部長ブログ@箕面市役所

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下水道の日 「下水道いろいろコンクール」

2019年09月13日 | 上下水道局

皆さま、こんにちは。上下水道局長の小野啓輔です。

 

夏目漱石に、『二百十日』(にひゃくとおか)という小説があります。

明治の時代、二百十日頃の嵐に阿蘇登山を阻まれた男二人が主人公で、漱石独特のユーモアと、特権階級に対抗する気概が込められた小品です。

この小説の題名「二百十日」は、いわゆる「雑節」のひとつです。

季節を表す言葉として、立春や春分、夏至、冬至、大寒などの「二十四節気」がありますが、これはもともと中国で考案され、日本に導入されたものだったため、 梅雨や台風がある日本の気候とは、感覚が合わないものもありました。

 
そこで日本では、季節の移ろいをより適確に表せるよう、独自の季節区分を生み出しました。

それが「雑節」で、一般的に、 「節分、彼岸、社日、八十八夜、入梅、半夏生、土用、二百十日、二百二十日」の九つです。

食い意地の張った私などは、節分の巻き寿司、彼岸のだんご、半夏生のたこ、土用のうなぎ などが、すぐに思い浮かびます。

で、その「二百十日」は、立春(2月4日頃)から数えて210日目の日で、 毎年9月1日頃にあたります。

この頃は、稲が開花する重要な時期で、かつ経験的に台風が来て天候が荒れやすく、農作物に大きな影響を与えることが多い時期とされています。

また、その10日後の「二百二十日(にひゃくはつか)」も同様で、 旧暦8月1日の「八朔(はっさく=現在の8月30日頃)」と、「二百十日」、「二百二十日」は、農家の三大厄日と言われます。 

現在のように台風の予測ができなかった時代、人々はこれらの日を、「大雨や大風に備える特別な荒日」として恐れ、風を鎮める祭りを行って、収穫の無事を祈るようになりました。

また、漁師にとっても、海が荒れる風雨や波を警戒し、出漁できるかどうかとともに、生死にも関わる重要な日とされています。

昨年、関西国際空港をはじめ広範囲に甚大な被害をもたらした台風21号が上陸したのも、9月4日でした。

今年も、8月後半から9月にかけて、台風10号~15号による全国的な被害や、九州、東海地方等の記録的豪雨、千葉の建物損壊・長期停電などの災害が頻発し、箕面市でも随時、警戒態勢をとっています。

被害に遭われた皆さま、心からお見舞い申し上げます。

 

今日のテーマは、そんな二百二十日にちなんだ 「下水道の日」です。

 

 

●9月10日は、「下水道の日」

昔から天候が荒れやすい「二百二十日」頃に当たる9月10日を、国は「下水道の日」と定めました。

下水道の大きな役割の一つである「雨水の排除と浸水対策」を念頭に、台風に警戒する意味も込めて、この日が選ばれたそうで、下水道の役割や重要性などについて広くアピールする取り組みが、全国各地でなされています。

もともと「下水道の日」は、昭和36(1961)年に、諸外国に比べ著しく整備の遅れていた日本の下水道の全国的な普及を図るため、当時の建設省(現在の国土交通省)と厚生省(現在は環境省に所管変更)と 日本下水道協会が、9月10日を「全国下水道促進デー」として制定したのが始まりです。

その後、平成13(2001)年に、日本の近代下水道の基礎とされる「旧下水道法」の制定100周年を記念して、「下水道の日」に名称が変更されました。

今年で、通算第 59 回目を迎えています。

 

           【第59回 下水道の日 ポスター】
           

「全国下水道促進デー」が始まった約60年前、当時の下水道の全国普及率は、約6パーセント程度でした。

その後、計画的な整備が進められ、平成29(2017)年度末には、下水道を利用できる人口が初めて1億人を突破し、平成30(2018)年度末では、全国普及率が79.3パーセントとなり、箕面市の普及率は、比較的早期に、ほぼ100%を達成しています。

 

■下水道の日 過去のポスター

  【第51回 (2011年)】    【第53回 (2013年)】   【第55回 (2015年)】
      

 

箕面市の広報紙「もみじだより」 9月号でも、『9月10日は下水道の日』 を掲載しています。

下水道の正しい利用によって、生活排水や雨水を適切に排出し、私たちの生活に欠かせない「水」が、「川→浄水場→家庭→下水道→川」という 「健全な水の循環」によって守られていることをPRしています。

そして、よりよい水環境のために、
*トイレには、トイレットペーパー以外のものは流さない。
*灯油などの危険物は、下水道管に流さず、販売店で処分してもらう。
*自宅で洗車する際、洗剤をすすいだ水を側溝に流すと、川や海の水質汚染や悪臭の原因と なるので、
  洗車は、排水設備の整ったガソリンスタンドや洗車場を利用しよう。 と呼びかけています。

下水道の適切な利用について、詳しくは、市のホームページ「下水道室からのお願い」、または、以前のブログ「下水道を 末永く 使うために」 をご参照ください。 

「健全な水の循環」については、これまで 「水への想い」「森は海の恋人」「森は海の恋人 続編」など、私のブログでも何度か取り上げてきました。

水環境・水の循環を守るためにも、下水道の適切な利用について、皆さまのご理解・ご協力を賜りますようお願い申し上げます。

 

■水の循環イメージ図 (箕面市の小学校副教材『わたしたちのまち箕面』から)

 

 

●「下水道いろいろコンクール」募集中です。

公益社団法人日本下水道協会などでは、9月10日の「下水道の日」にちなみ、下水道に興味を持っていただき、理解を深めていただくことを目的に、「下水道いろいろコンクール」として、絵画・ポスター、作文、書道、新聞、標語を募集しています。

