部長ブログ@箕面市役所

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とどろみの森学園 炭焼きづくりと里山自然体験!

2018年03月07日 | 農業委員会事務局

こんにちは。農業委員会事務局長 野澤昌弘です。

東日本大震災からまもなく7年。2月から公開されている福島県発信の動画、”震災から50年後 2061年の福島”を舞台にしたショート・ミュージカル・ムービー「MIRAI2061」を観ていると、おばあちゃんから娘へ、そして孫へと受け継がれる健やかな命や、その間に変化したもの、変わらずに紡がれているものが描写されています。

腕のブレスレットのような発信機から朝食サンドイッチを注文するとドローンが3秒で運んでくる、空には自動車が浮かび走っている。
そんな超近代化された復興50年後が描かれる一方で、
対極的に土と海が今と同じくあります。
福島の「青い色が映える空」と「広大な海」、鮮緑の「原っぱ」では誰もがはしゃいでいる未来が描かれています。

そんな全てのモノが変わっていく近未来を思うと、
「もっと変わったら便利になって良いなあ・・・」と思う一方で、誰にでも
ずーと「このまま残したいもの」もあるものです。

箕面で紡がれてきた“菊炭づくり”

それぞれの土地や文化が持つ歴史に思いを馳せて、人がいて変わらずに紡がれているものがあります。

2月22日(木曜日)、箕面市北部の止々呂美では、とどろみの森学園6年生と7年生(2学年)が、伝統の菊炭づくりを体験されました。

近くの里山から伐り出したクヌギなどが炭の原料となります。
箕面の止々呂美をはじめ猪名川流域の里山では、良質なクヌギ材を使って伝統的な炭窯で「菊炭」が生産されていました。

1月末から原木材料づくりを始めて、2月1日に窯温め初め、8日に窯入れ点火、炭焼き窯でおよそ2昼夜をかけて焼き、徐々に空気の入りを抑え、煙が青白い色に変わるなどタイミングを見計らって窯口を閉め、蒸し焼きにします。
そして、この日は待ちに待った「窯出し」です。

窯の中は、シンプルな構造。人がひとり潜り込めるような入り口の中は、直径2m、高さ1.5mぐらいのドームとなっています。

入り口付近から徐々に炭を出していくと、3~4人ほどは入れるようなスペースができあがり、マスクをした子どもたちが、炭を搬出するために窯の中に順番に入っていきます。

「窯の中はどうなってた? 明るい?」
「真っ暗で、入り口から差し込む光しかない。
でも意外と広い、中腰で立ち上がれたよ。」

次から次に窯から現れる炭を、順番に送っていきます。
超絶技巧に、焼きものならではの自由度があり、華麗なできばえの炭が現れると、「これは上物(じょうもん)やなあ・・・」と笑顔がこぼれます。 

炭焼きに使う木は、樹齢10年から20年のクヌギやコナラを伐採しますが、これらは何度切っても再生される天然林です。
伐採後の切り株からは、また”新しい芽”が再生され、8年ぐらいで炭に適した太さに成長していきます。エシカル(Ethical)「環境や社会のことを配慮した行動やライフスタイル」で森の循環を支える取組みでもあります。

クヌギを原木とした黒炭で、極上の切り炭として、かって池田に集積され各地に出荷されたため「池田炭」とも呼ばれます。
(止々呂美ふるさと自然館(スノーピーク)やJA大阪北部農産物直売所では、観賞用など多彩な形で販売もされています)

茶道用高級炭として、豊臣秀吉や千利休も愛用したとされ、全国の茶道家たちに重用される。切り口が菊の花に似ることから「菊炭」とも呼ばれ、とりわけ止々呂美地区の炭は、質硬く、火付きよく、姿整って火持ち良く、立ち消えしないと珍重され、かつては地区内に多くの炭焼き農家がありましたが、時代とともに廃れ、数年前からは体験をお世話いただいている中上忠彦さんを含め数戸だけになっています。今年も体験学習の機会をありがとうございました。

さて、炭窯のまわりでは、春間近の里山風景が広がっています。

(特産のビワ。白い花を付けています)

(ゆず畑。大きなゆずの木にまじって、数年前に植えられた若木も育ちつつあります)

(山あいに広がる棚田)

(ゆず畑には、原木しいたけの栽培が行われているところもあります)

だんだんと春の気配も深まっています。
春の訪れとともに、地域の朝市。

いよいよ3月18日(日曜日)から止々呂美ふれあい朝市も冬休みを開けて毎週日曜日に再開です!

 

 

箕面市では、11月11日(土曜日)から3月31日(土曜日)まで、「『振り込め詐欺』に注意!今、箕面市が狙われています!」を統一キャンペーンとして実施しています。不審な電話がかかってきた場合は、家族や周りの人に相談するか、消費生活センターか箕面警察署へ連絡しましょう。

 

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