部長ブログ@箕面市役所

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夏のゆず!キラキラ輝き、躍動し始めています!

2018年09月04日 | 農業委員会事務局

こんにちは、農業委員会事務局長 野澤昌弘です。

本日4日は、台風21号が非常に強い勢力のまま上陸し、暴風域に入る見通しです。市内すべての避難所は午前6時から開設されています。早めの安全確保をしましょう。

また、台風が接近してから用水路や河川の見回り、屋外での作業は絶対に止めるようにお願いします。

さて、箕面市PRキャラクター「滝の道ゆずる」が出陣しています ”ゆるキャラグランプリ2018”が開催中ですが、”夏のゆず”と生産現場のことをご紹介します。

  (8月のゆず:箕面市止々呂美地区)
 
箕面市止々呂美は、埼玉県毛呂山町、京都府嵯峨水尾とならび、最も古い実生ゆずの産地です。


全国に流通している「ゆず」の大部分は、接ぎ木苗で育てられているのに対し、止々呂美では種から育て、収穫まで15~20年もかかる実生ゆずが利用されています。

止々呂美の「実生ゆず」は、実が大きく、酸味と香りが豊かな高級品として古くから知られており、地区内には樹齢100年以上、10メートル以上の古木もあり、他産地にはない大きな特徴となっています。


(昨年11月のゆず。大きく黄金に輝いています!)

●ブランド確立により生産も伸びる!

箕面市止々呂美は、最も古い実生ゆずの産地です。しかし、樹齢100年を超える大木もあり、枝には鋭い棘(とげ)があることから、手入れが十分にできなかったり、収穫されなかったりする園もありましたが、平成21年(2009年)5月に生産者が中心となって「止々呂美ゆず生産者協議会」を設立し、箕面市、JA大阪北部、箕面商工会議所とともに、箕面のゆずブランド化(ゆずともみじの里みのおプロジェクト)を進めてきました。同2009年には”ゆず”をキャラクターとした滝ノ道ゆずるが決定しています。

ブランド化により生産は飛躍的に向上しています。2015年はゆずブランド化後では最大出荷量となる12トンを記録しました。


 

  【ゆずブランド化前の出荷量】 (※JA出荷量による調査)
   成年 6トン程度(2007年6トン)
   裏年 2トン程度(2008年2トン)
      ↓
  【ゆずブランド化後の出荷量】
   成年 10トン~12トン程度(2015年12.1トン)
   裏年  4トン~5トン程度(2017年4.57トン) 

●1次加工が様々な事業者の商品化を誘導!

ゆずは、捨てるところがないほど加工特性に優れていますが、ブランド化前までは、地元ではその特性を生かし切れておらず、傷のついたゆずは商品価値がないため、出荷されてきませんでした。
現在では、生産者協議会自らが、こうした果実を果汁や皮のスライス、ペーストなどに1次加工を行い、商工会議所を通じ、それらを基にした6次化商品の開発を誘導し、現在ではポン酢やサイダーなどが約62店舗で商品化されています。また、イオン箕面店など約18店舗では、これらのゆず加工品の販売が行われています。


 
(ふるさと自然館加工室で「ゆず皮スライス(1次加工)」に取り組まれる農家さん)

 

●住民交流による放任ゆず畑の解消!

農業者の高齢化や、ゆず畑が山に近い傾斜地にあったり、高木で作業が大変であったりといった重労働性などから放任せざるを得ない状況のゆず畑もあります。ゆずは樹木の生い茂る枝木を毎年きれいに剪定してあげてこそ、果実は太陽の光を十分に浴びて、大きく育ちます。
箕面市では、平成22年(2010年)から、毎年11月にゆずの収穫と剪定を手伝うゆずサポーターを募集し、放任ゆず畑の解消と遊休化の発生防止に取り組んでいます。これまで過去8年で300人以上のかたに参加いただいており、多くの放任ゆず畑を再生してきました。

(昨年のゆずサポーター活動の様子)

ゆずは棘(とげ)が多いことから危険性もありますが、サポーターに応募される方も実生ゆずの特性を理解し、貸与した皮製の分厚い手袋で作業をしています。
サポーターからは収穫後の生産者との会話を楽しみにされているかたも多く、10mもの高さの木のゆずを収穫する大変さやゆずの棘の鋭さなど栽培上の苦労を知ることで、止々呂美のゆずの貴重さを理解し、ファンを拡大していく機会にもなっています。
(今年も11月にゆずサポーターを募集予定です。是非、ご参加ください!)


  
初秋をむかえる産地 止々呂美では、子どもの青ゆずが、われがちにキラキラ輝き、弾け、躍動しはじめています。

今後とも箕面の特産品として、様々な事業者によるゆずの加工品の商品化が広がり、産地止々呂美のみならず、市域全体への経済波及効果をもたらしていくことが期待されています。また、地域の農産物を大切にする取組は、わたしたちを取り巻く山々を元気にする、環境や社会を重視する投資でもあります。

 

 「ゆるキャラ(R)グランプリ2018」が、8月1日(水曜日)にスタートしました。市では、11月9日(金曜日)の投票期間終了までの間、今年こそ日本一獲得をめざす「滝ノ道ゆずる」を応援する統一キャンペーンを展開します。

 

 

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