部長ブログ@箕面市役所

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止々呂美ふるさと自然館

2010年06月28日 | 地域創造部

 こんにちは、みどりまちづくり部理事の広瀬です。

 今回は、6月18日に箕面市議会本会議で条例と予算が可決された「止々呂美ふるさと自然館」を紹介します。

 止々呂美地域は、本市北部の山間地域に位置しており、余野川で渓流釣りが楽しめるなど豊かな自然環境を残した地域です。箕面グリーンロードを抜けると市街地からわずか 7分で信じられないほど自然がいっぱいの山里が出現し、トンネルを抜けるだけでまったくの別世界に飛び込んだような気分になることができます。

  


 止々呂美地域西側の丘陵地では、現在、大阪府が箕面森町の整備を進めており、既に約 900人の市民がお住まいになっています。箕面森町の整備に併せて、新しい街と旧集落の中間に府内では初となる施設一体型の小中一貫校「とどろみの森学園」が 2年前に開校し、旧集落地にあった「小・中学校跡」はそれ以降“空き施設”の状態です。

 今回、議決をいただいた「止々呂美ふるさと自然館」は、この“空き施設”を有効活用し、止々呂美地域のもつ豊かな自然や昔ながらの伝統的な生活文化、漁場、農地、果樹園などの地域資源を最大限に活用して“地域振興・活性化の拠点”にしようとするもので、平成15年に地元「まちづくり協議会」が市や市議会に提案した「止々呂美地域まちづくり基本構想」に即したものです。


  


 ただ、構想が提案された当時と大きく状況が変わったのは、平成17年に“余野川ダムの中止”という“超”難題が持ち上がり、“学校跡”の検討と“ダム中止の対応”を一体的に進める必要にせまられたことで、市も地元もその対応に追われました。特に市はダム負担金の清算やダム事業用地の管理方策等について「国とのバトル」を繰り広げることになり、国と何回も交渉を重ねましたが、なかなか事が前に進まない状況が続いていました。

 事態の打開を図るため、昨年10月に市長が国土交通大臣と直接面談し、“ダム負担金の返還”や“放置されたダム事業用地の適切な管理”等について意見書を提出したことは、当時 全国紙を賑わしましたが、その後の交渉で、ダム事業用地の維持管理については、国が責任をもって管理することとした上で、その内、暫定的に造られた池の周辺 約 4.1ヘクタール(全体の5%)を市が国から無償貸付を受けて「止々呂美ふるさと自然館」の“野外活動緑地”として活用し、国に代わって管理することで合意に至りました。
(ダム負担金の清算は引き続き協議中です。)

  

  


 ダム事業用地は、まさに自然の宝庫であり、自然体験学習や環境学習、ミニキャンプや地元産品を活用したデイキャンプ、野外体験活動のフィールドとしての活用が期待できることから、これを「止々呂美ふるさと自然館」の一部に位置づけ、学校跡に設ける“本館”と一体的に運営しようと考えたもので、本館では地元の皆さんを講師とする各種講座の開催や地元産品の販売、野外活動や体験学習のレクチャーなどを行ない、“野外活動緑地”はその実践の場として、自然のど真ん中でさまざまな活動を展開する場にしたいと考えています。

 施設の運営には、指定管理者制度を採用し、専門的なノウハウをもつ企業やNPOなどの団体から“施設の具体的な活用方法”や“具体的な事業展開”の提案を受けて最もふさわしい事業者を選定したいと考えています。

 市としては、「止々呂美ふるさと自然館」の“本館(学校跡)”を拠点として、“野外活動緑地(ダム事業用地)”や“余野川の漁場”、“朝市会場”、“農地や果樹園”などの地域資源をうまく活用し、地域と連携してトータルコーディネートできる事業者で、かつ、止々呂美地域の魅力を広く全国に発信し、持続的に地域振興策を展開できる事業者の登場を期待しています。

 みどりまちづくり部では今後、急ピッチで設計作業を進めるとともに、来年春のオープンをめざして工事を進めます。また、指定管理者の選考については、施設を所管する地域創造部が中心となり、8月中に候補者を選考し、9月議会での議決をめざしています。

 止々呂美地域のまちづくりには、国土交通省(ダム)、大阪府(箕面森町・一級河川・道路)、ネクスコ西日本(新名神高速道路)など多くの関係者があり、庁内の関係部局も多岐にわたります。

 今回の「止々呂美ふるさと自然館」は、余野川ダムの中止で放置された広大なダム事業用地(の一部)と 学校の移転によって生まれた“空き施設”をつなぎ合わせ、止々呂美地域の積年の課題である「地域振興・活性化」を実現するために、庁内の関係者が特命チームを設置して知恵をしぼり、ようやくカタチになった施策で、国やネクスコ西日本の財政支援を得ることで、事業費約4億4千万円のうち、市が今年度予算で負担する一般財源は約7千5百万円に留めることができました。

 まだまだ“タマゴが生まれた”ところで、これからも越えなければならないハードルがたくさんあると思いますが、チームで力を合わせ、“タマゴをかえし”(施設オープン)、“ヒナを育てて”(千客万来!)、地域に根付くことを楽しみにしたいと思います。

 予定どおり進めば来年4月のオープンとなります。ご家族で、友だちどうしで、是非ご来場ください。

<p.s>
「みのおどっとネット」の「ナセバナル!週刊・倉田哲郎市長」のコーナーで倉田市長が「止々呂美ふるさと自然館」について語っています。【お聞きになるかたはこちら】


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