部長ブログ@箕面市役所

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学校の給食

2011年07月26日 | 子ども未来創造局

全国では81.6% 大阪府は7.7% 箕面市は14.3%
この数字は中学校給食の実施率です。

あれ、箕面市の中学校も給食やってるの?
はい、小中一貫校である「とどろみの森学園」では中学生も給食を食べていますので、14.3%はその数字です。
(この数値は平成21年5月現在ですので、平成23年4月開校の小中一貫校「彩都の丘学園」はカウントされていません。現在なら25.0%となります)

この7.7%(全国最低)を何とかしなくっちゃ、ということで大阪府では給食を実施する自治体に補助をすることになりました。
今まで給食を実施していないのは、もちろん自治体によっていろんな要因がありますが、その一つに財政的な事情もあります。
ということもあり、箕面市でも府の補助制度を活用して中学校給食の実施に向け検討を進めているところです。

検討にあたっていろいろ勉強をしています、既に中学校給食に長い歴史をもっている自治体や、最近になって始めた学校、民間の給食施設で学校給食をつくっている市など給食といってもその考え方や実施方法もまちまちです。

各地、各校の給食の一例です。

給食について考えれば考えるほど人間の体の成長や健康、生命のこと、それを賄ってくれる食物、その元となる農業のこと、ひいては資源や環境のことまで、またそれらを学校で教える食育の広がりと奥の深さ、これは正に真剣に取り組むべき重要なテーマだと改めて認識したところです。

そのような中、学校給食の発祥の地となった私立忠愛学校なるものが少し気になります。どのような状況の中で給食が始まったのか?

明治5年に学制(学校制度の法律)が発布され、これ以降、全国で学校の設立が進みました。箕面村でも2年後の明治7年に今の箕面小学校が設立されています。

山形県鶴岡市、むかし鶴岡城があった辺りが今は鶴岡公園となっていますが、この近くに大督寺があります。この寺の本堂の一部を利用し鶴岡の寺院が各宗派を超えて共同で明治22年に私立忠愛学校を開設しました。ところが当時の就学率は50%にも満たず、弁当を持ってこられない子どもも多かったため,無償でおにぎりなどの簡単な昼食を支給した。これがわが国における学校給食の始まりとされています。

ここまで判ると生来の性分、いざ聖地巡礼とばかり現地へ突撃。既に学校は廃校になっていたことは知ってはいたものの、「学校給食発祥の地」と書かれた石碑と由来が刻まれた副碑が境内の中にたたずむのみ。聖地で何かを感じられないか、との安直な期待は叶いませんでした。

この地で子どもたちが学校から出されたおにぎりをほおばる。そんなことを想像しているとこちらもお腹が。そうだ、この発祥の地でおにぎりを食べよう。
あまりハイカラなレストランではなく、街の庶民的な食堂を探して町中をウロウロ、でも大阪と違って食堂ってあんまりないんです。

ようやく探した一軒のお店の暖簾をくぐり
「おにぎりと漬け物ください」
「あの・・???」
と言って若い店員さんは貼ってあるメニューの方に視線をやります。
そらそうですね、店へ入るなり何を言い出すのか。
そこで学校給食発祥の地へ来て当時の給食を感じとりたいので、と説明しメニューにはないかもしれないが、とお願いしたところ、奥から店主らしい人が顔を出してくれたので
「こんにちは、マスターですか」
しまった、なんて場違いな言い方をしたのか、店主は何とも頑固そうなおじさん(おじいさん?)なのに。

「んだ、あるじでがんす」
「がんす?」
どっかで聞いたことがあるな、そうだ映画「武士の一分」はここ鶴岡が舞台でした。笹野高史さん演じる徳平さんの台詞も「○○がんす。」が多く、何か暖かみを感じる魅力のある言葉だと思い出しました。
そう思うとこのおじさんも徳平さんとかぶって見えてきます。

おじさんも了解してくれ、待つことしばし。真っ白いおにぎりが3つ。
「でこずけとおずけも」
「???」
なんとバリバリの方言をしゃべるおじさんか、若い店員さんに助けを求めると
「漬け物とみそ汁もどうぞ」なるほど
そんじゃ遠慮なくいただきます。

手づかみで一口ほおばります。
「うっうっうっ うまあ~~い」何、このおにぎり。
やはり米どころの米が違うのか、ふっくらモチモチ、何よりのご馳走です。
貧困に対応して始まった給食、それを感じるために普通の定食は頼まずにおにぎりを頼んだのにこんなおいしいおにぎりはファールです。

「さすがは米どころですね、これは『ササニシキ』か『つや姫』ですか?」
「んね、へぇぬきだ、ちょべっとおべっだふりだべ」
「いいえ違います『はえぬき』です、ちょっと知ったかぶりですね」と店員さん。
しまった聞くんじゃなかった。

「でもこんなおいしいおにぎりは大阪で食べたことがありません。さすが米どころ」
「とっげさからごでぎなことで、※☆△■*※☆△■*でがんす」
「遠くからご苦労様なことです。それから・・・」
店員さんは少し口ごもったのですが
「米の善し悪しもあるかもしれませんが、塩を手にメシつぶを握るだけという簡単な料理ほどごまかしはききません。おにぎりは料理人としては一番難しい料理です。」

う~~ん
徳平さん、いろいろありがとうございました。
このお店に来て本当に良かったです。
お腹も心も満腹になりました。そしてここが私の聖地になりました。

箕面市の小学校の給食は昭和22年に箕面小学校で始まりました。当時は学校毎に給食の導入が進められましたので、一番最後の実施校は昭和41年になってからでした。
それから45年、小学校の給食で培ってきたものに、各地で取り組まれている秀でた取り組み、それに徳平さんのような食べ物に対する真剣で暖かな心構え、これらを加味しながら中学校の給食を検討していきたいと思います。

 

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