市内のすべての公園(203園)に防犯カメラを設置します。既に設置した通学路の750台や、自治会で進めていただいている360台のカメラとともに、犯罪の未然防止と早期解決を強力に推進していきます。
○ 街頭犯罪件数
(ひったくり、路上強盗、車上狙い、自転車・オートバイ盗など、街頭で発生する犯罪)
平成27年度 543件 |
平成26年度 585件 |
差し引き |
防犯カメラの設置以降、街頭犯罪は減少しており、地域のみなさんの見守り活動とも相まって一定の犯罪抑止効果が現れています。
○ 防犯カメラの画像から容疑者が検挙された件数(平成27年中)
ひったくり、強制わいせつ事件 |
9件 |
皆 増 |
防犯カメラの映像により容疑者が特定され、実際の逮捕につながったという事例が9件報告されています。逮捕されていなければ、余罪の発生の可能性もあったわけで、犯人逮捕は犯罪抑止にもつながります。
公園の安全
こども、女性への声かけは犯罪の前兆と言われています。
大阪府警察本部の資料では、街頭での「声かけ等事案」の発生場所の90%が道路上・公園で発生しており、公園内の死角である周囲からの監視性が乏しいトイレでは「連続放火事件」「強制わいせつ事件」なども発生しています。
公園は、乳幼児から高齢者まで多数の市民が、さまざまな活動の場として利用する「憩いの場」ですが、一方では、時間を問わず誰もが自由に出入りでき、深夜では監視性も乏しいことから犯行に利用されやすい環境にあります。
箕面市の公園の防犯対策
市内には、大小合わせて203箇所の公園があり、早朝から散歩や体操をされるかた、日中は親子連れや子どもたちで賑わっています。
しかし、残念なことに平成27年には、公園内で合わせて29件もの窃盗や公然わいせつ事犯が報告されています。
そこで、犯罪抑止の観点から、防犯カメラを通学路などの道路だけでなく、公園にも設置し、公園利用者や、公園の近隣住民のかた、公園周辺の通行者の安全を図ります。
次にご紹介する公園はあくまでも参考で、実際の犯罪発生場所とは無関係です。
この公園にはグランド、小さな子どもが遊ぶ遊具、トイレ、公園内を巡る遊歩道が設置されており、天気が良い日には多くの子どもたち、家族連れで賑わう大きな公園です。防犯カメラの設置場所に悩む公園の一つです。
市役所近くのある公園です。グラウンド、遊具、トイレを備えており、天気が良い日にはやはり多くの子どもたちで賑わいますが、夕方には閑散とした風景となります。
この公園は住宅地にある小さな公園で、道路上からは高さがあり、入り口近くに立たないと奥まで見通せません。
上と同じ公園の夜間の写真です。
公園には、防犯上の観点から必ず公園灯が設置されていますが、公園全体を照らしているとは言えません。
市内203箇所の公園の出入り口に、一律に防犯カメラを設置することは容易ですが、公園それぞれに大きさや形状も異なり、人の動線も異なります。
上でご紹介した公園など何カ所かの公園に下見に行きましたが、大きな公園では1台のカメラで対応することは難しいため、複数台数の設置も含め箕面警察署のご意見をいただきながら、公園内での犯罪抑止に努めていきたいと考えています。
公園の防犯カメラの設置に際しては、プライバシーの保護に十分に配慮し、通学路防犯カメラや自治会で設置いただいている防犯カメラと同様に、周辺の民家などは映らないようにカメラの角度やズーム機能により調整をします。また、場所によっては、家が写ってしまう場合もありますので、カメラのプライバシーマスク機能により、門扉・玄関・窓のほか、家の敷地などプライバシー保護の必要性がある特定の箇所を黒く塗りつぶします。
犯罪抑止に御協力を
平成26年度には通学路に750台の防犯カメラを設置し、平成27年度から自治会で設置を進めていただいている防犯カメラが360台、そして平成28年度中に市内203箇所の公園に300台、合計で1,410台の防犯カメラが市内を網羅し稼働することになります。
これらハード面の整備により、犯罪を抑制し、犯人逮捕につながることを期待するのは当然のことですが、子どもたちへの見守り、地域の声かけ、不審者の情報提供などを通した地域の防犯力の向上と、箕面警察署との連携強化が一体となって、初めて箕面市の防犯システムとして効果を高めることができるものと考えています。今後とも、地域の防犯活動についてご理解・ご協力の程よろしくお願いします。
自治会で防犯カメラの設置を検討されている場合や、防犯カメラについてのお問い合わせ
市民安全政策室 電 話 072-724-6750
ファクス 072-723-2096