対象は、全国の小中学生や一般の方で、 日常の生活の中で下水道に関するいろいろな事柄について、自由に発想・表現した作品が続々と応募されています。

応募の締め切りは、令和元(2019)年10月31日(木曜日)で、当日消印有効です。

主 催:公益社団法人日本下水道協会、株式会社日本水道新聞社(日本下水道新聞)
後 援:国土交通省、環境省 協 賛:毎日新聞社、少年朝日ジャーナル、全国新聞教育研究協議会
入賞者の発表:令和2 (2020) 年3月下旬予定

作品を応募する際は、「応募票」などの添付も必要です。
必ず、日本下水道協会のホームページ 「第59回下水道の日 下水道いろいろコンクール」をご確認ください。

 

             



具体的には、次の5部門が設定されています。

 

<1> 絵画・ポスター部門

■応募資格
・小学校1~3年生(低学年の部)、4~6年生(小学校高学年の部)、中学生
■応募規定
・画用紙のサイズ:B4(257mm×364mm)~A2(420mm×594mm)以内、8つ切《271mm×391mm》、4つ切《382mm×542mm》可
■画材
・特に問いません
■その他
・ポスターとして応募する場合は、「9月10日下水道の日」以外の文字は入れないでください。また、絵画の場合は、文字を入れないでください。

 

<2> 書道部門

■応募資格
・小学校1~3年生(低学年の部)、4~6年生(小学校高学年の部)、中学生
■応募規定
【用紙】
・半紙(333mm×242mm程度)。書道教室や小学校で使用する一般的な用紙
【文字】
・小学校低学年の部(1~3年生):『下水どう』
・小学校高学年の部(4~6年生):『下水道の役割』
・中学生の部:『下水道と環境』
■その他
・楷書、行書に限ります。
・各課題文字の書き方は、実施要領の「配列」をご参照ください。
・作品中の左端に学年、氏名を墨書きしてください(学校名は記載不要です)。 
・台紙は付けないでください。

 

 

<3> 作文部門

■応募資格
・小学校1~3年生(低学年の部)、4~6年生(小学校高学年の部)、中学生
■応募規定
【用紙】
・400字詰め原稿用紙
【文字数】
・小学校低学年の部(1~3年生):2~3枚程度
・小学校高学年の部(4~6年生):3~4枚程度
・中学生の部:4~5枚程度
■その他
・作品は自筆(鉛筆書き)のものを提出してください。
・作品には必ずタイトルを入れ、学校名、学年、氏名を明記してください。

 

<4> 標語部門

■応募資格
・制限なし(どなたでもご応募いただけます)
■応募規定
【用紙】
・官製ハガキもしくはハガキ大の用紙
■その他
・用紙1枚につき作品1点を記入ください。
・所定の応募票がございますので、そちらを貼り付けていただいても構いません。
・お1人様何点でもご応募いただけます.。複数応募される場合は、用紙をまとめて
・お送りいただいて構いません。

 

なお、標語の優秀作品は、次年度の「下水道推進標語」として、下水道の日のポスターなどに活用されます。

 

  【第56回 (2016年)】   【第57回 (2017年)】   【第58回 (2018年)】  
      



<5> 新聞部門

■応募資格
・小学生、中学生
※個人応募でもグループ応募でも可
■応募規定
【用紙】
・B4判(257mm×364mm)、A3判(297mm×420mm)~模造紙大(788mm×1091mm)以内。
※用紙は片面のみを使用してください。
■その他
・新聞形式(日付、号数)で編集、制作してください。

 

以上5部門とも、昨年の優秀作品や応募状況は、日本下水道協会のホームページ「第58回下水道いろいろコンクール」をご覧ください。

 

●縁の下の力持ち「下水道」

 

下水道管は、ほとんど道路の下などの地下に埋まっています。

道にあるマンホールも、普段は車のタイヤや人の足で、無意識に踏まれています。

さらには、箕面市内には「下水処理場」もありません。

箕面市内で使われた下水は、下水道管や中継ポンプ場を通って、豊中市にある「原田水みらいセンター」と、 茨木市にある「中央水みらいセンター」と、池田市内にある「池田市下水処理場」で処理しています。

このように下水道は、普段は皆さまの目に触れることが、ほとんどありません。

でも下水道は、見えないところで、私たちの安全・安心・快適な生活を支え、欠くことのできない都市の基盤施設、ライフラインとして、 次の3つの重要な役割を担っています。

(1)浸水被害の解消

降った雨をすばやく排除して、台風や大雨などの浸水から、まちを守ります。  


(2)生活環境の改善、公衆衛生の向上

トイレ、洗濯、炊事、風呂などの生活汚水を処理し、悪臭やハエ、蚊などの害虫や、汚れたどぶなどの発生を防ぎ、まちを清潔に保ちます。
トイレがすべて水洗化され、清潔で快適な生活環境を確保できます。 


(3)公共用水域の水質の保全

家庭や工場から排出される汚水をきれいにして、川や海にもどし、水質汚染を防ぎ、身近な環境と水の循環を守ります。

 

下水道は、普段、あまり注目されることなく、日々着々と役割を果たしています。

まさに、縁の下の力持ちです。

「下水道の日」を機会に、下水道の役割や正しい使い方について、市民の皆さまのご理解と関心を深めていただけたら幸いです。

 

これからも、安全・快適・強靱な下水道を適切に利用し、 箕面市の宝である「きれいな水」と「水の循環」を、ぜひ未来にも、つなげていきましょう。


 

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