部長ブログ@箕面市役所

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大阪府北部地震による断水

2018年07月03日 | 上下水道局

皆さま、こんにちは。
上下水道局長の小野啓輔です。

6月18日(月曜日) 朝7時58分に発生した大阪府北部地震は、
高槻市・枚方市・茨木市・箕面市などで震度6弱を観測し、
各地に多大な被害をもたらしました。

大阪府内の近隣他市では、尊い命が失われました。
とても痛ましく、心からご冥福をお祈りいたします。

また、箕面市内でも、けがをされた方々、
今もなお「避難指示」等が続いているご家庭、
営業休止を余儀なくされた店舗、
建物・塀などが壊れたままのご家庭もあります。
私の箕面市内の友人宅は、1階の食器棚の開き戸が地震で全開し、
中にあった食器がすべて床に落ち、割れて散乱し、
後片付けがたいへんだったと話していました。

被害に遭われた皆さまに、謹んでお見舞いを申し上げます。

地震に関する箕面市の最新情報は、こちら
 

上下水道局でいえば、
発災直後の2日間は、地震によって発生する断水と濁り水対策に、
職員一同、フル回転で取り組みました。

それでも、結果として、濁り水は市内各地で発生しました。
また、箕面市の水道施設では、発災直後に、
外院3丁目と彩都粟生南で、地震による水道管からの漏水が発生し、
緊急に修繕を行い、午後3時頃には修繕が完了しました。

【地震による箕面市外院3丁目の漏水】



一方、この間に、大阪広域水道企業団の水道施設が府内各地で被災し、
箕面市を含む北摂地域への送水が一部停止されるという
緊急事態が進行しました。
その結果、小野原全域と粟生新家・今宮・西宿の一部エリアで
6月18日午後9時から翌日19日午前11時頃まで、
断水が発生し、午後4時頃まで、濁り水が続きました。

たいへんなご不便をおかけいたしました皆さまに、
深くお詫び申し上げます。

今後、今回の経験を踏まえて対策を検証し、将来に向けてさらに改善し、
より安心な防災対策を進めていくことが重要です。
そのため、今回の断水の状況や対策の取り組みを、
できるだけ振り返って、記録しておきます。

【応急給水拠点の様子】


●地震による断水の原因

箕面市の水道は、全体の12.9%が、箕面川と半町の井戸から取水し、
箕面市内の浄水場で浄水し、各ご家庭に配水しています。
また、全体の87.1%が、大阪広域水道企業団(以下、「企業団」)から
浄水を送ってもらって(つまり購入して)、各ご家庭に配水しています。
この企業団からの水が箕面市内に入ってくる入り口(「分岐」と言います)が、
6か所あります。
具体的には、桜ヶ丘分岐、芝分岐、西宿分岐、新家分岐、川合分岐、
そして豊能町にある余野分岐の6か所です。

そのうちの3か所の分岐(新家分岐、川合分岐、余野分岐)の水が、
地震による企業団の水道管(送水管)の破損により、止まりました。

ちなみに、今回の地震によって大きく被災した大阪府内の
企業団の水道施設は、
幹線送水管が6か所、付属施設が7か所あったそうです。
そのうち、箕面市に影響した送水管は、
昭和38(1963)年に布設された900㎜の幹線(4拡北部幹線)で、
6月18日(月曜日) の発災直後に高槻市内で大きく破損し、午前8時頃から
箕面市を含む北大阪9市町(茨木市、高槻市、島本町、箕面市、吹田市、
豊中市、豊能町、能勢町、枚方市)への送水が停止されました。


●地震による断水対策の取り組み

普段、分岐から入ってきた水は、
さらに箕面市内の各地域で「配水池」という池に貯めています。
この配水池は、通常の水使用量で概ね「半日分」程度の水を
貯めることが出来ます。
しかし今回、企業団からの水が地震で止まったため、 
配水池の水が減り続け、半日後には池が空っぽになり、
断水が発生することになります。

具体的には、
新家分岐からは、「小野原配水池」と「青松園配水池」へ水を送っています。
この水が止まると、影響を受けるのは、
「小野原と、粟生新家・今宮・西宿の一部」及び
「外院、石丸、粟生外院、粟生間谷西と、白島・粟生新家の一部」のエリアです。

川合分岐からは、彩都の3配水池へ水を送っています。
この水が止まると、影響を受けるのは、「彩都と粟生間谷東」のエリアです。

余野分岐からは、止々呂美と森町配水池へ水を送っています。
この水が止まると、影響を受けるのは、「止々呂美と森町」のエリアです。

この緊急事態を受けて、箕面市は2つの対策を実施しました。


(1)可能な限り、断水を回避

配水池の水が空っぽになる前に、なんとか他の地域の配水池から
水を回せないかを検討し、
坊島受水場から青松園配水池に水を送ることが出来ました。
この結果、青松園配水池につながる
「外院、石丸、粟生外院、粟生間谷西と、白島・粟生新家の一部」エリアの
断水を防ぐことが出来ました。

また、青松園配水池から、さらに彩都地域にも水を逆方向で送ることで、
「彩都粟生南と粟生間谷東の一部」エリアも、断水を防ぐことが出来ました。
(ただし普段と逆方向に水を送ったために、最初は濁り水が発生しました。)


(2)応急給水拠点の設置

しかしながら、その他の配水池へは水を送る別ルートが無く、
結果的に、「小野原と、粟生新家・今宮・西宿の一部」、
「止々呂美と森町」、「彩都と粟生間谷東の一部」の3エリアは、
断水となる可能性が残りました。
そこで、この地域を重点に、「応急給水拠点」を設置しました。

 
【今回設置した応急給水拠点】

  とどろみの森学園、上止々呂美自治会館、下止々呂美自治会館
  彩都の丘学園、彩都やまもも公園、彩都みはらし公園
  豊川北小学校、東小学校、萱野東小学校、豊川南小学校
  やなぎぶち公園、小野原住宅集会所、今宮自治会館、春日神社駐車場、
  小野原自治会館、小野原多世代地域交流センター、かやの広場南道路
  (上止々呂美・下止々呂美の各自治会館では、水ペットボトル配布方式)

この応急給水拠点の設置・運営に当たっては、
日本水道協会を通じて、多くの市町村から、たくさんの職員さんが
それぞれ自前の給水車で給水支援に駆けつけてくださいました。
給水車を派遣してくださった自治体(18団体、2日間で延べ31台)を、
感謝を込めて記録しておきます(順不同です)。

  大阪府内:豊中市、岸和田市、泉大津市、泉南市、熊取町、
          富田林市、藤井寺市、河内長野市、泉佐野市、
          阪南市、貝塚市、高石市、大阪狭山市
  兵庫県内:神戸市(2台)、西宮市、尼崎市、伊丹市、阪神水道企業団

また、自衛隊も深夜も含めて2日間にわたり、
給水車による応急給水拠点での給水活動を継続してくださいました。
皆さま、ご支援ほんとうにありがとうございました。

 

さらに、市民の皆さまが節水に努めていただいたことと、
その後、川合分岐と余野分岐の送水が復活出来たため、
「止々呂美と森町」及び「彩都と粟生間谷東の一部」エリアは、
結果として、断水を防ぐことが出来ました。

一方、「小野原と、粟生新家、今宮、西宿の一部」エリアは、
配水に必要な水量も1日に約6,000立法メートルと大量なこともあり、
18日(月曜日)の午後9時頃から断水が始まり、翌19日の午前11時頃まで、
8,617世帯、19,468人の皆さまに、断水のご不便をおかけいたしました。
また、水道開通後も、濁り水が午後4時頃まで続きましたが、
ここも、市民の皆さまが、
水道開通後も無駄な水使用を控えて節水に努めていただいたため、
再度の断水を招くことなく、無事に復旧することができました。

以上が、今回の地震による断水の状況です。


このように地震による断水は、収束しましたが、
今回の経験を踏まえて、将来に向けた様々な課題を総括中です。

先日の日曜日には、また震度2の余震がありました。
今日現在もまだ、被災された皆さまは、苦しい生活が続いています。
箕面市災害対策本部も、対策を継続中です。
日常業務、今現在の災害対策、水道施設の耐震化対策、
そして、次の災害を想定した防災対策の向上に、
これからも真剣に取り組んでまいります。

どうか市民の皆さまも、
災害に備えて、各ご家庭で日頃の準備をお願いします。
特に、3日分の水の備蓄を、ぜひともお願い申し上げます。

「防災~今すぐ始める家庭の備え」は、こちら。



箕面市ふるさと納税の利用を市民のみなさまに呼びかけるため、2018年7月31日(火曜日)までの間「えっ、箕面市民も寄付できるの?箕面市ふるさと納税!」を統一キャンペーンとして展開します。

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